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好きなことで生きていく?【17時のお風呂場】

好きなことを仕事にできたら、それはそれは幸せなんだろうなと、「好きなことで生きている人」を見る度に思っていた。

私はまだ高校生なので、これまでにやってきた仕事といえばどれもアルバイトなのだが、仕事そのものは割とちゃんとこなせても心身ともに疲れてしまって、これを毎日死ぬまで続けられる自信がないな...私は社会人になれないかもしれない...と思い悩む。だから私の中で仕事=しんどいものだし、きっと社会の中でそう捉えている人は少なくないのではないかと思っていて、週に5日働いていた時期なんかは週休2日がどれだけ嬉しかったか。

もしも仕事が好きなことならば、多少のしんどさはやっていける気がするというか、例えば旅行から帰ってきた後の疲れなんかは受け入れられるように、疲れたけど楽しかった〜!と思えるのはものすごく幸せなことだと思うのだ。



ああ、「思う」というワードが一気にたくさん出てきてしまった。ゲシュタルト崩壊?



「好きなことで、生きていく」はYouTubeの広告のキャッチフレーズだった。YouTuberはまさにそれを体現している職業なのだろう。楽しんで企画をしている姿を届けることで、ファンがついて、仕事になる。楽しそうに見えなければファンはすぐにそれを見抜くし、本当に、YouTubeに投稿してるのが自分たちの好きなことなんだよ!のテンションでやらなければ見る人は減っていってしまう。

それこそ私が週5日働いていた時の上司が、「YouTuberって楽に稼げていいよな〜俺もなりたいわ笑」などとLINEを送ってきていた。私はYouTuberではないので実際楽なのかそうでないのかは知らないが、好きなことを仕事にしているように見えるのは、きっと多くの人にとって羨ましいものなのだろう。好きなことが仕事ってことはつまり、楽なんでしょ?と捉えている場合は特に、羨ましく感じられるのだと思う。


ここからは、あくまで私のガチガチに固められた偏見が詰まった意見になるが、「好きなことを仕事にしている=楽」というのはあながち間違ってはいないものの、当たってはいない。

嫌なこと・しんどいことを毎日続けなければいけないという面では、好きなことを仕事にしている方が楽なのだろう。しかし、好きなことを仕事にしている人というのは、何か別のものを犠牲にしている場合も少なくない。

例えばYouTuberなら、生活を犠牲にしている人が多い印象だ。顔や名前や声がバレていて、言動を誤ればアンチが集まり、知名度が上がると街中でゆっくり過ごすことも難しい。飽きられてしまえば一気に収入が変化し、安定しない生活を送らなければならない。SNSを開くと良くも悪くもたくさんのメッセージが届いていて、顔も知らない他人にとんでもない悪口を書き込まれていたり。

ただ、その分、大きなお金を手にしていることも事実としてある。芸能人やスポーツ選手だってそうだ。活躍できる時間が短いかもしれないという可能性があるから、一気に大金を手にする。



私は、幸せは平等に分配されると信じている。誰しもが「100の幸せ」を生まれてから死ぬまでに与えられるとしたら、一年に1ずつ与えられる人生と、一ヶ月で80与えられる人生とがあるのだと思う。どっちが良いかは自分で決められたらいいけど、それも意外と難しくてね...。

ただ、何を楽と捉えるか次第であって、そっちの方向に流れていくことは可能であろう。短く太く生きるのだって、長く細く生きるのだって、どちらも人生だ。もちろん、長く太く生きていけたらそれが一番いい。

私は、短くてもいいから、濃く太く、「好きなこと」で生きていきたい。何かを犠牲にしても、そっちの方が私にとっては幸せな気がするからだ。安定しない生活を送ることになるかもしれないけど、それでも笑って、好きなことを仕事にしてみたい。

将来どんな職についているのか、18にもなって全く不透明な私だが、どうにか生きていくために何かをやるのだと思う。焦っても仕方がないから、とりあえず今は目の前にあることから、大切に。




おわり


あとがき
今日のは、ちょっと読みくい文章だったな〜と自分でも思います。

これからの進路についてどうするか、というのは常々悩んでることなので、今の思いと絡めて書いてみました。Twitterで、「好きなことを仕事にするってのは生活を切り売りするってことだよ、本当にやりたい?」的なツイート(全然違うかも)を見かけたのが、このテーマで書いたきっかけです。

文の途中にもありますが、私は、幸せは平等に分配されるものに違いないと思っています。というか、そう思いたい。

あいつってさ、顔も良くて性格も良くて勉強も運動も得意でおしゃれで友だちが多くてお金持ちらしいねん、不平等すぎひん?なんてことを、一見パーフェクトな友人に対して思っていた学生時代の記憶が皆さんにはありますでしょうか。
それはあくまで例ですけど、なんであの人はこんなに恵まれてるのに、私は...って思いを持ったことがある方は結構いるのではないかなと思います。ですが、その一見パーフェクトに思える人にも何かしら辛い部分があります、間違いなく。今うまくいっていても後から失敗したりね。

みんなそれぞれ何か抱えているし、いつかは何か抱えることになります。不幸なのは「私」だけではないし、「私」だって別に不幸ではないです。
きっと、みんな平等に不幸で、平等に幸せなんです。知らんけど。



ここまで読んでいただきありがとうございました。


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