見出し画像

727杯目:コロナ後の社会…

明日から東京都の飲食店も営業時間短縮要請の全面解除など、少しずつコロナ禍の生活から平常な生活が戻りつつあります。
もちろん心配される第6波の危険性もあるので、引き続き感染防止対策を講じながら、気を緩めることなく生活をしていかなければなりませんが。

このコロナの世界が明けた時、社会はどう変わるのでしょう?
コロナ感染防止策として、なるべく人との接触を避けるために、仕事や学校ではリモートワーク、飲み会やイベントごとの中止や縮小、会議の数もできる限り減らすなど…コロナ禍だからこその数々の生活様式・社会形態が生まれました。
そして、結果どうだったんでしょう?

コロナが明けたら、これらはなかった事として、コロナ前の生活様式や社会形態に戻るのでしょうか?いや、戻そうとするのでしょうか?

というより、皆さんはどう思っているのでしょうね。

例えば会社を例に取ると、コロナ禍だから仕方なく感染対策としてやってみたけど、意外と良かったからこれはこのまま継続していこうと思うのか、これはあくまでも一時的な緊急措置なので、コロナが明ければ、非効率でも不便でも以前のように戻そうと考えるのか?

自分の考えは、コロナが明けても残せるものは残した方が良いと思っています。
別に集まる必要のない会議はやめるとか、わざわざ会社に行かなくても仕事が回るのならそれを継続していくなど…

そうじゃないと、この2年のコロナ期間はなんだったのだろう?って思う。
ただの我慢だけのストレスの溜まる無駄な2年間になってしまう。
有限な時間の人の一生、それでは2年間という時間が勿体ないと自分は思う。

だから、変われるところは変わって欲しいと思う。

しかし、そうなって欲しいと思いながらも諦めの気持ちもある。

リモートワーク、行政から『そうしろ!』と言われたから仕方なく一応形としてやったという会社の声も聞こえた。

自分は、10年前、東日本大震災で被災した。
テレビのニュースや周りの人から、今回の震災に被災した事によってお互い助け合う『地域の大切さの再発見』とか『ご近所付き合いの大切さを再認識』とか聞いた。
しかし、現実には[喉元過ぎれば…]ではないけど、あれから地域の人同志の付き合い方が変わったかといえば何も変わっていないどころか…

みんな、自分のことで精一杯だからが理由で、『そんな余計な気を遣っている場合じゃない!』そんな感じで、地域の団体である町内会や自治会、そして子供会など辞める人があとを絶たない。
それをわずかここ10年で経験している自分にとって、今回のコロナ明け後の社会も変わるように思えない。

コロナであらゆる個人が苦しくなった。
それなら身近なところに生活している地域の人たちで助け合って何とか乗り越えようという付き合いもないから、残るは行政頼みだけになってしまう。
『自分たちは税金払っているんだから何とかしろ!』という大義名分と共にf^_^;)

10年前の震災で変わらなかった事が、今回のコロナ禍で改めてそれが見えたように思う。


#コロナ禍 #東日本大震災 #リモートワーク #会議 #変化 #従来通り #営業時間短縮要請 #飲食店 #解除 #コラム #エッセイ #日記


貴重なお時間の中、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 駄文ながら一生懸命書かせていただいていますので、またいらしてください。