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【雑感】チェーン店における販促活動
<おじさんDX Vol 530>
実は大規模なチェーン店となると、販促活動が一律ではないケースがあります。
✅巨大チェーン店ならではの苦労
全国規模ともなると、店舗数が1000店舗とかになります。例えば1店舗たった1個の商品でも1000店舗分用意するとなると、1000個です。
これが広告の限定品とかになると1店舗当たり10個でも、10000個となりますので、メーカーのみならず納入業者にとってプレッシャーのかかる取引になります。
昨今は、大量に在庫を持つコトが少なく、販促を企画したものの当初見込みと違って商品納入が間に合わないことが、現場で見られるのです。
これは、企画の見込みが甘い組織だと顕著です。
と、この記事を書いたのは数日前なのですが、嫌な予感が当たったのかこんなことになっていますね…😅
現場としては勘弁して欲しいところですが、無いものはないので代替品等で対応するという、余計な仕事が増えるのです。
本部の運営機能が杜撰だと現場が苦労する典型的な事例です。
✅未だに情報伝達に課題
これだけ伝達手段が発展した現代でも、最終的にその情報を得るのは、ヒトです。各種端末(PCやスマホ)で連絡が来るのですが、その情報量が多過ぎるのです。
リアル店舗は、それでなくとも営業時間は「お客様中心の働き方」ですので、情報を見る・得るにも時間がかかってしまうのが実情です。
さらに悪いコトに販促の数が多過ぎて、現場で働くスタッフが把握していないケースもあります。
✅各種割引キャンペーン
✅メーカー独自キャンペーン
✅アプリ特典、LINE特典、メルマガ特典
✅クーポン発行
✅会員様特典
✅ポイント付加、獲得、新規入会キャンペーン
✅HPでの各種キャンペーン告知
✅SNSでの各種キャンペーン告知
✅広告媒体での販促
✅各種助成による販促
✅地域(ブロック)別販促
販促の数もそうですが、この各種販促どうしが複雑に絡み合う場合、適応可能な条件が多過ぎるのです。
✅Aというキャンペーン適応時には、Bという販促は使用不可能。
✅Bという商品やサービスには、適応可能だが、Cには出来ない。
✅キャンペーンの複数同時使用は出来ない。
直接お客様と接する販売員の場合、これらキャンペーンや特典を理解し、お客様が一番お得となる方法を選択して対応せざるを得ません。
自分達で作っていながら、複雑過ぎて現場での運用まで考えているのか微妙なのです。
✅販促期間のジレンマ
✅〇月〇日~〇月〇日までキャンペーン実施!
のような謳い文句がありますが、この期間前と期間後でも販促に振り回されるのです。期間が設定されていますが、原則販促スケジュールというのは、その期間が来るまで社外秘事項です。
明日から販促期間になるのに、前日にご利用いただいたお客様はその特典を受けられない…。仕方ないかも知れませんが、現場の販売員としては、明日から割引されることを伝えるケースもあります。
これは現場での知恵もありますが、後日になって販促期間前にご利用頂いたお客様にがっかりされたくないのです。
基本的に小売業では、金曜日の立ち上げで、日曜日か祝日に期間終了する場合があります。同じようなサービス業で働く人にとっては、平日が一番利用する期間なのです。
私も長年小売業にかかわっていますので、買い物をするのは平日です。いつも利用するスーパーのチラシを見て「数円高い」というコトは往々にしてあります。
僅かな金額ですが、何だか損をした気分になるのです😅
✅本当に現場にプラスなのか?微妙な販促
各種販促に関わると、質もそうですが効果が疑わしい販促もあります。
企画担当者は、事あるごとに販促の効果をアピールしますが、そこにかけた経費面だけでなく人員面等から判断すると、生産性が低い現実もあります。
✅スマホアプリでもそうですが、キャンペーンが多過ぎませんか?
何度かこの各種販促を整理してみたのですが、現場からすると「分かりにくい」のです。そこで働いているスタッフですら分かりにくいのですから、お客様はもっと分かりにくいのではないでしょうか。
こうした乖離もありますね…。
チェーン店ともなると統一した認識が必要なのですが、そこには人間が関わるコトですので「間違いや解釈の違い」もあるでしょう。
私は、マーケティングのプロではありませんが、企画担当者を見る限りでは、当初は売上や利益確保の為だった企画が、企画を作る(自分の仕事の都合)為の企画実施だった...。という場面も見ています。
こうなると戦略的に販促を行っているようで実は、販促活動が多過ぎるようになります。
結果的に情報過多となり、お客様どころかスタッフにに認知されていない現実もあるのです。
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