Aizack

はじめましてAizackです。会社員生活3年目に適応障害・うつ病を発症しました。うつ病…

Aizack

はじめましてAizackです。会社員生活3年目に適応障害・うつ病を発症しました。うつ病で障がい者手帳3級を持っています。社会復帰に向けた自己理解/研究のため自身の特性の言語化に挑戦します。もしも、自分のようにもがいている人の役に立つ何かが生まれれば嬉しいです。

記事一覧

「障害」という言葉の2つの英訳とそれぞれの見方の違い

はじめにこんにちはAizackです。本日は、最近読んだ本・記事・動画講義の中から学んだことを書いていこうと思います。それぞれ最後に参考文献として記載しますので、興味…

Aizack
2か月前
5

この2週間の簡易的振り返り

はじめにこんにちはAizackです。この数週間忙しさにかまけてnoteの更新をサボっていました。私生活を犠牲にして書くほどではありませんが、言語化することで自身を理解す…

Aizack
2か月前
13

只人は経験から学び、賢者を目指して歴史からも学ぶ

はじめにこんにちは、Aizackです。本日のタイトルは自分の好きな名言をもじって、文章を書いてみようという試みです。このタイトルの元ネタは以下です。 これを言ったビス…

Aizack
2か月前
7

高校時代出会った凄腕歴史教師の話

はじめにこんにちは、Aizackです。私は高校を2年生で中退しています。理由はたくさんありますが、1番は”楽しくなかったから”です。そんな私ですが、1度だけある先生の手…

Aizack
2か月前
6

私の生きづらさ(1):コントロールできないカモフラージュ癖

はじめにこんにちは、Aizackです。以前、カモフラージュについて以下の記事を書きました。これは私が異端であると自覚した中で身につけた生きる術でした。その一方、自分…

Aizack
2か月前
6

なにがあっても”生き残る”こと

はじめにこんにちは、Aizackです。今回は不登校、引きこもり、うつ病、ヘルニアによる一時的寝たきり、社会的孤立を経験した中で考えてきたことを言語化してみようと思い…

Aizack
2か月前
5

困窮中でも礼節を守る生き方: 私の挑戦

はじめにこんにちはAizackです。困窮した状況を表す言葉は複数存在します。 例えば以下のようなものです。 ・貧すれば鈍する ・衣食足りて礼節を知る ・武士は食わねど高…

Aizack
3か月前
3

生活保護における障害者支援区分の違い

はじめにこんにちはAizackです。生活保護を受けている今、精神障害者が制度的に差別を受けていると感じたことを述べたいと思います。 障害者加算における支援対象の違い…

Aizack
3か月前
1

闘病記(1):新卒入社した会社を適応障害で退職するまで

はじめにこんにちはAizackです。今回は、私が体を壊し闘病生活になったきっかけである適応障害・うつ病になる前後のお話をしようと思います。この記事を通じて、私のよう…

Aizack
3か月前
7

自分史概要:人生万事塞翁が馬

はじめにこんにちは、Aizackです。本稿では私の自分史について、大まかにまとめてみようと思います。各時期のエピソードは今後個々の記事で詳しく紹介する予定ですので、…

Aizack
3か月前
10

泣き笑いの幼少期と義務教育時代:Aizackの自分史

はじめにこんにちはAizackです。過去数本記事を投稿しましたが、自分自身の紹介が不足しているのではないか、と感じたため今回からはしばらく「自分史」を書いていこうと…

Aizack
3か月前
2

おもしろき こともなき世も おもしろく

はじめに幕末の長州(現在の山口県)藩士高杉晋作の辞世の句とされるものとして以下が有名です。 私なりに現代語訳するとすれば、「面白くないこの世だけれども、それを…

Aizack
3か月前
3

療養の間私を支えてくれたMEMEたち

はじめにこんにちはAizackです。5年前からうつ病をきっかけに様々な病気・怪我で療養をしています。その間、落ち込みどうしようもない時もありましたが、様々な作品(ミー…

Aizack
3か月前
8

カモフラージュ:「普通の人」のフリをして得た教訓

はじめにこんにちは、Aizackです。私は大学卒業から身体を壊すまでの約3年間、「普通の人」を装い、カモフラージュして生きてきました。その結果、体調を崩し、現在に至…

Aizack
3か月前
4

ポジティブな悲観主義者の探求: リスクを踏まえて行動する生き方

はじめにこんにちは、Aizackです。今回は大学時代に考えた生き方を文章化してみました。相反するように見える2つの単語を並べると何が起きるのか、興味があればお読みいた…

Aizack
3か月前
5

20年来の悩みが「当事者研究」という概念によって救われた話

はじめにご挨拶 Aizackと申します。 学生の頃からストレスを強く感じやすく、不眠症や過敏性腸症候群(特に慢性下痢)に苦しんできました。 特にこの数年は、働き始めて…

Aizack
3か月前
5

「障害」という言葉の2つの英訳とそれぞれの見方の違い

はじめにこんにちはAizackです。本日は、最近読んだ本・記事・動画講義の中から学んだことを書いていこうと思います。それぞれ最後に参考文献として記載しますので、興味が出た方は手に取るなり講義を聞くなり行動に移してみてください。 今回のテーマはタイトルの通り、「障害」についての英訳が2種類あること、そしてそれぞれの意味が全く異なっていることを説明します。一般に日本語で「障害」と表す場合は、当人の心身の機能不全・不足等を指すことが多いかと思います。しかし、英語での表現において

この2週間の簡易的振り返り

はじめにこんにちはAizackです。この数週間忙しさにかまけてnoteの更新をサボっていました。私生活を犠牲にして書くほどではありませんが、言語化することで自身を理解する助けになるのは確かです。そのため何かしらを書き続けることはいきたいと思っています。今回は特にトピックがないのでこの2週間程の振り返りとして「YWT」という手法でこれまでの振り返りをします。本日もよろしくお願いします! Y:やったこと無名人インタビューという企画に応募しました。有名人以外の世の中にいる「普通

只人は経験から学び、賢者を目指して歴史からも学ぶ

はじめにこんにちは、Aizackです。本日のタイトルは自分の好きな名言をもじって、文章を書いてみようという試みです。このタイトルの元ネタは以下です。 これを言ったビスマルクさんは知らなくても、この名言はしっている人も多いのではないでしょうか。(歴史好きな方は「鉄血宰相」やら「ビスマルク体制」あたりの第一次大戦周辺のドイツ・プロイセン史でご存知かと思います。) 元ネタの言葉の意味愚者は経験から、つまり自身の経験のみから学ぶ。そして、賢者は歴史、つまり他人の経験からも学ぶ。そ

高校時代出会った凄腕歴史教師の話

はじめにこんにちは、Aizackです。私は高校を2年生で中退しています。理由はたくさんありますが、1番は”楽しくなかったから”です。そんな私ですが、1度だけある先生の手腕に痺れ、人間は何時からでも興味を持って学ぶ頭の良さがあるのだと教わったことがあります。今回はその時のことを思い出して、文章にしていきます。本日も、よろしくお願いします! 私が通っていた高校私の高校はトップ公立に行けなかった子が主に行く、2〜3番手の自称進学校でした。さらに少子化が進み、受験倍率も1.1倍と欠

私の生きづらさ(1):コントロールできないカモフラージュ癖

はじめにこんにちは、Aizackです。以前、カモフラージュについて以下の記事を書きました。これは私が異端であると自覚した中で身につけた生きる術でした。その一方、自分と異なる人格を常に演じる負担は大きいこともお伝えしたかと思います。この「カモフラージュがうみだす生きづらさ」について今回は言語化してみます。本日も、よろしくお願いします! なぜ生きづらさにつながるのか人間は誰しも、ペルソナという場面に応じた側面を切り替えながら生きているといいます。しかし、私の抱える生きづらさ

なにがあっても”生き残る”こと

はじめにこんにちは、Aizackです。今回は不登校、引きこもり、うつ病、ヘルニアによる一時的寝たきり、社会的孤立を経験した中で考えてきたことを言語化してみようと思います。結論はタイトル通りではありますが、なぜそこに至ったのかという点もお話します。それでは、よろしくお願いします! なぜ”生き残る”にこだわるのか”生き残る”ことへこだわる理由は、90歳を越えて存命の祖母と60歳を前になくなった父、この対照的な2人の影響です。 祖母の話 祖母は嫁いだ旦那やその親戚との関係

困窮中でも礼節を守る生き方: 私の挑戦

はじめにこんにちはAizackです。困窮した状況を表す言葉は複数存在します。 例えば以下のようなものです。 ・貧すれば鈍する ・衣食足りて礼節を知る ・武士は食わねど高楊枝 上2つは、困窮していると心の余裕をなくすという意味です。最後は武士階級の意地を象徴し、困窮してもその様子に周囲に悟らせないようにするという意味です。 さて、では生活に困窮している状態で実際にどのような状態になるのか、そして私はその状況でどのように振る舞おうとしているのか文章にしてみようと思います。

生活保護における障害者支援区分の違い

はじめにこんにちはAizackです。生活保護を受けている今、精神障害者が制度的に差別を受けていると感じたことを述べたいと思います。 障害者加算における支援対象の違い障害者加算は、健常者に比べて生活のハードルが高い障害者に対して生活保護費を加算する制度です。詳細は省きますが、加算は身体障害者手帳1〜3級が対象で、精神障害者手帳1〜2級となっています。精神障害者手帳は加算を受ける等級の区分がなぜか異なっています。 私の精神障害者手帳の等級は3級です。そのため、障害者加算の対

闘病記(1):新卒入社した会社を適応障害で退職するまで

はじめにこんにちはAizackです。今回は、私が体を壊し闘病生活になったきっかけである適応障害・うつ病になる前後のお話をしようと思います。この記事を通じて、私のように無理をして長い闘病生活をおくる方が1人でも減ることを願います。それでは、よろしくお願いします。 入社まで家庭の事情で大学を休学しながら、就職活動をしていました。その頃に参加した就活イベントで人事担当者の方と出会い、結果的に入社に繋がりました。 営業職志望だったためシステム会社のエンジニア職で採用していただい

自分史概要:人生万事塞翁が馬

はじめにこんにちは、Aizackです。本稿では私の自分史について、大まかにまとめてみようと思います。各時期のエピソードは今後個々の記事で詳しく紹介する予定ですので、そちらも是非ご覧ください。それでは早速初めましょう!本日もよろしくお願いします! 本稿のキーワードは以下の通りです。波乱万丈でアップダウンの激しい人生を経験した私の物語が、読者の方に勇気を与えられれば幸いです。とはいえ、基本的には自分のための振り返りですので、過度な期待はしないでください。 本稿のキーワード

泣き笑いの幼少期と義務教育時代:Aizackの自分史

はじめにこんにちはAizackです。過去数本記事を投稿しましたが、自分自身の紹介が不足しているのではないか、と感じたため今回からはしばらく「自分史」を書いていこうと思います。 30年近くあるものですから、事細かに書いていてはいつまでかかるかわからないため全3回を予定しています。今回は幼少期〜義務教育期間までの私について書いてみようと思います。覚えていないことも多いのですが、周囲から聞いたことも含めながら私がどういう人間だったかを書いてみようと思います。 幼少期母方の実家

おもしろき こともなき世も おもしろく

はじめに幕末の長州(現在の山口県)藩士高杉晋作の辞世の句とされるものとして以下が有名です。 私なりに現代語訳するとすれば、「面白くないこの世だけれども、それをどう面白くするのかは己の心構え次第だ」という感じでしょうか。自分の心構え次第という点は非常に共感していて、子供の頃からとても好きな一句です。 ただ、この有名な一句ですが、下の句は高杉晋作と交流のあった僧、野村望東尼(のむら ぼうとうに)が創作・追記したと言われています。 これを知ったのは最近で、別人の創作だったの

療養の間私を支えてくれたMEMEたち

はじめにこんにちはAizackです。5年前からうつ病をきっかけに様々な病気・怪我で療養をしています。その間、落ち込みどうしようもない時もありましたが、様々な作品(ミーム)が私の生きる糧となり支えてくれていました。今日はそのミームたち5つを紹介します。 なお、今回のnoteはメタルギアシリーズを制作された小島秀夫監督の本、「創作する遺伝子ー私が愛したMEMEたちー」へのリスペクト作品です。この本も小島秀夫ファン、映画ファンならきっと面白いので是非手にとって頂けたらと思います

カモフラージュ:「普通の人」のフリをして得た教訓

はじめにこんにちは、Aizackです。私は大学卒業から身体を壊すまでの約3年間、「普通の人」を装い、カモフラージュして生きてきました。その結果、体調を崩し、現在に至るまで療養生活を続けています。 今回は、私はどのようにカモフラージュするようになり、なぜ体調を崩してしまったのかを順を追ってお話していこうと思います。 序〜自然体で生きてきた頃の私〜学生時代はカモフラージュせず、ある程度自然体で生きてきました。時折トラブルはありましたが、周囲の評価は「変わったやつ」程度でし

ポジティブな悲観主義者の探求: リスクを踏まえて行動する生き方

はじめにこんにちは、Aizackです。今回は大学時代に考えた生き方を文章化してみました。相反するように見える2つの単語を並べると何が起きるのか、興味があればお読みいただけると幸いです。 Positive Pessimist(ポジティブな悲観主義者)Positive Pessimist(ポジティブな悲観主義者)とは 「内向的であり、リスクに敏感に生きることで問題にぶつかっても嘆くことなく淡々と処理していく」という生き方です。ネガティブの言い換えという側面もありますが、私が

20年来の悩みが「当事者研究」という概念によって救われた話

はじめにご挨拶 Aizackと申します。 学生の頃からストレスを強く感じやすく、不眠症や過敏性腸症候群(特に慢性下痢)に苦しんできました。 特にこの数年は、働き始めてから発症したうつ病をきっかけに、糖尿病・ヘルニアを連鎖的に発症し、まともに仕事ができていません。家事や買い物などの日常生活を送るのすら難しい時期もありました。 そんな私が「20年来の悩み」をある概念を知ることで発散したというお話をしようと思います。 20年来の「悩み」 小学生の頃から「私は少数派であり、誰