マジカルバナナと言ったら板東英二
マジカルバナナ。バナナと言ったら黄色。
黄色と言ったらレモン。
レモンと言ったら米津玄師。
米津玄師と言ったらフラミンゴ。
フラミンゴと言ったら一本足。
一本足と言ったら王貞治。
王貞治と言ったらホームラン。
ホームランと言ったら盛り上がる。
盛り上がると言ったらパーティ。
パーティと言ったら鍋。
鍋と言ったら白菜。
白菜の話をしたい。
冬の野菜として強烈な存在感を放つ野菜、白菜。一人暮らしの男が野菜を食べることなど1年を通して冬の鍋の白菜くらいなものなので、今年も積極的に食べるようにしている。もちろん準備と片付けと調理がシンプルであればあるほどありがたいので、基本は鍋だ。
だが先日、ふとおもいたち、白菜を豚肉とともに炒めてみた。キャベツ感覚で焼き肉のたれでパパっと炒めてみると、うまい。焼いた白菜ってうまいんだ、と初めて知った冬。窓の外では雪がチラついていた。
世の中にはきっと、此度の白菜のように焼くことでうまみが増幅されたり新しい一面を見せてくれたりする食材がまだまだあると思う。
マシュマロなどがそうだ。焼いたマシュマロのうまさが世間に知れ渡ってからは、焼かないマシュマロのほうが珍しいほどだ。マシュマロを焼かずに食べるほうが異質な世の中になってきた(偏見)。
というわけで誰もまだ試したことがないであろう「焼き〇〇」を見つけたい。そしてバズりたい。よかったら誰かやってみてください。
❶スイカ(焼きスイカ)
まずは王道から。「生で食べるもの」という概念にとらわれやすい果物を焼くという発想。焼きリンゴなどを筆頭に、パイやパンなどになりやすいフルーツは案外火が通っているので、ここはスイカでどうだろう。焼きスイカ、想像がつかないが、きっと生でも焼いても塩で食べるのがうまいだろう。
❷ガム(焼きガム)
キシリトールでもクロレッツでもいいが、ガムを焼いてみるのはどうだろうか。味に深みやコクが増すのだろうか。スルメよろしく、噛めば噛むほど味がするようになるのだろうか。想像を超えてくる仕上がりになりそうでワクワクするが、良い結果になるかは正直わからない。
❸焼肉(焼き焼肉)
既に焼かれたものを、焼くという発想。さながら唐揚げの二度揚げを彷彿とさせるが、焼く行為を二度重ねたところで何が変わるのかという根本的な不安がないわけではない。「それはもうただのウェルダンだろう」と誰かが指摘するなら、「はい、そうです」とうなずくしかない。それくらいの覚悟はできている。
❹牛乳(焼き牛乳)
正直自分でも何を言っているかよくわからない。尖った発想さえすればいい、という「センスある風」を装いたいだけの人間に思われているだろうが、自分でもそう思う。もはや逆にセンスがないとさえ感じる。少なくとも牛乳を焼いてできた"何か"は、飲み物として定義できるのかどうかについて考えを巡らせることで今は精いっぱいである。
誰の何の参考にもならない文章を書き続けたい、という自分の中の我儘に、私自身手を焼いているところだ。
明日も良い日になりますように。
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