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僕らは文章を「書く側」という、極めて変わった人種

世の中には、無数の文章が存在する。
小説、エッセイ、コラムといった読み物。
提案書、企画書、見積、稟議書といった書類。
雑誌、新聞といったメディア。
TwitterやこのnoteのようなSNS。
挙げていけばキリがないぐらいだ。

けど、自ら望んで文章を書く人って案外少ないと思う。
僕の周りには作文や卒論、エントリーシートや履歴書以外で文章を書いたことがある人はほとんどいない。

多分、多くの人にとって文章は「書かされる」もので、「書きたい」ものじゃないんだ。
ほとんどの人は、発信したいという想いを持っていてもそれを文章にすることなく終わる。

僕は、noteを始めるまで文章を書いていいのは特別な才能を持っている人だけだと思っていた。
正しい文法を使用できる頭の良さと高い表現力、面白い文章を書くセンス。
それがなければ、ライターを名乗ってはいけないと思っていたのだ。

でも、noteを始めてみて。
自分も文章も書いて、人の文章も見て。
徐々に考え方が変わってきた。

文章を書きたいという想いと、実際に書くことができる力。
それがあるだけで、もうその人はライターと名乗っていいんだと思う。

だって、そういう人は世の中では数少ない「書く側」という極めて変わった人種だから。
それだけで、人にはない素晴らしい才能を持っているということなんだ。
僕は、自分が「書く側」の人間であることを誇りに思う。

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