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お父さん、あなたの人生が知りたくて。

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一緒にいたときは理解することもできなかった父の人生を、知りたくなって想い出を整理しています。
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記事一覧

過ぎた時間は戻せない。あの頃の音、残しておけたらよかった。

父は、いろいろな仕事を経験していたと思う。 私が一番記憶している父は、タクシーの運転手だ…

時代とともに変化していく言葉と、父の文句。

父はテレビを見ながら、なにかとケチをつけていた。 あのタレントは、目が離れている。 あの…

医者嫌いの父、実は小心者だった。

父は医者が嫌いだった。 多少具合が悪い程度では、医者には行かない。 「いつも上から話して…

ちょうすけ と 父の笑顔

父はとても寂しがり屋だったのだと思う。 ペットという家族をとても大切にした。 私が憶えて…

プールと授業参観と父

「父親参観」というのは、いまでもあるのだろうか。 もう何十年も前の私の小学生時代は、年に…

父を支えてくれた2匹のロン

今日はとても天気がよく、暖かい朝になった。 セロトニンがたくさん出るといいな、と、散歩。 …

父のおにぎりと母のなす漬け

母は、若いころ調理師をしていたと聞いたことがある。 遠洋に出る大きな船に乗って、乗組員の食事を作っていたらしい。 お酒を飲んで、おかしくなっている母ばかり見ていた私には、想像ができなかった。 台所に立っていたとしても、くわえタバコとワンカップがお友達。 しかし、ごくごくたまに、バラの花の形に盛り付けてあるハムとか、切れ目がたくさん入って、おしゃれに変化したリンゴとかを目にしたときは、信じてみてもいいのかな、と思ったりもした。 お弁当が必要なときは、たいてい父が作った。

私を怒ったときの父の気持ちって、どんな感じだったのだろう。

私が小学生のころ住んでいた借家は、よく言えば自然豊かなところにあった。 田んぼがあり、山…

お父さん、今ならその話、聴けそうです。

父が生きていたら、ききたいことがたくさんある。 『お父さん、おしえてランキング』を作った…

窓ガラスに激突しても平気な顔をしていた父を見て、気づいたこと。

 私の子供たちがまだ小さいころ、東北のほうで一人暮らしをしている父に会いに行った。 子ど…

父の遺品はおやじギャグ⁉

 父が亡くなって10年以上が経つ、と、これを書き始めて気づいた。 ずっとずっと、いつも父…

私を養子にしてから40年以上。お父さん、あなたの人生は幸せでしたか。

交通事故で父が亡くなった。 警察に呼ばれて、5時間ほどかけて新幹線を乗り継いで行ってみる…

父の人生が終わった。写真の父は私の知らない顔だった。

枕の下にもぐっていた携帯電話がブーブーいっている。 早朝の電話、5時ぐらいかな、うん、嫌な…