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第21回「アーセナルvsセインツ<マッチプレビュー>PL第13節」

こんちゃ!どうもいったーです。
今回は「アーセナルvsサウサンプトン<マッチプレビュー>PL第13節」を書いていきたいと思います。

超絶ハードスケジュールでマッチプレビューを書くことになりました。
湘南まで遠征した帰りの電車で、書いています。年末年始の過密日程は毎年恒例で楽しみでありましたが、そう言えば更新するの大変なのすっかり忘れてました。Jリーグは今週末で閉幕するのでダブルヘッダーは最初で最後だと信じたいです。

長い長いトンネルに迷い込んだアーセナル

 アーセナルはご存知の通り、14年ぶりにオールド・トラッフォードで勝利を挙げた11月初旬から5試合1分4敗と長らく勝利がありません。前節ホームで全勝だったバーンリー相手に0-1と黒星を喫し1959年以来のホーム4連敗となりました。OMFラカゼットのコンバートから徐々に連携も良くなり、ゴールの匂いが漂い始めたタイミングでCMFジャカが退場してしまい、自らの首を締めてしまいました。

主力欠場をきっかけに新たな息吹を吹き込めるか
〇ベジェリンを脅かす存在は出てくるのか
〇CMFはこの2人で決まり!


 今節はSBベジェリンがイエローカード5枚の累積警告CMFジャカの1発レッドカードによるサスペンションで主力の入れ替えが必然的に行われることになります。

 勝てないアーセナルにとってのアキレス腱は右サイドの守備でした。SBベジェリンはオフ・ザ・ボールの動きに長け、攻撃の引き出しは多いものの、ファイナルサードでの精度に欠け、DFとして重要なポジショニングや対人守備に不安を抱えていました。それ故に、ELで好調を維持するSBセドリック・ソアレス(元サウサンプトン)、SBナイルズ(通称:AMN)を起用するいいタイミングになります。
彼ら2人の特徴については前節vsバーンリー戦のレビューで触れたのでそちらをご覧下さい。

 一方、CMFジャカの3試合のサスペンションによりCMF事情は大変厳しくなりました。新加入選手であるトーマス・パーティ(ガーナ代表)は太腿の怪我により早くて年内復帰という報道があり、それはまでは欠場とみて間違いありません。(希望的観測でvsチェルシーで復帰して欲しい…)

 ということで、シニアチーム全体で起用できる本職のCMFはエルネニー(エジプト代表)、ダニ・セバージョス(スペイン代表)のみとなりました。アルテタ監督はコンバートやサプライズ的な起用は避けているようなこれまでの采配から上記の2人がファーストチョイスになるでしょう。オプションとしてOMFウィロックやSBナイルズを中盤センターで起用する可能性もあります。

 アーセナルを取り巻く黒い噂。

という内部崩壊をほのめかす情報が飛び出てきました。

〇One senior player doesn’t talk to Arteta anymore. Maybe he is David・Luiz.
〇The influence that Ozil & Sokratis yield over the squad.
〇Arteta told squad that he will ‘destroy’ whoever is behind leaks.
〇トップチームのあるベテランがアルテタ監督と一切会話をしない。恐らくダビ・ルイス。
〇エジルとソクラティスを登録外にした悪影響
〇内部事情をメディアにリークしている選手を見つけ出し、追放の考えも。


 うーん、勝てないときあるあるのネタにされちゃう感…なんか、去年のエメリ政権末期を見てるようです。アルテタ監督はSDエドゥともフロントとも関係良好のようにみえるので「選手vs監督」になった際に追い出されるのは選手になりそうです。どこかの島国は「選手の反乱」で監督の首が理不尽に飛びましたが、、、

アルテタ監督を追い出してもいい監督連れてこれないですし、選手が実権握って長期的に成功しているクラブは世界見渡してもほとんどありません。


サウサンプトン紹介

 サウサンプトンは愛称セインツで親しまれています。(以下セインツ)イギリス南部の港町がホームタウンです。下部組織の育成力に定評があり、アーセナル関係者では、WGセオ・ウォルコット(現セインツ),WGオックスレイド・チェンバレン(現リバプール),DFチェンバース(現アーセナル)がセインツ関係者です。PL内でも多数存在し、昨年優勝したリバプールにはセインツ関係者がCBファン・ダイク,MFアダム・ララーナ,WGサディオ・マネらが活躍していました。

 2018年12月に現在のハーゼンヒュッター監督が就任し、4-4-2でコンパクトネスが高い布陣で、前線から強烈なプレスをかけるスタイルを標榜してきました。ハーゼンヒュッター監督はRBグループ(レッドブルグループ)出身のオーストリア国籍の人物で、ラングニック派のパワーフットボールを展開します。

 コートを縦に半分に割った際にフィールド10人中8人が片方のサイドに寄って相手に強烈なプレッシャーをかけて追い込むシーンもあります。そのため、狙い通りにプレスがハマるとどんな相手も圧倒しますが、プレスを外されると逆サイドや背後の広大なスペースを攻略され、即失点に繋がります。
コロナ中断期間が明けてから、セインツが勝ち点を稼いでいることとプレスの練度が上がったことは間違いありません。もちろんCFイングスの決定力がバケモノなのですが、、、

セインツ注目選手

〇#8 James Ward-Prowse(ジェームズ・ウォード=プラウズ)CMF イングランド
〇#10 Che Adams(チェ・アダムス)ST イングランド
〇#32 Theo Walcott(セオ・ウォルコット)WG 元イングランド代表

〇#8 James Ward-Prowse(ジェームズ・ウォード=プラウズ)CMFイングランド代表

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 アカデミー出身のセインツ一筋の「クラブ・ワン・マン」です。昨季主将だったCMFホイビュア(現スパーズ)からアームバンドを託され、今季は大黒柱として大車輪の活躍です。12-13シーズンに18歳でデビューした際にはサイドを主戦場とするクロッサーでした。その美しいキックフォームと利き足からネクスト・ベッカムと称されました。ハーゼンヒュッター監督が就任してからは、ピッチを縦横無尽に走り回る汗かき役としての役割を与えられ、キャリアでもネクストステージに進んだと言えるでしょう。今季7節vsビラでは1試合で2本の直接FKを決め、10節vsマン・ユナイテッドでも1本直接FKを決めました。直接FK成功率はPL歴代トップの12.5%で、PA付近のセットプレーやCKは要注意です。

〇#10 Che Adams(チェ・アダムス)STイングランド

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 彼はアカデミー出身ではなく、バーミンガムからやって来たストライカーです。18年EFLチャンピオンシップ(イングランド2部)時代には、22得点を挙げて、年間優秀選手にもノミネートされた24歳の将来有望の選手です。バーミンガムからセインツにやってきた際の移籍金は2部所属選手では破格の1500万€でした。CFの背後のSTの位置にポジションを取ることが多く、セカンドストライカーの役割を全うします。強烈なプレス戦術で重要なファーストDFとなり、相手ビルドアップを制限します。昨季コロナ中断明けのvsマン・シティではビルドアップの最中にボール奪取し、技ありのループシュートを決めたのも記憶に新しいです。先月はエースCFイングスが離脱した際にはチームの点取り屋として勢いを殺さず、現在4位のチームに貢献しています。

〇#32Theo Walcott(セオ・ウォルコット)WG元イングランド代表

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 2005年に16歳でプロデビューし、ゴールも挙げたワンダーキッド。その年の冬にはアーセナルが当時最高額の移籍金を払いノースロンドンに呼び寄せた。かつてのワンダーキッドもキャリアをスタートさせたセインツに今年帰還しました。ハーゼンヒュッター監督が求める強度の高いプレスに適応し、持ち前の爆速のスピードを活かしながらSMFやSTとして貢献しています。CFイングスが離脱してからは2トップの一角で出場し、得点にも絡む活躍でのびのびとプレーできているように思えます。かつて英国全体の期待を背負った彼ももう30歳を越えて、キャリアの終盤を迎えています。

 残念ながらもうアーセナルの選手ではないですが、故郷に戻った今もう一花咲かせてほしいと心から願っています。どうか、得点を決めてもノーセレブレーションでいてください。今回のエミレーツスタジアムへの凱旋でほどほどの活躍を祈っています。

キックオフまであと少し!急いで起きて!

 本当に試合前のギリギリの投稿になりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。ダブルヘッダーで書くのは辛いのでもう御免ですが、今日勝ってくれれば何でも許せます。勝利でクラブにまとわりつく雑念を吹き飛ばしましょう。

Kick Off 2020/12/16/30:00 ちなみにあと1時間切りましたwww

それではこのへんで、、、

ばいころまる~

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