なにがあっても”生き残る”こと
はじめに
こんにちは、Aizackです。今回は不登校、引きこもり、うつ病、ヘルニアによる一時的寝たきり、社会的孤立を経験した中で考えてきたことを言語化してみようと思います。結論はタイトル通りではありますが、なぜそこに至ったのかという点もお話します。それでは、よろしくお願いします!
なぜ”生き残る”にこだわるのか
”生き残る”ことへこだわる理由は、90歳を越えて存命の祖母と60歳を前になくなった父、この対照的な2人の影響です。
祖母の話
祖母は嫁いだ旦那やその親戚との関係で大変な苦労をしながら、2人の子どもを育てました。そして、現在は90歳を越え、苦労させられた相手は誰も、この世に残っていません。毎日笑って暮らしています。認知症を患っており、昔とは性格や行動も変わってしまいましたが、それでも「今は幸せだ」と笑う彼女を見ると、最終的に生き残った方が動物として強いのだなと感じます。
父の話
一方、父は家族6人を支えるために若い頃から身を粉にして働いてきました。40代の頃に複数の病気によって身体障害者になりました。それでも治療・リハビリのおかげで、仕事に支障はないほど回復したと聞いています。ちょうどその頃、会社の上司が見舞いに来て「障害者にさせる仕事はないぞ、どうすればいいんだ?」と病床の父にのたまったらしいです。(約20年前の出来事、母からの伝聞です。)20年以上務めた会社にここまで言われても、父は働くことは辞めませんでした。私達家族が居たからです。
50代後半に腎臓を悪くして、人工透析を開始しました。週に3日、毎回5時間以上かかる透析治療、厳しい食事・飲水制限と体重管理を受けていました。この頃の父は、随分と身体が小さく見え、顔に覇気がなくなっていました。透析開始から数年後、60歳目前で自宅で亡くなりました。父のことは尊敬しています。自分にも他人にも厳しい人でしたが、祖父が事業で作った借金を返し、私達家族を育ててくれました。真似できるとは思えない程立派な人です。一方、早くに亡くなったため退職したら挑戦したいと語っていたことに手が届く前に寿命を終えました。
家族を育て、助けた父のことは非常に尊敬しています。一方で、自分のやりたいことが健康や体力の問題で不可能になる辛さも見てきました。だからこそ、どうしても”生き残る”ことが大事なのだと私は思います。
自分自身の弱さ
私は弱い人間です。とにかく苦しいことからは逃げ、楽な方に進みたい、そういう本能的な面が強い、直情的・衝動的な人間です。欲望に弱く、好きなお酒や食事、ゲームなどの遊びに熱中するタイプです。その弱さを知っているからこそ、その欲や衝動との付き合い方や理性でそれをブレーキかけるように意識付けしなければならないと考えています。
私は苦しいことがあっても、自殺はしないと決めています。上に書いたように父を60前に亡くしており(当時私は20代半ば)、残された家族の悲惨さや周囲への影響の強さを良く知っているからです。
私は酒は好きですが、それに依存しないと決めています。生前、父方の祖父はアルコール依存でした。新車で飲酒運転をして自損事故で廃車にしたり、酒が不足して暴れる・暴言を吐く姿を幼少期に見てきました。
私は食べることが好きですが、それによって健康を損なうのが怖いです。上に書いた父は生活習慣病から最終的に人工透析になり、亡くなりました。どれだけ優秀で頑張っても、人間は病気には勝てません。生活習慣に問題があると健康を損ない、死が近づくということを知っています。
私は刺激に弱いので、依存して破滅するようなものを避けたいと決めています。うつが酷かった頃、スマホゲームのガチャ課金や女性関係の遊びへ依存しそうになった時期がありました。食事依存に関しては学生時代から今も続いていて、食生活の改善は生活環境を落ち着けた後の目標になっています。
弱さを認め、目標は”生き残る”こと
私は自分を律することができる程、意思の強い人間ではありません。弱い人間で欲や衝動に引っ張られるからこそ、そこから距離を取り、最終的に”生き残る”ことを目指したいと思っています。
私は今、生活保護を受けています。保護費の中で生活をやりくりする中で、毎日毎日支払いのことばかり考えています。何をするにも一番に頭にあるのは「お金が足りない」ということだけ。健康で働けている頃にはなんとも思わなかったことが何もかもできなくなりました。まさか30歳を越え、コンビニに行って、お金が足りず何も買えない経験をするとは思いませんでした。
過去と比較すると今は最も苦しく逃げ出したい状況です。今すぐにでも楽になりたい、この状況から開放されるためなら何をしてもよい、そう思う瞬間も多々あります。しかし、私の家族が教えてくれたように大切なのは最終的に”生き残る”ことです。生き残って幸せになるかはわかりません。でも、死んでしまうとそれ以上幸せにはなれないのです。
だからこそ、私にとって大切なのは最終的に”生き残る”ことなのです。
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