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Ⅱ 低学年で覚えて欲しい学び方スキル   18 ノートのとり方  その8

6️⃣ 資料をノリで素早く貼り付けられるようになる
 【育て方】

 「紙をのりで貼るスキル」は、遊びやお手伝いで育てておきましょう。【解説】でも書いたように、結構学校で使いますしスピードも求められます。
 ノリで遊ぶと言えば、貼り絵でしょう。広告紙や折り紙をちぎって貼って、たくさん遊びましょう。小さいときは、台紙の方にのりをぬたくったあと、貼り絵をしたらいいでしょう。
 しかし、本当に「ノリで貼るスキル」を高めるためには、貼り付ける方の紙にノリを塗る練習をしないといけません。

貼り絵を楽しく!

 小学校で使うので、家でもスティックノリを使えばいでしょう。こつは「ちぎった紙から、はみ出さないようにノリを塗る」です。ピカチュウなど「子どもの好きなキャラクターを貼り絵で作ろう」と目標を持つと、モチベーションが上がります。

  お手伝いなら「スーパーのサービス券貼り」いいでしょう。最近は、ポイント制になって、やっているところが少なくなって来ましたが、まだやているところがあったら、是非やらせて上げましょう。あのつながった薄い細いサービス券を何枚も貼っていくと「ノリを貼るスキル」だけではなく、指先の使い方も上手になるでしょう。
 その他、年賀状の切手貼り、新聞のスクラップの手伝いなどもいいでしょう。
 ちなみに、貧乏告白のようですが、当方は小学校のころ夜に「デパートの袋貼りの内職」を手伝って「ノリで貼るスキル」を高めました。

7️⃣ 観察ができて、観察ノートが書けるようになる                          
 【育て方】

 子どもが絵を書くとき、頭の中のイメージを書くのは得意ですが「見て書く」のは苦手な子がいると【解説】で書きました。だから、「見て書く」練習はしておいた方がいいでしょう。

 「見て書く遊び」の一番は、「好きな漫画を写す」です。特にお気に入りのキャラクターを見て描けばいいでしょう。適当な大きさで、見て描けそうな見本を親が一緒に探してあげましょう。
 そうしないと、とんでもない難しい漫画見本を選んで、くじけてしまう子がいます。使うエンピツは、2Bから4Bくらいの柔らかい物を使いましょう。

漫画を見て書くのがポイント

 中には、視覚的な発達の問題があって、うまく書けないのが嫌で「泣いたり」「逃げ出したりする子」も出てくるかも知れません。そいうときは、トレッシングペーパー(薄紙で作られた、下地が透ける紙素材)を使って絵を上からなぞればいいでしょう。その他、カーボン用紙(文字や図などを転写する際に用いる紙)を使う方法もあります。

カーボン紙で写しています


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