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1993年生/乙女座

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アイドルと多様性と協調性

わたしは昔から協調性のない個人主義者で、学校でもどこでもちょっと浮くし、大人数が苦手だし、ぶっちゃけ家族とか親戚とかにもあまり興味がない。 あと、ジャンルでいえば不思議ちゃんとか電波っていうやつで、とにかく人から理解されづらい。(自分でもよく「主観に不思議ちゃんが設定されてる人生、奇妙だぜ!」と思う) ゆえに、園子温とかアラーキーとか、鬼才とうたわれるクリエイターが大衆から訴えられてるのを見ると「ふつうに生きていたら誰も理解してくれないのにクリエイションをした途端に手のひ

    • CREATURE

      保育園の頃の自分はとてもおとなしい子どもだった。 ずっと人の話をウンウン聞いて、自己主張はしない子どもだった。 家の外の人間がとにかく怖かった。 些細な不快感で突然泣いたり、ルールを破って大笑いしたり、感情的に動く同級生が怖かった。 そういう目立つ子の世話にかかりきりで、わたしのことは見ていないであろう先生も怖かった。 感情表現を咄嗟にできない分、とにかく周りが怖かったのだった。 そして、記憶上では、人生のうちその頃だけモテた。 クラスの男の子二人に挟まれて、交互に膝枕と

      • 世が世なら死刑

        自分はダーク・ファンタジーが好きなんだなと最近自覚した。 自覚したというより受け入れたと言った方が正しいかもしれない。 わたしは昔から若干浮いていて、浮いているのにいじめられないという治外法権的なポジションになりやすかったのだけど、第一の原因は“よくわからないから”だと思う。  昔はどちらかというと賢い子という位置で、絵が得意という一芸もあったので、褒められた記憶はちゃんとあるのだけど妬まれることはほぼなくて「よくわからないけどなんかすごいね」というかんじだった。 人間関係

        • 2021/12/12悪夢

          雨が降りそうで降らなくて、湿度だけが高い。 太陽は分厚い雲に隠れているけど強烈な光は確かに伝わるようなヘンな天気で、辺りはグレーに滲んでいた。 それなりに栄えてはいるがどこか垢抜けない地方都市のような街だった。 最新のカルチャーに追いつこうとする活気は感じるものの、広過ぎる土地を持て余し、ただ大きなショッピングモールとそれに付属する見晴らしの良い駐車場が途切れ途切れに鎮座している。 そこに繁殖し過ぎた鳩のように人が溢れていて、ひとりひとりが自分勝手に動き、まさにウジャウジ

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        記事

          ガールズエンパワメント

          ひらいての映画も見た! 言葉数少なな映画だったので、小説を読まずにジワジワ体感していく方が楽しめたかな…!?と思ったけど、結果としてディティールの説得力に圧倒されて、監督の強い原作愛を感じられたから小説を先に読んだのも損ではなかったなと思った。 文章に映像や音がつけば否が応でも余白が埋まってしまうけど、特に愛と美雪のディティールの詰めかたが凄まじくて、私服のセンス、カラオケでの選曲、下着、使う言葉、母親との関係、なにもかもが雄弁で「この子ってそういう子」と輪郭を象っていた。

          ガールズエンパワメント

          ドメスティック・バイオレンス父

          綿矢りささんの「ひらいて」を読んだ。 個人的に恋愛を原動力として人に迷惑をかけまくる話が好きじゃないので、ゲ〜となるか、それとも純度の高い本気に触れて感動するかどっちかかな?と思っていたのだけど、後者だった。 そもそも読もうと思ったきっかけが映画にHiHiJetsの作間くんが出演するということだったのだけど、彼が昨年末に出演したラジオドラマ『オートリバース』と似たものを切り取っているように感じて、そこもおもしろかった。 この2作をひとりの人で繋いで並べられたというのは貴重な

          ドメスティック・バイオレンス父

          この胸の穴はあなた

          ※オートリバースのディレクターズカット版を聴いた後に勢いのまま書いた感想文が残ってたのでアップします😕 今はもうちょっとクールダウンしてるし、感想も変わってるかも。 HiHi Jetsの猪狩くんと作間くんがラジオドラマをやると聞いて、面白そうだな〜と思っていたらやたら美しいビジュアルポスターが9種も公開されたりして、なんか…大人がマジじゃね?と思ったので心して聴いた。 最初、聴き方がよくわからなくて、ダイジェスト版のようなものを聞いてしまい、それだけでかなりお腹いっぱいな

          この胸の穴はあなた

          赤シャツ②〜珍好玉嫌〜

          先日書いた「赤シャツ」の感想(https://note.com/yuyuyuyu_0901/n/n26f65fea0058)のつづき。 桐山くんのような男らしい容姿の人が「男らしくなりたいなあ」と惨めに泣くさまに"性癖"を感じたという話なのだけど、第一幕は特に桐山くん演じる赤シャツのどうしようもない男ぶりを描いているシーンが多かった。 具体的には、女に言い寄られるとタジタジする。 外ではかっこつけなのに家の侍女には子どものように駄々をこねる。 昔ってよく"女の腐ったの"

          赤シャツ②〜珍好玉嫌〜

          赤シャツ

          先日、池袋のブリリアホールでやっていた舞台「赤シャツ」を見た。 このご時世というのもあってどこかへ赴いて何かを見ること自体が久しぶりだったのだけど、舞台も綺麗で脚本も面白くて、上質なものを摂取したな〜!!と大満足した。 せっかくなので感想をしたためておくけれど、わたしにはこれが良かったとかあれが汚かったとかってアカデミックに舞台を評論する力はないので、自分が思ったことを自分なりに書きます。 ※めちゃくちゃネタバレしています! 「赤シャツ」は、夏目漱石の「坊ちゃん」を坊ち

          赤シャツ

          自己実現

          ねほりんぱほりんのウィキペディアンの回を見たときに思ったこと。 ウィキペディアンとは、膨大な時間とお金をかけて本気でWikipediaに記事を書く人たちのことらしい。 Wikipediaは誰でも閲覧できて誰でも編集できるので、記事を書いても報酬はないし、それどころか筆者の名前は匿名?HNになる?ので直接的な名誉も得られない。 それでも記事を書きまくりインターネットに知識を与え続けるウィキペディアンたちに、MCのねほりん(南海キャンディーズの山ちゃん)は 「今までのゲストには

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          おばけ平気な人

          わたしは結構ホラーが苦手で、どのくらい苦手かというと、中学の頃、夜中にひとりで宿題をしているときに適当に流していたテレビでやりすぎ都市伝説が始まっただけでハラハラと泣いてしまったほどだ。 とにかく雰囲気の時点でもう怖いし、怖くなった時点で途方もないどうしようもなさを感じて泣いてしまう。 ちなみに、ひとりの場合は物音を立てるとおばけに気づかれる気がするからめちゃくちゃ静かに泣く。 (しかし、怖いもの見たさ的な興味はある) そういうわけでホラーが苦手なので、平気な人に会うとどう

          おばけ平気な人

          カタツムリ

          たしか小学5年生のころ。 図工の時間に粘土で好きなものを作りましょうという授業をやったのだが、ひとりずつ完成品を発表するくだりで、わたしの後に発表したクラスメイトが「さっきの子(わたし)と同じ!どっちがパクったの?」と先生に怒られた。 先生は若くて、その1年で退職してしまったと記憶してるので、今思えば先生に向いてなかったんだろうなと思う。 教室はシーンとなってしまって、当時おとなしめの生徒だったわたしはいきなり問題の当事者にされたことにビックリして何も言えなくなってしまっ

          カタツムリ

          暴力団3ない運動

          地元の映画館は作品が始まる前に県警からの啓蒙映像が流れるので、行くたびに"暴力団3ない運動"について聞かされていた。 暴力団3ない運動とは、暴力団を社会から追放しようという旨の運動で、 1、暴力団を利用しない 2、暴力団を恐れない 3、暴力団に金を出さない という3つの"ない"を掲げたものだ。 わたしは、これを見るたびに「1しか無理じゃない?」と思っていた。 暴力団を利用しないというのはわかる。いくらピンチに陥っても利用しないぞ!というブレーキを設ければ良い。 恐れない

          暴力団3ない運動

          花沢さんのハッタリ

          結構前の話というか、たぶん去年の8月末の話なのだが、なんの気無しにサザエさんを見ていたときのことだった。 カツオくんの夏休みの宿題が終わっていないという話で(だから8月末だったと記憶している)、サザエさんに怒られたカツオくんは、なんとかせねばと中島に宿題を見せてもらおうと画策した。 しかし、中島の家へ向かうも、遊びの誘いだと勘違いした中島に「まさか今さら宿題ってんじゃないだろ?」と言われてしまい、気後れしたカツオくんは何でもないと言って逃げてしまった。 公園で遊んでいる同級

          花沢さんのハッタリ

          イルカもですか?

          前に、「地球爆破したいときってあるじゃないですか」と言ったら「ないですよ」と言われ、 「めちゃくちゃ嫌なことあったときとか…」と補足したら「地球関係ないじゃないですか」と返され、 遂に「いやもうぜんぶぶっ●すぞみたいな…」と言ったら「え、イルカもですか?」と言われたことがある。 あのときはいろんなことがマイナスに重なっており、心身ともに不調だったので「当たり前だろ!ていうか今だよ今!●すぞ!」としか思えなかったけど、今考えるとすごく良い返しだなって思う。 イルカもですか?

          イルカもですか?

          LiSA元気過ぎ問題

          とある日、椎名林檎のトリビュートアルバム「アダムとイブの林檎」を聴きながら外をぶらぶらしていた(たしかそのときはZARAにいた)のだが、NIPPONが流れたときに「コレ歌ってる人元気過ぎだろ」と思った。 以前から何度か聴いていたので、そのたびに元気過ぎだろと思ってはいたが、そのときのソレにはもうひとつ気づきが乗っかっていて、それは「これ紅蓮華の人じゃね?」だった。 名前を確認したらやっぱり紅蓮華のLiSAだった。 おそらく、はじめてNIPPONのカバーを聴いたときは、まだ鬼

          LiSA元気過ぎ問題