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すきまに読書

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つんどかなかった積読5冊 | 140文字の読書感想文

つんどかなかった積読5冊 | 140文字の読書感想文

恥ずかしながら、私は読み間違いが多い。

「重宝」も「ちょうほう」って分かっていながらも心の中で「じゅうほう」と読んでしまう人間だ。

つい最近まで「積読」も「せきどく」と読むと思い込んでいた。

気付いたときの印象は

めっちゃ可愛いやん。

行っとこ〜

作っとこ〜みたいな。

本つんどこ〜みたいな?

関西弁っぽいそんなゆるさにキュンとした。

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『パンチパーマの猫』読了📚

読み始めからすごい。
パンチあるエッセイから始まる。

「とほほ」な人たち。
くすっとネタにしたり
本気で文句言ったり
不快なことを不快だ
と、書ける毒入りの文章。

スッキリするわけではない。
けど前向きになれる。
群さんにやられてしまう一冊。

『47都道府県女ひとりで行ってみよう』読了📚

休館日に工事中だったり。
一人でお店に入れず人と交流も少なめ。

まさに旅音痴

途中で初版が2011年だと知る。

ガイドブックで行き先を調べ、地図片手に歩き周る。一人で宿も断られ。もはや旧型の旅の仕方が途中から羨ましく癖になる。

『考えごとしたい旅 フィンランドとシナモンロール』読了📚

2冊連続の益田ミリさんの旅エッセイ。発行年の差9年。すっかり旅音痴から旅上手になられていた。

旅での経験を自分の未来に役立てたい、そうゆうものは薄まっていく。らしい。

私もギラギラせず、旅をできるようになるだろうか?

『柚木沙弥郎のことば』読了📚

いつか読みたい、と思っていたら今年始め亡くなられた。優しい言葉の所々に「寿命」「死」というワードを感じられた。自分にとってこの本を読むのはこのタイミングだったんだろう。

老いを尊大にするでもなく悔いることもなくご自身の人生を歩まれていたのだろう。

『気づいたこと、気がつかないままのこと』読了📚
読み始めは気づかなかったけど、読み終わったあとこのタイトルの意味がふっと腑におちる。

エッセイとは文学の一つ。

私の人生にも文学が潜んでいると思うと前向きになれる、そんなエッセイ集。

『〈あの絵〉のまえで』読了📚
原田マハさんの美術小説。日本に実際にあるアート作品とその美術館が関わっていく6つの物語たち。これを持って観に行きたくなった。旅したいなぁ。

今日もまた、
どこかの美術館で
小さな奇跡が起こっている。

帯のコピーがまた良き。

『くもをさがす』読了📚

読み終わって出てきた気持ちは「うらやましい」だった。
もちろん病ではない。出てくる人々がとても愛おしいかった。人望しかり、海外ということもあるんだろう。自分が人生の岐路にたったときこんなに助けてくれる人たちが居るだろうかと、それが一番の感想だった。