見出し画像

【週末投稿】つれづれ有用植物#139(ウリ科ハヤトウリ属:ハヤトウリ)

パリっとした歯ごたえと、クセのない味なので生のままサラダや漬け物にするほか、炒め物や煮物などにも使えます。ラテンアメリカやカリブ海周辺、中国や東南アジアなどで利用されています。

ハヤトウリはウリ科のつる性の多年草です。
原産地はメキシコ南部から熱帯アメリカ地域で、日本へは、大正時代に鹿児島へ導入されたのがきっかけで、「薩摩隼人」から「ハヤトウリ」と呼ばれるようになったそうです。 洋ナシのような形をしている果実には、緑色のものと白色のものがあります。

緑色のものはやや青臭みがあり、白色種にはそれがあまりなく食べやすいと言われています。生の実は少し苦味がありますが、塩もみすると無くなります。また加熱調理したものはクセがほとんどなく、淡泊なためにそれ自体の味は感じません。

【ハヤトウリの浅漬け】
【ハヤトウリの味噌漬け】

■ハヤトウリ・アクの抜き方&下処理(約3分半)
SHAZ san 様

面白い特徴として、発芽まで果肉と種が分離しないために実がついた状態で植え付けます。

土に植える場合は、果実のお尻(膨らんだほう)の割れ目(花が落ちた部分)を斜め上に向けて、浅植えします。植えつけ適期は4月下旬~5月です。生育旺盛なので、庭植えが望ましいですが、できない場合は土がたっぷり入る大型のプランターなどに植えつけます。

台湾では、葉で作るお茶と果実は、利尿作用、坑炎症があり、肝臓結石、心臓の病気を予防するともいわれ、中国では利尿作用があり、血圧降下作用があるといわれています。
効果は人それぞれでもありますので、利用される方はほどほどにすると良いでしょう。
多年草ですが、日本での越冬は難しい様ですが年越し成功した方もいらっしゃるようですね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?