集中かけこみ寺に、ぼくはなりたい
このノートを書き始めてから、ちょこちょこTwitterで相談が来るようになった。
今日はその中の一つについて。
その子は17歳の女の子。「突然ですが相談に乗ってもらえませんか?」とメッセージが来た。
話を聞くと、今まさに受験勉強の真っ只中らしい。
だがコロナで自習が続き、宿題を継続するよりも慌てて一気にまとめてやってしまっていたことが多かった彼女は、受験まで勉強をしなければいけないと思ってはいるものの、でも机に向かえども全然勉強に集中できなくて、たまたま私のツイートをみて(確かに、Twitterしている時点で集中はできてないのかもしれない笑)メッセージをくれた。
こういう時、ぼくは必ず、今何分間机に向かってるの?を聞くようにしている。
時間を把握しているかどうかで集中の質が大幅に変わるからだ。
時間の把握が集中の質をあげる
本当に勉強していて集中できてるかどうかを気にしている子なら、ほぼ確実に「昨日は何時から始めて、何時に終わって、、、、英語は何時間やって、、、」と思い出して言える子が多い。
件の女の子は「だいたい3〜4時間くらい?」と言っていた。
ツッコミどころ満載である。
3時間と4時間だと大幅20%アップの大バーゲンだし、?マークついてるし。でもだいたいの子がそんなもんだ。何ならぼくだってたまにそうだ。
あれ?この作業何時間やってんだっけ・・・と工程度外視の採算性のないことをやってしまっている。
とりあえずぼくは彼女に、まずは時間を測ってみること、を勧めた。
15分からしっかりと測ること。
以前にも書いたけれど、人間の能力は最大でも90分までしか持続せず、その中でも効果的に継続できるのは15〜25分間だからだ。
本当なら集中力を計測しながら、勉強をするのが客観視できて一番いいんだろうが、そんな計測用の機材なんて都合よく落ちてるわけがない。
・・・落ちてた。
小ネタはさておき結果的にどうなったかというと
迅速な行動には良質な結果が伴う
彼女は次の日にキッチンタイマーを買ったらしい。
最近は100円ショップにもキッチンタイマーを売ってるので、本当にオススメ。100円ショップは消費者の最後の希望の砦だと思う。生産者側には地獄かもだけど。
携帯電話にもタイマーは付いているが、オススメしない。
100%タイマーを使った直後に携帯電話でのアクションに没頭するからだ。
15分集中して〜、1時間Twitterしてインスタ見て漫画読んで〜、15分集中して〜では今までと何ら変わらないただの自堕落マシンだ。
話を戻すと、彼女は毎日15分間をタイマーで測って、その間だけは何があっても話もしないし脇見をしない、その代わり15分経ったらまた5分セットして、その間はTwitterとかをみる!に変えたらしい。
明らかに勉強に集中できている時間は増えたような気がする、といっていた。
でもここで油断してはならない。というか、そんなのは気のせいである。プラシーボ効果でしかない。問題はその先だ。
ここから、さらにその時間を毎日30秒ずつ伸ばしていくように指示を出した。
15分間頑張れたんなら15分30秒は楽チン。
15分間30秒頑張れたんなら16分は楽チン。
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このように毎日伸ばしていくことで、1ヶ月後には30分間集中できるように早変わりだ。(実際には彼女は勝手に1分伸ばしていて、15日足らずで30分を超えていた)
現在、彼女は最終目標を80分にして毎日タイムを伸ばしている。(入試が試験時間80分だからね)
このまま彼女が受験に合格できるまで、たまに声をかけつつ応援していきたい。今回の子だけではなく、何名かは相談を受けている人には同じように声をかけつつぼくも進捗を報告している。
理想ごとではあるけれど、できれば世の中のぼくと同じように集中できなくて困っている人を一緒に助け合いながら生産性の高い、集中力に満ち溢れた生活をしていきたいので。
だから、あらためて。
集中かけこみ寺に、ぼくはなりたい
ということで本日はここまで。
明日も皆さん、集中力に満ち溢れた一日をお過ごしください。
もしお悩みがあればどうぞお気軽にいただければ。
ぼくは押し付けません。一緒にやりましょ、と誘うだけなので。
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