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彩音のプレイリスト

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思い出の音楽、心動かされた音楽、好きだと思った音楽たちを聴いて、考えたことです。
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好きだった歌が響かなくなったな。

好きだった歌が響かなくなったな。

何を書こうかな〜と思っていたら長い時間が経ってしまいました。書いていない間にももちろんライブに行っていたし、多分泣いていたし、すごく笑っていた気がします。

時系列的にはここから。
2023年2月1日
ハルカミライ日本武道館単独公演

"まっすぐ"という言葉が1番似合うライブでした。このバンドとの思い出はもう溢れすぎるくらい沢山あって、どんな曲を聴いてもいろんな気持ちを思い出してしまうんだけど、こ

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20210710

本当だったら今日は京都大作戦の予定でした。大好きなHERO COMPLEXを観るために。ヒーローはナインスに入る時、「かっこいいバンドになって京都大作戦に出たい」、と言ったそう。私も高校生の頃から京都大作戦に行くことがひとつの夢だった。そんな奇跡が今年重なる予定だった。

私は好きなバンドの夢が叶う瞬間を観ることが好きだ。自分の夢は好きなバンドの夢だと思う時もあるくらい。たくさんの夢が叶う瞬間を見

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光れ

光れ

KOTORIのジャズマスターを聴きながら書いています。横ティンやマナブさんが更新した時くらいしかアプリを開かないのですが、開くたびに通知がいくつか来ていて嬉しくもあり、ちょっとだけ恥ずかしくもなります。そんな通知の所から昔自分が書いた文章を読むと少し救われたりもします。不思議だ。

最近はというと、KOTORIのリリースとツアーの発表にドキドキしながら列伝を観に行ったり、衝動的にFOMAREを観た

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音楽という名のタイムマシン

音楽という名のタイムマシン

タイムマシンがあったら未来よりも過去へ行きたい。未来へ行こうとは全く思わない理由はきっと少しだけいつも絶望していると思うから。

昨日の夜はタイムマシンに乗った気持ちだった。いろんな時を自由に行き来した。アイビーと出会った15歳の頃、テレンと出会った16歳の冬フェス、ポリープによる活休、きっともう会わない父のこと、20歳になり鬱病の診断書を出された日、そんな日でも握りしめたチケットと向かった場所に

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かわる

かわる

2020年10月17日 
KOTORI 「東京」
日比谷野外音楽堂

KOTORIの生音を聴いていると、高校へ行く駅からの道を思い出す。そこにある金木犀の匂いも一緒に。

だけども、この日思い出すことはなかった。コトリと居る今をずっと想っていた。変わっていく寂しさだったり、変わらない口下手を愛おしく思ったり、全部まとめて今この瞬間を見つめていた。初めてコトリを観た日に居たさよならポエジーは歩みを止

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続くという事

続くという事

高速バスの中。KOTORIの日比谷野外音楽堂ワンマンライブ「東京」を見届けるべく、揺られている。

KOTORIと出会ったのは17歳の夏。もう5年も前のこと。全国流通した日、初めて名古屋に来てくれた日。KOTORIの音楽をずっと聴いていたくてゆっくり歩いた駅から高校までの道。その道中の金木犀。就活の頃みんな遠くへ行くんだなと思いながらトーキョーナイトダイブを聴いたあの日の気温や空気や温度。成人式や

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少しだけいつも死にたい

少しだけいつも死にたい

少しだけ少しだけ いつも死にたいのは
悲しいから悲しいから とても真面な事だ

アルバイトを辞めた。

誤魔化さずに言うと、過呼吸になって、立っていることも笑うことも出来なくなって、行けなくなった。

その少し前にギャルソンでベルトを買った。

そのベルトで首を吊らないこと、が目標になったとき絶望した。死なない程度に事故に遭うことや、駅で倒れること、それらを考えることが普通でないことを知った時も、

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生

Apple Musicのプレイリストを公開してみようと思う。

「生」生きる、でもいいし、生まれる、でもいいし、生活、でもいい。私はそういう類の歌がとにかく好きなのだ。

数曲紹介していきます。

誰かの答えになればいい/マイアミパーティ生きるってことはきっと
明日見る君の姿に安心しては
また会える日まで想いを馳せることなんだろう

難しいことを言ってるけども、なるほどなあ、と思う。明日に希望を持

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家族が苦手な21歳の私へ

家族が苦手な21歳の私へ

私は家族が苦手だ。

嫌いとかじゃなくて、苦手なんだと思う。窮屈になる。家族にすら迷惑をかけたくないと思う。

帰るたびに現金を渡してくれることが有り難くもあり、人から貰ったお金というだけで使いづらくなる。実家から帰る時は何時になろうとも往復1時間半の道を車で送ってくれる。定期的に送ってくれる気遣うラインには思ったように返せなくてもう送ってこないで欲しいとすら思う。

実家と呼んでいる場所は20年

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雨の日々を歩く

雨の日々を歩く

雨の日をたのしく、雨という言葉が出てくる歌ってなんだろう、と考えた。

優しい言葉の雨に濡れて
傷は洗ったって傷のまま

BUMP OF CHICKENのHAPPY

HAPPYというタイトルなのに、あまり幸せそうではないこの歌。

少年はまだ生きていて 命の値段を測っている
色々どうにか受け止めて 落書きのような夢をみる

少女はまだ生きていて 本当の事だけ探している
笑う事よりも大切な 誰かの

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騒がしい世界で生きる今

ライブに行きたい。ライブハウスに行きたい。ライブをしたい。同じ方向を向いているはずなのに、同じやり方で進めないことがもどかしくてたまらない。

ircleに映る世界が、ライブハウスの人が見ている未来が、音楽好きが描いている景色が、私が願う瞬間が、全て同じには思えないけど、きっとまたあの場所で大きな音鳴らして、拳を上げて、声を出して、涙を流して、お酒を持って、笑いたいと思っているだけの、単純な事だと

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夏のまほろ

夏のまほろ

"昔に戻れたらどうする?"

私には戻りたい日々がある。20歳になる年の夏だ。家族の仲は悪くて家にいないようにすることが多かったけど、その分友達や先生やすきなひとに助けられ、音楽に支えられていた。そしてなにより、アルバイトや授業などを一生懸命頑張ることで色々から目を伏せ、逃げ続けていた。一生懸命頑張ることがすごく楽しくて、そんな自分が好きだった。

今はどうだろう?

なんとなく毎日を過ごし、お金

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8畳1K

8畳1K

私は家が好きだ。正社員としてちゃんと働いていたころ半年だけ住んでたマンションも好きだったし、田んぼだらけの中ぽつんとあった実家の一軒家も今考えると好きだった。

今住んでいる家は8畳1K。家賃の安さで選んだようなもの。築年数は私と同じくらいでなんだか親近感。隣人の宅飲みと電話の笑い声に悩まされるくらいには壁が薄い。駅から10分でちょっと遠い。料理をするわりにキッチンは一口コンロで狭すぎる。スニーカ

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