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bicategoryが複雑な理由
bicategoryは普通の圏で成り立つことはだいたい成り立つ. しかし, その証明は非常に面倒である. bicategoryにおける米田の補題の証明を見たことがある人ならその面倒さがよく分かることだろう. なぜbicategoryはここまで複雑なのだろうか. 私なりに考察してみた.(私自身もbicategoryについてよく理解していないので間違いだらけの可能性もある.)
(1)射の集
フリアリエッリが欲しい
フリアリエッリを炒めて, オレキエッテと合わせたプリエーゼと呼ばれる料理はその名の通りプーリア料理として知られている.
このフリアリエッリ, 日本では菜の花が一番近いと言われているがアブラナ科の野菜の茎や蕾なら大した差はないように思える. ただ, このフリアリエッリに重要な味が苦味であるため, 苦味のあるアブラナ科の野菜が適していると言える(スーパーテイスターにとってはその限りではない
ドイツのライムギパンについて語る
私はドイツで食べられているライムギを主原料としたサワー種のパンが大好物だ. 私の食べ方のこだわりについて少々語りたいと思う.
まずパンの焼き加減だが, これはライムギの含有量が多いほど焼き時間を短くしている. 例えば. ロッゲンフォルコーンブロートは焼かずに食べる. こうすることで酸味とライムギの香りをダイレクトに感じられ, 独特のむっちり感とずっしり感を楽しめる. ロッゲンミッシ
不当な評価を受けるビール
日本ではピルスナータイプのビールが主にのどの渇きを癒すためや, 酔っ払うために飲まれるが, これは非常に長い歴史を持つ多様性に富んだこの醸造酒への冒涜ではないだろうか.
大手メーカーは"こだわりのビール"と銘打って売り出しているが, 結局はピルスナーを基盤とした所謂"日本人の好み"に合わせたものばかりのように思える.(勿論, ある程度の企業努力は認めるし, ピルスナーは日本の気候風土に
Setにおける余極限
圏$${\mathrm{Set}}$$における余極限, 特に添え字圏が小圏の場合について解説する. 前提として$${\mathrm{Set}}$$での余積は直和, coequalizerは同値関係であることを押さえておこう.
$${\mathcal{J}}$$を小圏, $${T\colon\mathcal{J}\to\mathrm{Set}}$$を関手とする. このとき$${\math
マリナーラとのマリアージュを求めて
ピッツァ マリナーラにはどのようなワインがマッチするのだろう? やはりナポリピッツァにはナポリの土着品種がいいのか. 赤か白かロゼか, スティルかスパークリングか. 何が最高のマリアージュなのだろう?
カンパーニャ州のワインだとグレコ, ファランギーナ, アリアニコ, フィアーノ, ピエルディロッソなどの品種があるそうだ. 色はどうすべきか. トマトとの相性で赤か, ニン
オーガニック狂信者VS科学の民という地獄
Twitter(私は抵抗し続けるぞ)などで, 添加物, グルテンフリー, 電磁波など訳の分からないことを言っている人を見ることがある. そしてそれに対して, 科学的に論破しようと試みる人もいる. これほど地獄なことがあってたまるか.
例えば添加物. まずこれらが癌を引き起こす原因となっているという主張はあほらしいにも程がある(添加物ではないが, タバコという明らかな害悪もあること
"トウモロコシ栽培の闇"は陰謀論か
マイケル・ポーランの著書『雑食動物のジレンマ』や映画『Food, Inc.』ではアメリカにおけるトウモロコシの大規模産業やそれを発端とする様々な問題が盛んに提起されていた.
そして本当のオーガニック, 本当に持続可能な生活とは何かを主張していた.
前提として私はこれらに衝撃を受け, 危機感を覚えた.(つまり, これらの主張に肯定的である.) その上で, これらが正しいのか, それと
チーズとパンと野菜と
ポン・レヴェックとルフォン・ミルレ, このチーズを購入した. このチーズをオーブンで温めてとろけたものを, ポン・レヴェックにはライ麦パン, 特にロッゲンミッシュブロートを, ルフォン・ミルレにはパン・ド・カンパーニュを合わせて食べると得も言われぬほど美味かった. また, 蒸したアスパラガスやブロッコリーやジャガイモなどをつけてもまた美味い.
ポン・レヴェックはウォッシュチーズで,
anafunctorの圏論
anafunctorとは言わば関手の一般化である. 普通の圏論ではまず使わないがanafunctorを考えることで, 選択公理を避けた議論ができたりする(らしい). 日本語の文献はあまりネットに上がっていないので, ここでできる限り解説しよう.
定義$${\mathcal{C,D}}$$を圏とする. このとき$${\mathcal{C}}$$から$${\mathcal{D}}$$へのa
マリナーラの魅力を語る
※注意これは食の評論家でもない一般人の書いた評価です. 1人でも多くのひとに魅力が伝われば幸いです.
マリナーラというピッツァ先日, とあるピッツェリアでマリナーラを食べた. マリナーラとは, トマトソース, ニンニク, オレガノ, EXVオリーブオイルだけのチーズなしのピッツァである. ピッツァといえばマルゲリータ, 特に水牛モッツァレラとチェリートマトを使ったピッツァD.O