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2024年7月9日の日記

 京阪電鉄の中之島線の駅って、どことなくbackroomsの雰囲気があるよね。ゴミゴミと煩わしい大阪の大都心の真下に、あんなに広大で無機質な世界が広がっているのってなかなか奇妙。荒れている海上とは裏腹に、水中には穏やかな凪の世界が広がっているのと同じだ。昼間でも人の往来があまりないので、実は大阪の隠れた避難場所ではないかと思っている。

 仕事の都合でお昼に中之島や淀屋橋のあたりに行ったのだが、あそこはスゴイ。行っただけでなんだか「仕事をしている雰囲気」にあてられるのでお得。何しろすれ違うサラリーマンすべてがシゴデキな出で立ちなので、それに気圧されて私までその気になってしまう。あそこは魔性の街だ。
 そして用事のついでに「世界一暇なラーメン屋」という忙しそうなラーメン屋でラーメンを食べた。歌舞伎座が歌舞伎町にはないのと理屈は同じである。

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 私は「店員」のことを「定員」って書くのだけは絶対に許せないので、食べログなどの口コミレビューで見つけたら即座にその店には行かないことを決意する。なんか自分まで同類に思われそうで。
 そんなこんなで七夕も終わり、エアコンもついに稼働し始めた。いきなり夏が来るのでいつもエアコンの試運転を忘れてしまうが、私は未だ、夏試運転状態である。お手柔らかに。

 


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