尾道に来た

朝。
自分でかけたわけではない
アラームに起こされる。
ホテルでは
たまに
起こりうることなのだが
前に宿泊した人の
痕跡が残っていたりする。

忘れ物やゴミ、
まあ何を残していってもらっても
構わないのだが、
無意味に
叩き起こすだけのは
ご遠慮願いたいものである。

齢でいうところの
もうしっかりめの
おじさんなので
一度起きてしまうと
なかなか寝づらかったりする。
とはいえ
今日はもう少しだけは
眠れたので
まだ運がよかったほうだが、
寝る前に確認しないと
いけませんね。
いやはや。

というわけで
本日は尾道。
尾道にてライブがある。

尾道はその昔、
ツアー中に途中下車して
ラーメンを食べた記憶こそあるが
ライブをするのは
はじめてだ。
(と、思うw)

そんな薄らな記憶のまま
車に乗り込み
尾道へ。
クネクネと道を進んでゆくと
とても景色のいい
港のようなところが見えた。

ライブハウスに着き
酷暑の中機材を入れ
一息ついてから
コンビニへ。

箱の周りは
なんというか
古めかしい路地が
ずっと続いていて
とても情緒がある。

おいおい。
とても素敵な街じゃないか！

大きなペットボトルを抱えたまま
なんだかやはり
海が見たくなったので
勘を頼りに
細い路地をクネクネと
歩いてみる。

非常に暑いではあるが
本当に良い感じの景色が
次々と目に飛び込んでくる。
感心しながら
市役所を見つけ
その駐車場の奥が
海になっていることに
気がつき向かう。

本当にちょっとした
海に繋がる手前
のような雰囲気の場所ではあったが
そこまでいくと
とたんに
潮風がふわぁっと吹き
海の匂いがした。

潮の香りと波の音

とても気持ちがいい。
やっぱいいなあ、海は。
などと思いながら
箱は戻り
リハーサルの準備をする。

今日も今日とて
どんな1日になるだろうか。
非常に楽しみだ。

願わくば
こうゆう素敵な街に
一週間くらい滞在して
なにか曲でも作ってみたいものだが
本当に
そんな感じで来たとしても
毎日お酒ばっかり飲んで
何もしなそうなので
まあ気持ちだけ
そう願っておくことにしますw

幽