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アパート探しでお金の使い方を考えた話〜消費と浪費の間で揺れる心〜

ここ最近、引っ越しを考えていて、アクションを起こしていました。賃貸のアパートに住んでいるのですが、もっと良いところに引っ越したいと思ったのです。

私はドイツに住んでいます。前回引っ越した時には不動産屋の仲介料で、家賃の2ヶ月分をとられました。そこで今回は自力でやってやろうと思い立ち、地元の新聞にアパートを探しているという広告を出しました。「一文字いくら」の世界ですから、ケチって省略しまくり、小さな小さなアナウンスを出しました。それでも二人の大家さんがすぐに連絡をくれました。やはり見ている人は見ているものです。「これで仲介料なしだ」とほくそ笑みました。

物件Aは「お得」な物件でした。駅近だし、スーパーも近いし、部屋は小さ目ながらも、必要なものは揃っていました。ここで十分生きていけます。しかし、そこにトキメキはありませんでした。

反対に物件Bにはトキメキとか安心感を感じました。ここに住めたら素敵だろうな〜という感覚です。新築で、場所も、お庭も素晴らしい。しかし問題は高いこと!物件Aの1,5倍の家賃です。ちなみにこの町の家賃は東京に匹敵すると、東京から来たばかりの友人が言っていました。

さて、どうしよう。相当悩みました。物件Aなら「消費」だけど物件Bなら「浪費」だな。両学長のリベラルアーツ大学を見てそう思いました。でも両学長の言っているように「人生には浪費も必要」で、自分の心が豊かになる浪費は「良い浪費」だと聞き、そうだそうだ!と納得しました。

(両学長は超お金持ちの方。お金の教養について講義してくれています↓)

さんざん迷った結果、高くてもトキメク物件Bを選んで、無事に契約しました。普段仕事をがんばっている自分の休息は、何ものにも替え難いと思いましたし、それに潜在意識にとって、普段の環境って侮れないと思ったからです。豊かな環境に住めば、「私って豊か〜」というメッセージが常に潜在意識に送られて、結果的にお金も入ってくるかもしれません!

今回は物件選びを通じて、お金について考えさせられました。そもそもお金を貯めて、私は何に使いたいのだろうか、とか。貯金や保険や必要経費をきちんと抑えていれば、残ったお金で何をしようと私の自由なんではないだろうか。将来のことも大事だけど、今も大事なんじゃないだろうか。「いいお金の使い方」について、いろいろ考えました。

もちろん正解は人によって違うと思います。浪費をやめて、貯金に回すことももちろん正解だと思います(むしろこちらが模範解答)。でも私のように敢えて自分のゆとりのために浪費するのもありだと思いました。自分を整えてこそ他人様に貢献できると思うのです。

だから賃貸選びは自分の価値観がすごく試されると思います。自分は何を大切にしたいのか。自分軸がないと難しいと感じました。

今回良かったことは、事前に自分の理想の物件の条件を箇条書きにまとめていたことです。これなしで、物件を見ていたら、選ぶのが難しかったと思います。どの物件も長所があるし、そこに惹かれてしまうからです。スーパーに買い物メモをしないで行くようなものです。次々に現れる魅力的な商品を買ってしまいます。そして気づいたら、必要なものを書い忘れていた、みたいな感じです。

だから自分と向き合う時間、自分が欲しいものは何かを知るのは大切だなーとしみじみ思いました。賃貸でさえこうなんですから、家を買うとなったら、もっと大変なんでしょうね。

タイミングとか縁も超大切な要素ですよね。呼吸しながらのイメージトレーニングを時々するのですが、そのおかげで今回の物件は引き寄せられたのかもしれません(^^)

みなさんが物件を選ぶ時に大切にされている価値観についても知りたいと思いました。最後まで読んでくれて、どうもありがとうございました。ダンケ!

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