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羽ノ砂𓂃 ࣪˖ ִֶָ𐀔と_詩

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羽ノ砂𓂃 ࣪˖ ִֶָ𐀔と詩でございます。 私の詩作の中にある、スキやコメント、共有, 等 してくださると、とても嬉しいです。 応援よろしくお願いいたします🙂‍↕️🙂‍↕️
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2023年11月の記事一覧

ᰔᩚ詩_ / 血は星なる吸血

いのちなる赤い星の光は消え去り。

私の感情をも飢えさせる。

血 、  血   、 血

彼女の愛なるその吸血物語は、完結し

私を遠ざける事も辞め、赤心を胸に得た。

血飛沫をあげ、目を痛めたその先に

無数の星々の輝く存在をもう一度知った、

夢のあと。

過去も未来も星座も超えるから、

輝くことをやめない星に牙を向けずに

夢見る愚者のカードを持って

永遠に私達を離さないでいて。

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ᰔᩚ詩_ / 激しく小さい

激しく流れるからだ中の愛よ
小さくまとまらないでおくれ

冷え切ったこの部屋に

いまだに残るファンタジー

ボールペンでは表せない、あなたのいろ

重要だと思っていたものは

やがて

この部屋にはひとつも残らない

だから 小さくまとまらないで

小さくまとまらないでいて

ᰔᩚ詩_ / sanctuary

ため息とやかんが共に上を向いたその日。

女は、自分が女であることを

インスタントコーヒーを優しく、

かき混ぜながら、とても愛おしく感じていた。

情熱と冬虫舞い飛ぶ

気管が冷たい空気に怯える中

喉にいつか流し込んでみたい、

一杯3000円の珈琲。

今も きっと明日も その翌年も

愛おしい気持ちを持ったまま

願い続ける事でしょう。

その味を知る日まで、この風と隠れ家となる。

ᰔᩚ詩_ / あと3日と36センチのさようなら

彼らは私を恐れているみたい

何度も悲しい悪夢を見る。

でもそれは現実

我慢を超えた私の胸の中心に

小さな空洞が出来上がってしまってた。

陽の光に輝く私の産毛は、

まるでハリネズミの様だった。

鉄分を摂取しながら

あと3日と36センチ

還るためのシャトルの到着を待った。

あの世界に対して思い残す事が

あるとすれば、私は

オリオン座に会ってみたかった。

それだけ、それは本心、

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ᰔᩚ詩_ / 不思議な旅人

涙の海に住む美しい彼女

その姿を眺める事しかできない旅人の僕

互いを知らないフリする心地よさと

頷き合う日々、とても空いた仕組みかな

遂に近づいてしまった旅人

旅人の口から出てくる不思議な綿毛が
彼女の目に根付きたんぽぽとなった

彼女から流れる涙はとても心地よく

ああ 混沌とした眩しいわたしたちを

お許しください お許しください

ᰔᩚ詩_ / 宇宙直結マッチョリン

ねえ 

ワタシの心中なるマッチョリン

時々落ち込んじゃうけれど

祈りを込めて言わせてね

マッチョリン マッチョリン

宇宙まで連れてってくださらない?

マッチョリン

此処には居場所がないのよワタシ。

大きなお団子リボンを付けた

マッチョリン

涙を堪えた今とは訣別したいのワタシ。

マッチョリン  マッチョリン

どうかよろしく  7色銀河まで