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【今でしょ!note#98】 自分自身をSWOT分析する

いかがお過ごしでしょうか。林でございます。

昨日に引き続き、自分の人生を会社経営に見立てて運営しよう!シリーズその2です。

今回は、経営のフレームワークであるSWOT分析をうまく使って、クロスSWOTで自分の戦い方、やるべきことを決めていきましょう!という話でした。
SWOT分析は、仕事の中ではよく使うフレームワークですが、自分自身に適用するということはありませんでした。
先日はファイブフォース分析が紹介されていましたが、3C分析や4P分析など、他のフレームワークを自分に適用するのも面白そうです。

このシリーズは、大学の講義を受けて課題をやっている感覚で楽しいですね。

SWOT分析は、「Strength:強み、Weakness:弱み、Opportunity:機会、Thread:脅威」を組み合わせて、それらが交わるところから、自分の特性をどのように活かしたり、弱点を補強するか、を考えるためのフレームワークです。

大学時代は経営学部だったので、一通りのフレームワークを1年生の時に学びましたが、こうやって自分自身に適用したりする授業であれば、もっと身近に感じられるものになると感じます。

また、すべての企業活動やプロジェクトで共通する営みであるので、高校生とか、もっと早い段階で理解してもいいフレームワークでは?とも考えます。

フレームワークに当てはめて満足するだけの作業にならないように、できるだけクロスSWOTであれこれ考えてみたプロセス、気付きを残しておきます。


自分自身のSWOT分析

強み

  • ポジティブ(情熱的で、自然に熱意を人に分け与えることができる)

  • アレンジ(要素と資源を組み合わせて最高の生産性を生み出すことを考える)

  • 最上志向(優れたものを最高レベルに変えようとする)

  • 適応性(想定外の出来事にも冷静に対応できる)

  • 共感性(自分を相手の状況に置き換えて、感情を察することができる)

ここまでは、過去にやってみたストレングスファインダーの上位5つを持ってきました。業務能力としては、これまでの経験から次の通りです。

  • モヤモヤしている状態や、言語化・見える化されていないものを、言葉や図解で表現できる

  • デジタル、システム開発の知見

  • プロジェクトマネジメントの経験

  • 東南アジアでの10年間の仕事経験(英語、コミュニケーション、タフな交渉)

弱み

  • ルーティンの仕事が得意でない(飽きてしまう)

  • 細かい規約や実施要領を読み解く力(雑務処理能力が低い)

  • 手先を使った細かい作業

  • 自営力(自分一人で何かを作って生活できるだけの収入を得たことがない)

  • 細かい計算(あまり楽しいと感じられない)

機会

  • グローバリゼーションの更なる広がり(日本人以外とのコミュニケーション機会の増大)

  • 社会課題が複雑になり、一社、一つの業界でできることが限られ、あらゆる業界間の壁が溶けつつある

  • グローバル企業のマネージャー不足

  • 地方における供給制約

  • 働き方改革の進行、複業の一般化

  • あらゆる分野でのデジタル化

脅威

  • 自然災害リスク

  • 地政学リスク

  • 少子高齢化がもたらすシルバー民主主義

  • 相対的な国力の低下

  • あらゆる分野の人手不足

  • AI普及によるジェネラリストの価値低下

クロスSWOTで自分の戦い方を考える

強み×機会

  1. グローバル事業におけるマネジメント
    英語を使ったコミュニケーションには抵抗がなく、グローバリゼーションの台頭により今後ますます増えるであろう海外の方との仕事においては、あまりハードルなく取り組むことができる。
    また、10年間の東南アジアでのプロジェクトをリードしてきた実績があり、海外現地スタッフ100名以上のチームをマネジメントした経験もあることから、蓄積してきたマネジメント能力を発揮できる職種がある

  2. デジタル領域における専門性
    システム開発では、お客さんとどのような業務改善をするか、という超上流プロセスから参画し、お客さんとのコミュニケーションを通じてありたい姿を定義、見える化し、合意形成を図ることができる。
    また、それをどのように実装していくか、というイメージができるので、仕様書に落として具体化すること、実現の際に課題になりそうなところを早期に検出できる

  3. 新しい分野への突破力
    正解がないこと、知らないことに飛び込むことへの躊躇がなく、変化が多い環境の中でもストレスをあまり感じないため、これまでやったことがないことであっても楽しみながら突破していける。
    新しい業界と接続して価値を発揮したり、自分で企画を作って周囲を巻き込んでいくような仕事を複数掛け持つことで、自分で付き合う人を選び、収入を増やして行くことができる

弱み×機会

  1. 自営経験の蓄積
    このまま定年を迎えた場合、どこかに勤務するという選択肢を除くと自分で生計を立てるだけの稼ぐ力を有していない。若さを武器に戦える今のうちに、自分で稼ぎを生み出す仕組みを作る、ノウハウを持つことで、自営できる能力を磨いておく必要がある

  2. グローバルリーダーに求められるスキル蓄積
    真のグローバルリーダーは、法務・財務・人事・経営企画など、あらゆるスタッフ部門の知識を兼ね備えつつ、現場仕事もできる人。
    私は、常に現場最前線にいるようなキャリアを歩んできて、成り行きではスタッフ部門の知見を得られにくいため、自分で勉強して習得し続ける必要がある

強み×脅威

  1. 国は相対的に弱くなっても、個人の幸せを追求
    今後、地政学的に日本が冷水を浴びたり、シルバー民主主義でデジタル化などの国内生産性の向上がなかなか進まない可能性があるが、「個の時代」がより進むことで、個人の幸せは追求していける可能性も高い。
    海外での仕事を選択できるように準備しておく、盛り上がっている地域分野での実績を地道に積んでおくことで、国の政策や大企業の論理に依存せずに生き抜く力を身につける

  2. AI活用・デジタル活用で新たな価値を作る
    新しい技術を使いこなせる人とそうでない人で、提供できる価値の大きさが変わって行くはず。変化に対する柔軟性の高さを発揮して、新しい技術をうまく道具にすることで、誰かに価値を提供して、自分自身の価値向上を図る

弱み×脅威

  1. 手に職つけないと危ない
    自営経験がないことは、「個の時代」において大きなハンデキャップ。30代後半の時間を使って、自分で自分の家族の生活を成立させるくらいの能力と経験を蓄積していく必要がある。
    また、それに必要な専門性の深化と幅出しへの投資(金銭・時間)を怠らない

まとめ

一旦、思いつくまま上げてみましたが、うまく全体的にやっていくというよりも、自分としてここだ!と思うところに軸足を置く方が有意義だと感じています。

特に、今の自分に最も足りていなくて、自分らしい幸せを追求して行くのに必要なのは「自営経験」です。
供給制約の時代に変わり、正直就職先に困ることはあまりないと感じています。
一方で、誰かに雇われ続けている以上、自分が好きな人をできるだけ選んで仕事をして生計を立てる、というような状況にはなりません。
自分の心の声に耳を向けると、それを拒んでいる自分がいるのを感じます。

だから、とにかく自らの歩みを止めず、「デジタル×グローバル×突破力」のハッシュタグの掛け合わせを強くしながら、自分の理想とする人間関係・環境の中で時間を送っていけるよう、取り組んでいきたいと思います!

それでは、今日もよい1日をお過ごしください。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!

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