ᰔᩚ詩_ / sanctuary


ため息とやかんが共に上を向いたその日。

女は、自分が女であることを

インスタントコーヒーを優しく、

かき混ぜながら、とても愛おしく感じていた。


情熱と冬虫舞い飛ぶ

気管が冷たい空気に怯える中

喉にいつか流し込んでみたい、

一杯3000円の珈琲。

今も きっと明日も その翌年も

愛おしい気持ちを持ったまま

願い続ける事でしょう。

その味を知る日まで、この風と隠れ家となる。

ぜひ、よろしければサポート頂ければ幸いです🎀 頂いたサポートは私の活動に使わせていただきます。ᰔᩚ