【読む雑談】#12 商売の基本の基本(4/6)
雑談ラジオ # 12 独立元年から振り返ろう企画:松本博樹編 をテキストでお届け。因みにほんのり関西弁。
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松本
もしメルカリでせどりをやってたら、メルカリで仕入れて他のとこで売ってたかも。
メルカリって売れやすいんですけど、手数料10%かかるんですよ。高いです。ヤフオクの手数料は当時5%でした。今は8%かな。10%のケースもあるけど。ラクマ(旧フリル)があったんですけど当時は0円でした。今ラクマは3.5%です。
その差額でうまいことやれば利益を出せる。絶対どっちでも売れるやつを仕入れれば。
牧
今でもせどりはチャンスあるんですね。
松本
ありますね。僕はメルカリのポイントとかいっぱいあるんで、消化するために、ラクマで絶対売れるやつをメルカリで敢えてポイントで買って、ラクマで出品して現金化する。
去年やってましたよ。一人暮らしして金ないわ、って思って。稼がないと。
牧
メルカリで売れやすいとかラクマで売れやすいとかカテゴリがあるんですか?
松本
いや、絶対売れるものがあるんですよ。どっちでも。
牧
例えば?
松本
金券とか。
牧
ああぁ。生活に必要な必需品みたいなものは売れる。
松本
売れます。
僕は株主優待とかに詳しいんで、そういうものを仕入れて横流し。
牧
そっか。そうやって貰ったものを別に売ってもいいんですもんね。
松本
別にいいんじゃないですか。何か思う人もあるかもしれませんが。
そういうことばっか考えてました。貯めたポイントとか優待券を仕入れに使ってました。そしたら全部現金化できるじゃないですか。全部利益になる。
金ですよ金(笑)。必死です。
牧
そういうのって必死になれば身につくんですかね。そういう勘所みたいな。
ビジネスって仕組みをハックすることだって言われるじゃないですか。
どれだけ人と違う目で見て、こうやったらいけるんじゃないかって気付けるかどうかっていうのがある。
松本
そういうことじゃないですか。
牧
それってどうやって身につくんですかね。もともとですか?幼少期から人と違う見方をしてました?
松本
どうなんでしょう、そんなことないと思います。
牧
そういうお金に変える力が人よりあるなと思ったタイミングってありますか?
松本
せどりし始めたからじゃないですか。
牧
せどりで目利き力が身についた?
松本
そのときに身についた気が……。会社員時代も一応工夫はしてたかな。外食の時にちょっと安くする。金券ショップよく使って。
牧
金券ショップっていつから使ってました?
松本
会社員の時からです。電車代安くするとか。10円単位で安くなるように工夫はしてました。
牧
そういうのって、世間の人たちはあんまりやってないな、みたいな、世間と自分のこだわってるズレって認識してるんですか?
松本
なんとなくは。ちょっとけち臭いなとは思ってます。
牧
世の中の人はそんなに、金券ショップを使ってる人もいるけど、みんな使ってるわけではないし、気付いてもいないんやろうなーって?
松本
そうです。自分も気付いてなかったですし。
牧
知らなかったときもあるんやし。
松本
自覚はしてたと思います。
牧
せどりをなんで僕がやったかっていうと、商売を学べるから。仕入れて売る。
松本
せどりはその点でいいですね。流通業の基本の基本なので。
それはすごい学べました。商売の基本。
牧
投資して物を仕入れて、それを1円でも高く売れば利益ですもんね。
松本
そういうことです。
牧
1円あれば同じくらいの値段の物がまたが買えますものね。
その1円を積み重ねればいいんですもんね。極端に言えば1億回売れば1億ですもんね。どこまでその利益を大きくできるか、どうやったら安く仕入れられるかってこと。
松本
そうそうそう。
牧
節約ブログを始めたのは…。売り上げはまだちょっとすぐ上げられるもんじゃないけど、節約はできる、というところで節約術を色々考えて書いていた。
松本
相手がいないと売り上げはないですからね。
牧
出費を限界まで下げることは自分だけでできる。
松本
みんなすぐ売り上げを出そうとしますからね。
「会社辞めてどうしたら稼げるようになりますか」ってみんな言う。稼ぐのはやったほうがいいけど、まずそこじゃないでしょ、っていうふうには思います。
牧
月に絶対に必要な最低金額をわかってますか、っていつも聞きます。
松本
わかります!マネースクールでも毎回聞きます。
牧
どんくらい稼ぎたいのすらわかってないのに、なんでそんなに稼ぎたいのって聞いたら、大体みんななんとなくじゃないですか。
松本
生きていくのに必要な額を洗い出してください。それがわかればとりあえず生きていけるでしょって。
牧
なんなら10万でよければバイトを月の半分して稼げるなら、残りの半分やりたいことやる、ってことから始めればいいし。
松本
めっちゃ大事です。
漠然としてるから不安になるんです。数字が見えてないから。
牧
その辺をちゃんとみんな気にしてないですもんね。特に若い人たち。
松本
一番大事です。
牧
間違いない。
松本
今日僕だいぶ毒吐いてますわ。
牧
そうですか(笑)。そんなことないですよ、全然優しいですよ。
松本
優しいですか(笑)。
(笑)
松本
やってましたねぇ、せどり。よう考えてやってましたね、いま自分でも言いましたけど。
牧
うん、今聞いているエピソードだけでもすごいなぁって。
僕も僕なりに自分がやってるところでいろいろ工夫しながら、どうしたら売れるかな、聞いてくれるかな、ってやってましたけど。せどりは僕は向いてなかったんで。
僕は競馬でそういうのを学んだんですよ。
僕、起業するならギャンブルしたほうがいいと思ってて。
投資するからリターン考えるし、PDCA回しやすいんですよ、競馬って毎週あって十何回もあるから、いっぱい試せるんです。
理性失ったら絶対失敗するし、そういうのもビジネスに似てるし。感情でやったらダメだし。自分でルールを決めてそれを貫き通せればなんでも勝てる、っていうのは競馬をすることで学んだ。
松本さんがせどりで学ばれたことは、僕はそのまま競馬で学んだことなんですね。
唯一、松本さんと僕の違うところは、
松本さんがやってることって、やり続けたら積み重なって結果が出やすいようにやってる。
僕はギャンブラーなんで、上手くいくかわからんことをやりたがるんですよね。
当然体力続く限りやり続けたら上手くいくまで修正するんで、失敗するはずないんですが、資金が尽きたら終わりみたいなギャンブルしがち。それは競馬で学んだせいですね。競馬は外れたら終わるじゃないですか。
例えば1万円軍資金あって、2,000円ずつくらい買えば5レース楽しめるけど、なんか1レースに1万円賭けて、勝ったらいいですけど。儲からないし。
競馬は、どれだけ強い、100回やったら絶対99回勝つような馬が負けることがあって、それが人生と似てるなというところに行きつき。結局何が起こるかわからんから、自分の信じたことを貫くこと。
ふらっと変えてしまったせいで、それで外れてしまったら、外れた検証もすごいし、そもそも自分が変えてしまったマインド面にも問題があるし、問題点が複数出てきてややこしくなるんです。
それなら正しいことはやって、その上で外れたところを検証する、ということをやってたら、競馬では勝てるようになったんです。一喜一憂しなくなったんです。
全財産を賭けるのは絶対ダメとか。そういった感じで、ギャンブラーな起業人生を送ってるなぁ。
松本
たしかに。滋賀での話もそうですよね。
牧
そうですね。スポーツのやつね。
(5/6へつづく)
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