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【週末投稿】つれづれ有用植物#142(タデ科ソバ属:ダッタンソバ)

中国では古くから「甘そば」と「苦そば」があり、「苦そば」というのは「韃靼そば」のことを指していました。
「韃靼そば」は苦い為に、これまで日本ではほとんど利用されることがありませんでした。ところが近年になってこの韃靼そばの持つ優れた栄養価がテレビ・新聞・雑誌などで多く取り上げられるようになって注目を集め、日本でも韃靼そばの製品がたくさん出回るようになりました。

「ルチン」というポリフェノールの一種が、通常のソバに比べて120倍以上含まれているそうです。ルチンは、数多くある穀物の中でソバだけに含まれており、毛細血管に弾力を持たせ血圧を下げる作用があるとされています。ただしソバアレルギーの方は注意が必要になります。

寒さに強く、ソバが育たない気象条件や農地に適さない土壌条件の厳しい土地でも比較的よく育成できる特徴がありますので、主に標高が高い高山地域で食用や飼料用として栽培・利用されています。

花の色は通常のそばは白ですが、ダッタンソバは淡緑色です。
その為か麺は僅かに緑掛かった色ですし、「ソバ湯」は鶯色でステキです。

■韃靼蕎麦手打ち〜おうむ手打ち蕎麦の会実演〜(約7分半)
雄武町観光協会 様


通常のソバの受粉は「他家受粉」ですが、ダッタンソバは「自家受粉」で効率的に種を作ります。
通常のソバの種は黒色でほぼ三角形の形をしてますが、ダッタンソバは普通そばより小さく丸みを帯びています。

【ソバ茶】

PinguBanana は「韃靼ソバ茶」が好きでよく飲んでいた時期がありました。
ソバの香りと独特の苦みがいいですね。

■参考記事
日穀製粉株式会社 「韃靼そばうんちく話」

OTONA LIFE
通称「苦そば」こと「韃靼(だったん)そば」とは? 普通のそばと何が違うのか食べて確かめてみた

【週末投稿】つれづれ有用植物#43(タデ科ソバ属:ソバ)

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