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努力は年齢を超える

最近、仕事が忙しくてトレーニングに本腰が入っていなかった。
先週の土日は久しぶりにどちらも休みだったので、朝から近所の公園にランニングへ出かけた。
公園までランニングした後、園内にある鉄棒で懸垂を行うのが僕のルーティンなのだ。

しかし、久々のトレーニングだった僕は全然調子が出ず。
懸垂はいつもの2/3程度の回数しかできないという情けなさ。noteにもいつも書いてるけど、やっぱり継続って大事です。

そんなことを考えていると、隣から声をかけられた。

「お久しぶりです」

そこには、僕の公園でのトレーニング仲間である白キャップのおじさんが立っていた。
おじさんとは、公園で会った時立ち話する仲である。
最近朝公園に来ることが減っていたので、実に1ヶ月半ぶりぐらいの再会だった。

「おー!お久しぶりです!お元気でしたか?」

久しぶりに会ったおじさんと、僕は他愛無い話をした。
忙しくてあまり来れていなかったこと、少しの間サボっただけでかなり肉体が衰えたこと、おじさんはその間も欠かさず公園に来ていたこと…
世間話もそこそこに、今度はおじさんが鉄棒に飛びつく。

そして、僕は衝撃を受けた。

おじさんのトレーニングレベルが、明らかに上がっているのである。

懸垂の回数も、ぶら下がっている時間も明らかに以前より増している。
この前まで僕とトントン程度だったのに、今では完全に上回られていた。

ひと段落ついたおじさんに、僕は話しかけた。

「しばらくお会いしてない間にめちゃくちゃレベルアップしましたね!すごいです!」

それを聞くと、おじさんは照れ臭そうな笑いを浮かべてこう答えた。

「毎日、昨日より頑張ろうと思ってるだけです」

おじさんは51歳。僕より20個年上だ。
そんなおじさんが、未だに肉体のレベルを引き上げている。

おじさんがいる限り、僕も年齢を言い訳にはできない。
できる限り毎日、当たり前の努力を重ねていこう。そう思えた。

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