綿岡洋平 Yohei Wataoka

いろいろな分野にチャレンジしていきたいと思います!! 株式会社ワタオカS&C(…

綿岡洋平 Yohei Wataoka

いろいろな分野にチャレンジしていきたいと思います!! 株式会社ワタオカS&C(経営革新等支援機関)取締役、独立行政法人 中小企業基盤整備機構アドバイザー。早稲田大学卒。小さい視点から大きな視点まで、気づいたことを網羅して発信。 お問合せ→yohei@wataoka-sc.com

最近の記事

付加価値とは、「物語」を紡ぐこと

最近はChatGPTを使いながら、仕事で活用できることを探している最中です。やはり、体感しないと分からないことがありますね。 生成AIについては、若干過熱気味な風潮がある中で、冷静にメリット、リスク、そしてリテラシーについて、考えていたりします。 さて、時代の風潮と言えば、デフレマインドからインフレマインドに変わってきているということも見逃せない点です。 物価上昇が継続的に続くかは議論がある点だとは思いますが、少なくとも賃上げや雇用の流動化、値上げアレルギー緩和など、デ

    • 「事例」を使う際に気を付けるべきこと

      この仕事をしていると、様々な事例を目にする機会が多く、また他社(他者)の事例を研究する機会が多くあります。 視察に行ったり、新聞・本を読んだりといった活動ですね。それらを基に、時流を読むこと(マクロ視点)も含めて、日々分析をしながら、「事例をどう活かすか?」を考えてきています。 「事例」は非常に有効であると感じています。「なるほど、うまい!」と思うこともしばしばで刺激を受けつつ、実際に仕事にも活かせることも多くあります。非常に重要な視点ですね。 事例の罠に気をつけよ!た

      • 当社の社名の由来〜コーポレートミッションの体現

        ここ最近は、結構、当社の社名について、お尋ねいただくことが増えてきましたので、社名の由来についてご紹介したいと思います。 当社の「ワタオカS&C」の「S&C」部分ですが、当社が持っている世界観、ミッション、事業内容の本質が隠されています。 「S&C」とは、「S=Solution」と「C=Creation」「S&C」は、これから私たちが考えている世界観やミッション、ご提供している(したい)価値を表すもので、英語の頭文字を表しています。 では具体的にはその英語とは? S=

        • 「手書き」というアナログ・ライフハック。

          唐突ですが、皆さんは紙の手帳やメモ帳って、使っていますか? さらに手書きでサラサラっと何か書く場面ってあったりしますか? 最近、個人的に「手書き」の有効性を実感しているところです。 今まではiPadでApple Pencilを使って、メモを取ったりしていましたが、どうも続きませんでした。もちろん、すぐにPDF化できるなど、利点は山ほどあるわけですけど、どうも物足りなさがありました。 ここ一年ばかりはA5サイズのメモ帳とプロジェクトペーパー(方眼)で自由にアイデアとか気が

        付加価値とは、「物語」を紡ぐこと

          高付加価値化への道〜「掛け合わせ」のすゝめ

          2023年に入り、早いもので2週間が経ちました。 2022年を振り返ると、ご存知の通り、世界情勢が劇的に変化し、それに伴うエネルギーの高騰、そして、世界的な物価高騰が発生しました。さらにコロナ禍の動向にも左右され、変化が増幅してきたのではないかと考えられます。変数が多く、企業経営や暮らしにも影響が出てきた一年だったのではないでしょうか。 間違いなく、2022年は特筆すべき年になり、それは2023年も継続していくでしょう。 現状のマクロ経済の中で、企業経営にとって、重要だ

          高付加価値化への道〜「掛け合わせ」のすゝめ

          「より安く」の時代のその先に。

          先日、欧州系プライベートバンクの勉強会に参加をしてきました。 著名なマクロ経済のアナリストによる講演で、今後の世界経済についての見通しを数年から数十年単位で分析したものでした。 非常に興味深く聞き、大きな時代の転換点を迎えているとの感触を得ることができました。 特に世界の分断によるグローバリゼーション終焉、物価動向、人口動態からの経済構造分析が面白かったですね。 個人的にとても印象的であったのは、「世界的な人手不足時代突入」という視点でした。 世界中で少子高齢化が進展

          「より安く」の時代のその先に。

          サブスク時代におけるキュレーションの価値と創造性

          唐突ですが、私は非常にカラオケが好きです。気持ちがいいですよね。ワイワイと気持ちよく盛り上がれるのは最高に価値のある時間です。もっとも最近は体力と喉の許容値が低くなってしまい、学生時代のようにはいきませんが・・・。(※コロナ拡大時には行ってはないです) 今までのカラオケの場面で思い出すのは、一緒に行った人の選曲で「知らない曲」を発見する経験があるということ。なんなら、オリジナルを知らないこともあることもあるなぁ。 よくよく考えれば、これは「キュレーション=情報やコンテンツ

          サブスク時代におけるキュレーションの価値と創造性

          命に関わるデジタル格差をバカにするべきではない

          数日前、マイナンバーカード発行に係る手続きに広島の某区役所に行ってきました。その中で、マイナンバーカード発行手続き窓口だけ、異様な雰囲気でした。というのも、「待ち時間1時間!」、ごった返して、ベンチもなく、立って待っている人も。老若男女が揃い踏み。そして、発行インセンティブであるマイナポイントの窓口も長い待ち時間を要するようでした。そして、係員の方々は高齢者の方々に丁寧に根気強く支援をしている様子も見てとれます。 そして、私はスマホの扱いには慣れていると思っているので、細か

          命に関わるデジタル格差をバカにするべきではない

          事業承継M&Aで最も本質かつ必要なもの

          ここ数年、課題解決が必要な分野として「事業承継」というものがあります。中小企業経営者の高齢化や後継者不在などを背景として、廃業に至った場合、今まで培った技術・販路などを失うこと、雇用への影響が大きいこと、さらには地方経済への影響が大きいということが指摘されています。確かにこの指摘に関しては、個人的には納得感を持っています。 ただし、総論においては納得感がある一方で、事業承継M&Aについての理解や方法論に関しては、やや違和感を持つ要素もあることも確かです。 では、その違和感

          事業承継M&Aで最も本質かつ必要なもの

          中小企業こそ、「人的資本」の可視化が必要

          最近、岸田政権による「新しい資本主義」の一環で、人的資本についての言及が増えてきました。内閣官房が「人的資本開示指針」を策定し、公表していますし、上場企業の開示義務化も予定されています。 内閣官房「人的資本可視化指針」(PDF)https://www.cas.go.jp/jp/houdou/pdf/20220830shiryou1.pdf 世界の投資家も人的資本状況を中心とした「非財務情報」の分析にも力を入れています。投資家もやはり人的資本が企業価値向上の鍵であると十分に

          中小企業こそ、「人的資本」の可視化が必要

          感性が鈍っていることについて

          時事系の記事を色々と書きたいことがありましたが、今日はちょっと止めておこうかなと思います。ビビるくらい、ラフな感じ。 早速、前言撤回のような形になりますが(笑)、先週は例のFRBのパウエル議長のジャクソンホール演説、それに伴う市場動向、各国インフレ状況、国際情勢などの情報を集めていき、自分なりに分析をしてきました。これは今すぐに儲けていこうというようなものではなく、「半分趣味、半分仕事」でして、ある意味では、最高なことをしていました。色々と「こうなるから、こうなるのか!」と

          感性が鈍っていることについて

          「情報ポートフォリオ」のすゝめ

          「大変化と複雑化する世界」の中で・・・昨今は情報がとにかく多すぎるなと感じています。情報を取りに行こうとしたら、365日24時間ずっと可能ですね。キリがないなぁと思うのです。一方で、昨今の状況下で、世界は大きく変わろうとしている、さらに複雑化をしている中で、情報の必要性が高まっているのではないでしょうか。 ウクライナ情勢から約半年が経つ中で、ハイブリット戦争ということで、SNS環境も「戦場」となっているという現状も指摘されています。「認知戦」という言葉も聞くようになりました

          「情報ポートフォリオ」のすゝめ

          ややこしいお金に花束を

          社会人になって、よく考え込む。 「お金っちゅうのは、ややこしいもんだなぁ」と。 生きていくにはお金が必要であることは言うまでもない。どうしても必要だ。悔しいことに「お金」があったら、大抵のことは解決することが出来たりする。本当は愛とか夢とか希望とかだけで大抵のことを解決することが出来たらと思うのだけれど。そんなに都合はいかないものだ。 稼ぐのは本当に難しいし、大変な思いをすることが多い。もちろん、やりがいや爽快な気持ちで仕事をしていることも確かなことである。うーん、でもや

          ややこしいお金に花束を

          30年後の教科書は、どう今を書くんだろう?

          久しぶりの更新となってしまっていて、非常に心苦しい。すみません。しかし、本当に(本当に)気が向いたら、書いていこうかと引き続き思っているところである。 最近は仕事も忙しくさせていただいていたが、同時に本を読んだり、新聞読んだり、ドキュメンタリーを観たりといった雑多なインプットをしてきた。正直、自分の糧になっているかは心許ないが、しかし、自分を信じて、インプットするしかないなといつも思いながら、知識を摂取している。(部屋の中にある積読を見るのが辛い・・・読まなければ・・・)

          30年後の教科書は、どう今を書くんだろう?

          最近思うこと。青臭くてもいいんじゃない?

          36歳になりまして、いよいよ40歳が見えてきて、仕事の中で思うことを少し雑感的に書き連ねていきたいと思います。 別に年齢云々の問題ではないでしょうが、個人的には「36歳」が大きなインパクトを持つ数字でした。「今後、どうなりたいのか」という問いにぶつかってきているような感じがするのです。 社会人になって、成果を追いかけてきまして、色々な貴重な経験やそれに伴う学び・教訓が多くありました。一方で、色々と生きていれば、壁に阻まれたり、なかなか上手くいかないことだったり。うまく付き

          最近思うこと。青臭くてもいいんじゃない?

          若手求職者の意識から探る、将来の日本の雇用〜「安定」の意味とは?

          3月1日で新卒戦線が本格的に開始しました。 私は約10年前くらいに新卒採用担当者だったこと、さらには現在の仕事にも関係があるということで、定期的にモニタリングしています。 さらに、中途採用市場についても、日々注視している昨今です。特にコロナ禍という前代未聞の市況の中で、どのような動きをしているのかを見ることの意義はこれまで以上に大きいと考えています。 色々と見えたことがありますので、それを書いていきたいと思います。 ただし、直近の動向だけを見ることはせず、長期的視点に立って

          若手求職者の意識から探る、将来の日本の雇用〜「安定」の意味とは?