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光と闇 -順応・色彩編-

私は運送会社に勤務し、安全教育や事故処理等の仕事をしています。
そして、悲惨な交通事故をゼロにしたいと思い投稿しています。

今回は「順応と色彩」をテーマに書きたいと思います。

夜間走行は、危険がたくさん潜んでいます。
昼間走行の比ではありません。

暗い=見えない=危険

三拍子揃っています。

そして、夜間走行では対向車のライトや、街灯、テナントなど様々な光が目に入ってくるのを繰り返しながら運転をしています。
なかでも、明るいものに目がいってしまう傾向にあります。

これにより、自ら危険に足を踏み入れてしまいますが、何もなければ事故も起こることがないので、このカラクリになかなか気づけません!?

暗順応の本当に怖いところです・・・・・。

私たちの眼は、明るいものを見たあとに、暗いところを見ると更に暗く見えるようになっています。
夜、就寝するときに部屋のライトを切った瞬間、とても真っ暗になり、目が順応して(慣れて)くるとカーテン越しに徐々に外の薄明かりが漏れてくるのが、わかるようになるのはそのためです。

これが、盲点となり、タイミングまたは運が悪いと、道路を横断中の歩行者・自転車等を見落としてしまい、事故を起こしてしまいます。

いつも、暗いところには何か危険が潜んでいるかもしれないと思ってハンドルを握らないと、想定外の時に対応できません。
それと、夜間は発見が遅れ、重大事故になりやすいので、スピードを抑えることも、自分を守ることにつながります。

尚、服装の色が、黒・紺・茶系統の色の場合、更に見えにくくなるので注意が必要です。
ですから夜間において、歩行者の人たちも、車からは色彩により見えなくなってしまうことを知ってほしいと思います。

そして、双方が自覚し、自分を守る行動がとれれば、事故は間違いなく防げると思います。

お互いが、被害者・加害者にならないために・・・・・。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

事故に遭わない・起こさない 自分自身の作り方 PART12









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