カモフラージュ:「普通の人」のフリをして得た教訓
はじめに
こんにちは、Aizackです。私は大学卒業から身体を壊すまでの約3年間、「普通の人」を装い、カモフラージュして生きてきました。その結果、体調を崩し、現在に至るまで療養生活を続けています。
今回は、私はどのようにカモフラージュするようになり、なぜ体調を崩してしまったのかを順を追ってお話していこうと思います。
序〜自然体で生きてきた頃の私〜
学生時代はカモフラージュせず、ある程度自然体で生きてきました。時折トラブルはありましたが、周囲の評価は「変わったやつ」程度でした。そんな中でも成績はそれなりで、結果も出していたので変な扱いは受けずにのびのび生きてこれました。
破〜カモフラージュせざる得なくなってからの私〜
ところが、就職活動を通じて、自然体の私が通用しないことがわかってきました。自然体で書いた書類や準備して望んだ面接も結果には繋がらず、変わらなければ通用しないと感じていました。さらに、内定の出た会社で働きはじめると、自然体での言動・行動が大きなトラブルになりました。これをきっかけに、カモフラージュして「普通の人」を演じるようになりました。
演じている時は、自然体だと足りない部分を補うために過剰なまでに気を張り、気を配るようになりました。自然体の自分は他人の気持ちに無頓着だったため、過剰なまでの気配りが必要でした。しかし、どれだけ気配りして様子や表情を探っても、結局他人の気持ちはわかっておらず、気配りからの行動は的外れになってしまうこともしばしばでした。
カモフラージュの影響
カモフラージュをやり続けること周囲の反応は変わりました。自分ではサラリーマンのコスプレをしているような奇妙な感覚でしたが、「できる人」だと評価されるようになりました。その一方、「できる人」として扱われるため、周囲が気を使ってくれなくなりました。
どれだけ繕ってもカモフラージュでした。
自然ではないため、ある程度一緒に仕事をするとメッキが剥がれました。すると、「できる人」なのになぜ簡単なことができないのか?と疑問が付き、最終的な評価は「だめな人」に変わってしまいました。
私はその間、何も変わっていません。周囲の目が変わったのです。
そうして段々と「だめな人」扱いになってしまったことに、私は耐えることができませんでした。
カモフラージュから故障/体調の悪化までの流れ
カモフラージュして繕っている間は、「普通の人」のフリをして自分の短所、特に極端に苦手/弱い部分、を見つからないようしていました。それが露見すると「サボっている」「何も考えていない」と評価されるのではないかという恐怖がありました。
自分なりに一生懸命働いていたつもりですが、見当違いの行動をすることもしばしばありました。手を抜いたり頑張らなかったり、人を頼ったりすることができなかったため、気を休める暇はありませんでした。その結果、メンタルに不調をきたし体調を崩してしまいました。
急〜カモフラージュ癖を抱えながら生きていく私〜
カモフラージュをどうにかしたいと考えても、身についてしまっているため簡単には抜けません。これからは、カモフラージュ癖とどう付き合いながら生きていくのかと考えています。
家族・友人・主治医・就労移行支援の支援員さんなど周囲の人の力を借りて、「私はどんな人」なのかを教えてもらいながら、自分自身を受け入れていきたいと思っています。
余談
序破急と書いてしまいましたが、「急」に関しては現在から未来に向けての話なので「急」ではなかったかもしれません……
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