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#42「アーセナルvsセインツ<マッチプレビュー>PL第20節」

こんちゃ!どうも、いったーです。
今回は「アーセナルvsセインツ<マッチプレビュー>PL第20節」を書いていきたいと思います。

2021/01/25にOMFエジルの退団とともに、トルコ、フェネルバフチェFKへの移籍が公式リリースされましたね。晩年は監督の要求するコンディションを整えられない等の、不甲斐ない時期を過ごしましたが、2010年代のアーセナルを代表する選手であったと思います。興味があれば、ぜひ、下記の記事も読んでいただけると嬉しいです。

予想フォーメーション

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ホームチーム:サウサンプトン(以外、セインツ)
監督:ハーゼンヒュッター
フォーメーション:4-2-2-2

アウェイチーム:アーセナル
監督:ミケル・アルテタ
フォーメーション:4-2-3-1

対戦成績

アーセナルvsセインツの対戦成績は以下の通りです。
アーセナルの43試合23勝13分7敗となっています。セインツの7勝は全てホームで挙げたものです。また、ここ5試合は2勝2分1敗となっており、ほぼイーブンです。
前回対戦は、アーセナルホームで1-1のドローで決着となりました。

2021/01/23以来の再戦。

つい、3日前の1/23ではFA杯で両チームは対戦しており、セインツRSBウォーカー・ピータースのシュート性の高速クロスが、CBガブリエル・マガリャンイスの足にあたり、ゴールに吸い込まれるアンラッキーな形で失点。1-0とセインツ勝利で終わりました。奇遇にもまたしてもセインツ勝利は彼らのホームスタジアム、St.メリーズスタジアムで行われたゲームでした。アーセナルからするとメンバーを落としたという言い訳は通用しません。FA杯連覇に向けて、負けていい試合なんて1つもないのですから。

カギを握るプレーテンポのコントロール

アーセナルはヴェンゲル→エメリ→アルテタと監督が変わっても、ボールを握りながら試合をコントロールする方向性でチーム作りを進めてきました。特にアルテタ監督になってからは、即興性のポゼッションよりもあらかじめパスルートが用意されたビルドアップが目立つようになりました。ルール変更もありましたが、実際にゴールキックでもGKからCBにショートパスを繋いで、シュートまで持ち込むこともあります。

しかしそのビルドアップはどの相手にも通用するとは限りません。今回の対戦相手セインツは高い位置から、強度の高いプレスで嵌めてきます。縦半分にピッチを割るとその位置に全員がポジションをとり、全体を横で圧縮した立ち位置をとります。

FA杯での対戦では、セインツ特有のプレスにアーセナルは苦しめられました。ビルドアップも息苦しそうでした。相手と同じテンポでプレーすれば、相手の土俵となりアーセナルにとってプレー強度の高いゲームに持ち込まれるのは、不利です。
そのため、プレスを外しながら、ゆったりとボールを持ちながら攻め込むことが求められるでしょう。2ライン間でボールを出し入れしながら、プレスを回避し、攻略するのが効果的であると考えます。

得意のハイテンポの展開に持ち込めるか、セインツ。

ホームでのvsアーセナル戦績は良好で、3日前のFA杯でも前回王者アーセナルを迎えて、返り討ちにしました。アーセナル撃破の肝となったのが特有の高いインテンシティによるプレスです。

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4-2-2-2がベースとなり、前線2CFがファーストディフェンダーとしてプレス開始の合図となります。そして、相手CBに対して忠実にインサイドカットを行い、相手SBにボールが渡った時点で追い込みます。インサイドを切られている相手SBにとっては、パスコースの選択肢が限定されており、リスクを冒しながらCMF、SMF、CFに縦パスをつけるか、高いリスクを取ってドリブルするか、ラフに長いボールを蹴るか、という選択に迫られます。縦パスやドリブルの選択をすれば、圧縮したセインツ選手が、絡めとります。また、ラフに長いボールを蹴れば、対人能力に優れたCBが弾き、ボール回収能力に長けたCMFがセカンドボールを回収します。
敵陣でボールを回収すれば、即ショートカウンターを発動し、ゴールに強襲します。それら一連のプレーからは機能美を感じられ、一貫した規律とアスリート能力を感じることができます。

2018年12月に就任したハーゼンヒュッター監督の影響がプレースタイルの大きく反映されると言えるでしょう。ハーゼンヒュッター監督はRBグループ(レッドブルグループ)出身のオーストリア国籍の人物で、ラングニック派のパワーフットボールを展開します。

注目選手<アーセナル>

〇#6 CBガブリエル・マガリャンイス

〇#6 CBガブリエル・マガリャンイス

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3日前のFA杯vsセインツで遂に約1ヶ月ぶりに復帰しました。前回PL対戦以来の復帰でした。退場による1試合のサスペンションと新型コロナウィルスの影響で戦列を離れていました。
FA杯ではなかなか試合勘が戻らず、ポジショニングミスや、失点に繋がるブロックミス等、これまでのCBガブリエル・マガリャンイスらしくないミスが散見されました。時間が経つにつれ、セインツのプレー強度にも慣れてきたのか、以降はシャットアウトしながらビルドアップでも存在感を出すことが出来ていました。

Vsセインツでは、強度で緻密なプレスを受けることになるので、CBからのビルドアップにおけるミスは即失点と命取りになります。彼の左足は長いボールを的確に蹴り分けることができるので、強度の高いプレスを回避する際には、重要な役割を担うことになりそうです。

主たる役割である守備陣の柱としては、もちろんセインツ攻撃陣をシャットアウトすることが求められます。対人能力、カバーのスピード等の水準はデビュー3ヶ月でPL基準であることは証明されています。試合の入りに集中力が欠けている場合があるので、そこに注意しながら試合に臨んで欲しいです。

注目選手<セインツ>

〇#9 CFダニー・イングス
〇#8 CMFジェームズ・ウォード=プラウズ

〇#9 CFダニー・イングス

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セインツの絶対的なストライカーが帰ってきました。怪我により、離脱していましたが、FA杯vsアーセナルで復帰を果たしました。
質の高いフィニッシュに加えて、献身的なプレスからチームでは絶対的な存在でした。
質の高いフィニッシュという点では、シュートのバリエーションが多く、不得意な場面がほぼありません。ワンタッチシュートが最大の長所でありながり裏抜けも得意としています。CBとSBのギャップを突くプレーはアーセナルが苦手としているため、有効的な攻め手となるでしょう。また、CFチェ・アダムスとの相性もよく、互いにチャンスメイクすることが出来ますし、シューターとしても高性能です。
セインツの肝となるプレスのファーストディフェンダーを務めることもあり、守備での貢献も大きなものとなっています。そのため、CBガブリエル・マガリャンイスとのマッチアップは攻守ともに注目のバトルです。

〇#8 CMFジェームズ・ウォード=プラウズ

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アカデミー出身のセインツ一筋の「クラブ・ワン・マン」です。昨季主将だったCMFホイビュア(現スパーズ)からアームバンドを託され、今季は大黒柱として大車輪の活躍です。12-13シーズンに18歳でデビューした際にはサイドを主戦場とするクロッサーでした。その美しいキックフォームと利き足からネクスト・ベッカムと称されました。ハーゼンヒュッター監督が就任してからは、ピッチを縦横無尽に走り回る汗かき役としての役割を与えられ、キャリアでもネクストステージに進んだと言えるでしょう。今季7節vsビラでは1試合で2本の直接FKを決め、10節vsマン・ユナイテッドでも1本直接FKを決めました。直接FK成功率はPL歴代トップの12.5%で、PA付近のセットプレーやCKは要注意です。
怪我人が続出している、セインツにおいて、より絶対的な存在になりました。これまで相方として組んでいた、CMFオリー・ロメウが離脱しているため、ボール回収の点でも彼の負担が大きくなりそうです。

2021/01/26 29:00Kick Off!!

また朝早いゲームですが、しっかりとアーセナルの勝利を見届けましょう。ここで勝つしかねぇので!

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それではこのへんで、、、

ばいころまる〜

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