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漫画感想BAN 第十四回 第一章「第1121話 時代のうねり」

はじめに

 今回も宜しくお願いします。
 今週で連載27周年のONEPIECE。おめでとうございます。
 今回は過去一で激ヤバな内容でしたね。僕個人の主観で想ったことを感じて貰えたら、嬉しいです。
 前回の続きはこちらとなっております。


第一章 ONEPIECE 第1121話「時代のうねり」感想戦

第一節 決着

 巨兵海賊団に襲い掛かるサターン聖。何処までも、虫ケラとほざいていたボニーに襲い掛かります。この時点で再び、ニカモードに戻り、戦闘を再開しますが、ルフィは彼女に全てを託します。

 その結果、ボニーは我慢の限界を迎え、襲い掛かるサターン聖に対し、これまでの思いをぶちまけ、その全てを拳に乗せていきます。
 ボニーの回想の中で存在しない記憶も出て来るのですが、何だか、胸が締め付けられました。12歳が経験するには、余りにも重く、残酷過ぎる過去。
 母を亡くし、父の悲劇を知った後、彼女が知ったのは、真実の愛。ようやく、自身が愛されていることを知った彼女は生きることを決め、全ての元凶であるサターン聖に本当のパンチこと、解放のニカパンチをルフィと共にお見舞いします。

 その結果、不死身と思われていたサターン聖の肉体は崩壊したのですが、戦闘不能になったように見えるのですが、果たして、結果や如何に?
 不死身で倒す術がないと思われていたサターン聖がまさかの撃沈。正直、期待はしてなかったのですが、まさかの展開に驚きを隠せません。
 まぁ、また再生するんじゃないか?と言われていますが、その気配も無さそうなので、このまま、一生海に沈んでいて欲しい所です。

 何より、その姿を見て、微笑むくまの姿よ。別ページを見ると少しだけですが、くまの口角が下がっているので、間違いないでしょう。
 こんな形ではありますが、ようやく、くまが娘の活躍を目撃出来るようになったと思うとこれ以上ない皮肉でしかありません。人格を失って、手に入れる家族の絆って・・・。

 今回はルフィの兄貴感が凄かったですね。モモの助の時とは違った意味合いでの兄貴感だっただけに、これが四皇のルフィなんだと思える場面でした。
 カッコいいし、何より、頼りになる。ボニーだけじゃ、無理だから、自分も陰ながら、アシストする所含め、ルフィも立派な大人として、誰かを導く人間になったと思えただけで来るものがありますね。
 最初、ボニーを見た時はこんなにも好きになると思っていなかったので、今はただ、彼女の成長を見守るのが、くま同様、楽しみで仕方ありません。
 果たして、彼女が10番目の仲間になっちゃうんですかね?

 サターン聖を倒したその直後、サニー号が上空から現れ、大ピンチの麦わら海賊団。果たして、どうなって、しまうんや・・・。

第二節 歴史の因果

 ベガパンクは自分では探求出来なかった空白の100年は必ず分かること、この世界を滅ぼしかねない兵器の存在、迫害を受け続ける種族たちへの言葉を全世界に発信します。

 プリンはともかく、キングこと、アルベルも未だ、活躍の機会が与えられると言うことなんでしょうな。そうでないとルナーリア族が報われん。
 こうして、自衛を勧めるベガパンクは、現状の流れを止めることは出来ず、最早、抑えが利かない程の時代になりつつあると話し、その背景にはゴール・D・ロジャーがいることを伝え、全ては彼の掌の上であることを告げます。

 この会話で分かるように、ベガパンクは徹底して、政府批判をするわけではなく、ひたすらにこの世界を救いたい、しかし、最早その流れを止めることが出来ないことを伝えている所を見るに、何処までも中立であり、何処までも、科学者と言うことが理解出来たと思います。
 彼が提示したのは、正しさの押しつけではなく、根拠を教え、その根拠の中で、一体何が正しいのか?その選択を生きとし生けるもの、全てに託した上で、全てを生き残った全ての人に伝えると言う役目を与えました。
 何とも彼らしい言葉の数々にこれはもう、五老星の負けですわ。マジでもう、おしまいですわ。これはもう、歯車どころの騒ぎじゃないわ。ベガパンク、グッジョブでしかないわ。

第三節 ひとつなぎの大秘宝は誰の手に?


 ベガパンクの発した言葉に、呼応する海賊たちの悲喜こもごもがたった二ページに凝縮しているのが、何か笑える。
 酔っぱらうシャンクスやふて寝のレイリー、ワンピースを獲りに行こうとする黒ひげ海賊団の面々、またしても、棚ぼたで神として扱われるバギーを後目に、最早ギャグ要員のクロコダイルとミホークや海賊より先んじて、見つけなければの海軍。
 様々な権謀術数蔓延る中で、それを手に入れることは、ジョイボーイが望んだ者でないことを告げた上で、ベガパンクはこの世界の命運を委ねられるもの、そう、この作品のタイトルでもあるワンピースと言い切ってしまったのでした。

 遂に言ってしまった。これは取返しがつかないレベルです。つまり、沈みゆく世界を救うもの、それは他でもないワンピースと言うことで間違いなさそうです。
 その争奪戦に選ばれた12人の登場人物が独特で知らない顔が居る所を見るに、ベガパンクの発した真実の先が未だ、ありそうな気がして、ワクワクして来ました。

 因みに選ばれし、12名の人物はこちらとなっております

  1. 麦わらのルフィ モンキー・D・ルフィ 麦わら海賊団大船長

  2. 赤髪のシャンクス 赤髪海賊団船長

  3. 黒ひげ マーシャル・D・ティーチ 黒ひげ海賊団提督

  4. 千両道化のバギー クロスギルド社長

  5. 赤犬 サカズキ 海軍元帥

  6. 青キジ クザン 黒ひげ海賊団10番船船長

  7. ロッキーポート事件の英雄 コビー 海軍本部 機密特殊部隊SWORD所属

  8. 反逆竜 モンキー・D・ドラゴン 革命軍総司令官

  9. 炎帝 サボ 革命軍参謀総長

  10. 王者 フィガーランド・ガーリング聖 神の騎士団最高司令官

  11. イム様 不明

  12. ???

 この時点でキッドも、ローもスモーカーも、対象外と言うことが分かった気がします。スモーカーがどうこうしようとは思わんだろうけど、コビーがここまでの重要人物になるなんて、28年前、誰が想像したでしょうか。
 ここまでの存在になり上がるなんて、コビー達、SWORDが今後、何をしでかすのか、期待大ですね。嬉しいような、寂しいような。
 気になるメンツと言えば、クザンですかね。サウロを助けた時のように、彼の行動は何処か、不安定で何処か、怪しさを秘めているだけに、ティーチ達が居る中でのこれだから、やっぱり、黒ひげ海賊団と共に行動しているのは、理由がありそうですね。無いと困るけども。

 何より、ガーリング聖がいるのが、何気にヤバい気がする。其処までの人物じゃないだろうと思ってたけれど、ここに出て来る辺り、彼がワンピースを手に入れる未来もあると言うことでしょうか。
 この人がシャンクスの父親と目されているとはいえ、とんでもない狂人なので、早く出番が見たいんですわ。もっと、出番見せてくれ。
 そうやって考えるとこんな重要人物が居た中で奴隷解放したフィッシャー・タイガーはマジで化け物なんだと考えてしまいます。あの人は本物の英雄だった。

 きっと、謎の新キャラこと、12番目のサーベル持ってる奴は誰なのか。
 火の傷の男か、よく聴くもう一人のシャンクスか、それとも、ヒグマか。
 未だ、新キャラ出て来るONEPIECEは異常過ぎる。そういう作品と分かっていても、沢山のドキドキくれるよね。
 こいつが出て来る日は果たして、いつなんでしょうね。僕は火の傷の男で。そろそろ、出て来ないと辻褄が合わなさそうだから。

 何で、革命軍までもが、ワンピースを手に入れないといけないのかとか、考えだしたら、キリが無いけど、革命軍にとっても、必要な何かなのは、理解出来ます。
 やっぱり、ワンピースって、兵器か何かなのかもしれないけど、それがロジャーが笑う理由や笑い話に繋がるとはとても思えないんだけどな。
 バカげた何かなんだとは思うけど、この世界の常識に囚われない、ありえないけど、この世界の命運を握る程の重要な秘密道具なのかな?一説では宇宙船とも言われてますが、ノアは何なんだと言う所に落ち着く。

 とにかく、ワンピースを巡る戦いはこの12人の誰かに委ねられ、誰が取っても、おかしくないと言うのが、ベガパンクの見解でしたが、果たして、誰が取るのか、要注目ですね。
 皆同じ気持ちと思いますが、ルフィ取ってくれないとマジで困るし、そうならんといかんでしょうが。
 個人的にシャンクスVSバギー、ルフィVSティーチ辺りは観たいんですけどね。
 クザンとサカズキだけは戦わないと思いますが、一番面白いのは、ガーリング聖VSサカズキのマッチアップは観たいですけどね。

 個人的にサボが居て、ドラゴンがいるのが何とも解せない。
 2人とも、思惑が違うのか、それとも、ドラゴンが倒れてしまうのか等、尽きない思いがどんどん溢れ出してしまうので、この辺にしておきますが、これからの最終決戦はワノ国やマリンフォード以上の大決戦になることだけを期待しています。

最終節 今回のまとめ

  1. ボニーとサターン聖との因縁、遂に決着の時?

  2. ベガパンクは言いたいこと全部言い切ったが、誰かを批判することは無かった。

  3. 改めて、失われた種族が存在する理由が今後明らかになりそう。

  4. ワンピースは世界の命運握るレベルの代物。それ次第で沈みゆく世界を変えることが出来る。

  5. 選ばれし12人の人物。この中で誰がワンピースを取るかは、誰にも分からない。

 次週は休みですが、その次の号では、そろそろ、どこかへ逃亡したステューシーが出て来そうですが、ヨークを殺しに行くのかな?と考えたけど、察したとか、人間らしいみたいな話しておいてなので、どうにも納得出来ない。
 今一番思ったのは、ルッチがヨーク殺す未来ですかね。今回の任務がベガパンクの抹殺なんで、ありそうだけど、それしたら、政府からの反逆に遭いそうなんで、それも無さそう。あったら、面白そうだけど、流石に無いかな?
 ヨークには道化であって欲しいだけに、複雑ではあるんだけど。

 因みに今回の話数である「時代のうねり」はロジャーの名言である「受け継がれる意志 人の夢 時代のうねり」と言うタイトルとして、出て来たのですが、最初の二つは回収され、遂に今回で時代のうねりも回収され、最終決戦みが色濃く出て来たんじゃないでしょうか。
 僕自身、忘れてたんですけどね。何より、タイトルとして、出現していたことも知らなかったので、反省しかありません。

 うねりとは風浪が風の吹かない領域にまで伝わった波、あるいは風が弱まった場合に残された波のことらしく、正しく今回のタイトルにピッタリなんじゃないでしょうか。

 今回は27時間テレビの影響でお休みだったアニメの感想はありませんが、一番の後悔はナレッジキング参加出来なかったことでしょうか。
 この日はMr.childrenのライブに参戦する為に広島に居たので、参戦出来ず。こんなんだから、僕は何時まで経っても、ワンピオタクとして、認められないんでしょうね。

 何年も言い続けているけれど、認められないのはきっと、僕が本物じゃないからなんでしょうね。情けない限りです。
 参戦出来たとしても、クリア出来るかは、別として、悔しいです。

 こういう記事を上げる度に自分は底が浅くて、何処まで言っても、本当に好きな人には勝てないんだなと考えて、自己嫌悪に陥ります。
 改めて、読み直したいけど、時間がどうしても足りないし、電子ではなく、紙なのも厄介なんだよな。しんどいわ。
 ともかく、本物のワンピファンになれるよう、精進したいと思いますので、応援宜しくお願いします。

 最後になりましたが、この記事が気に入った方はスキとコメント、フォローをどうぞ、宜しくお願いします。
 その他については、また投稿致しますので、お楽しみに。

それでは、また。





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