【読む雑談】#12 自分の声を聴く(6/6)

雑談ラジオ # 12 独立元年から振り返ろう企画:松本博樹編 をテキストでお届け。因みにほんのり関西弁。

【読む雑談】# 12 もくじ

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松本
そこからはなかなか、色々ありましたけど。どーんと重いことが、プライベートのほうでね。
そういう、仕事がうまくいくと何かあるんですよ、家庭で。「成功者の告白(神田昌典著)」って本を読んだことあります?あれの通り、近しいことがやっぱり起こりがちです。


そういうの踏まえての教訓みたいなのあるんですか?

松本
最近読んだのであんま知らなかったです。

教訓ですか……内省じゃないですか。自分の声を聴くというか。


ああ……。僕、最近は、Seventh Generationっていう会社を作ったのもそうですけれど、作ったものが少しでも長く続くような文化を作っていきたいと思ってるんですが。
稼ぎすぎないことが、大事やなと。
さっきの最低生活費の話と一緒で、どれくらいあれば社員さん皆とか、自分たちのやりたいこともできて、新しいところに投資もできて、みたいなことができるのか。
なんとなく感覚的に会社の規模は10人以上にしたくないなという思いがあって。
見える範囲の中で、この人たちの中で。
それだと人に継ぎやすいんですよね。
いつかは死ぬわけで、誰かに継いでほしいわけですよ、この文脈は。
となると、誰にまかせてもやっていける仕組みにしないといけないわけで。
例えば孫正義さんがソフトバンク作って、あんなすごいことして、あれは誰も継げないじゃないですか。
自分に能力があるかどうかは置いといて、頑張った結果、ぐわーっと売り上げが伸びて、属人的に自分やから頑張れたみたいなことを作っちゃうと、他の人たちが続けられないので、差がついちゃう。

持続的な仕組みを考えると、やりすぎない、儲けすぎないこと、って結構大事なんじゃないかな。
やりすぎないからプライベートでも変な異変が起こることもなく。その辺が、身の丈を知るとか、内省することで自分を知ること。
自分は何がしたくて、何を求めてて、どんな生活がしたくて、どうしていきたいのか、身の丈がわかった人生を生きられる。
それをすごくわかりやすくいうと、儲けすぎないことはひとつの指針。青天井的に儲けられるだけ儲けたいですと言う人は上手くいかないんじゃないかな。

松本
逆や…(笑)。


松本さんは大丈夫。

松本
僕はいけるところまでいきたいと思ってるんで。


それも大事ですよ。

僕は最近そういうことを思うようになって、だから200年くらい続く事業を創るにはどれくらいの規模感で…。
これからお店も作りますけれど、5年で営業利益1億を目標にしてて。そうするためには、飲食とイベントとスクール事業が主なんで、それぞれの利益率で考えたら売上どれくらい目指すか。
この売上やったらこの3つそれぞれ何億ずつ、利益がこんくらいでるから、営業利益1億くらい。ていうことを最近考えてるんですよ。
これくらいできたらいいから、これ以上回してもしかたない。

扱ってるカテゴリーがスクールとか子供対象なんで、この時代においては子供が増えないじゃないですか今のままだと。地方においてやっていこうとすると、増えないといっても一定のところで人口減少が止まるので、子供がこれだけはいるという時代にそのうち安定すると思うんです。
この子供たちだけで回せる仕組みにしとかないと続かないじゃないですか。
子供が1万人くらいいることをジネスモデルに考えて、これで回る会社にしておけばずっと続くので、その辺のバランスを最近ずっと考えてる。

松本
長期目線ですね。


7世代先まで。

松本
僕は今を生きるので必死です(笑)。


よう言いますわ(笑)。僕のほうが必死ですよ。

松本
何も考えてないですよ僕は(笑)。


松本さんのルーツじゃないですけど、こつこつ育てる、サイト運営が好きだったこととか、少しでも安くとか、商売のいろは、基本のきを学んでいるようなことが積み重なって、今につながっているんでしょうね。

松本
ゲーム好きなんですよ結局は。裏穴みたいなのを見つけるのが好きなんですよ。今それをリアルでやってるだけです。多分そうだと思います。


人生はゲームみたいなもんです。

松本
そうです。
裏技見つけるとテンション上がります。


普段生きててRPGみたいに自分を俯瞰して見ているんですか?

松本
どうですかね。見るときもあればそうじゃないときもある。感情的になってると思います。じゃないと家庭が上手くいってるはずです。
僕の課題はそこですわ。


そこはでも…無理じゃないですかね。
家庭のところで感情を抜きにするのは間違ってるし、感情的になってしまえるのが家族の良さでもあったりするんで。

松本
そうですね。今の家庭で上手くいくとは思えないんで。


相性とかね。しょうがないことです。

松本
しょうがない。


そんなとこかなぁ。松本さんの話は。

松本
めっちゃしゃべりました。ビジネスよりも、家庭の話のが面白いかもしれません。


それは話せるんですか?

松本
話せないことも多いです(笑)。でもnoteに書いてることの補足であれば大丈夫です。


次どこかで、noteを読みながら「これってどういうことなんですか?」っていいかも。根掘り葉掘りほじくり返す。

松本
面白いとは思います。


そういうのもやっていきましょう。

松本
僕の話ばっかりですけどいいんですか。


いいんじゃないですか。
次回は僕にしましょう。

(おしまい)

全6回に渡る連載、読んでいただきありがとうございました。この雑談から少しでも何かの発見やひらめきを得てもらえたら、嬉しいです。

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(*'-') 次回、牧さん回もどうぞお楽しみに!

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