円安から円高へと進行した日本経済の実証分析。
昨今の日本経済においては、物価高に追いつかない賃金(実質賃金)の状況なども含めて、その元凶が「円安である」という意見も少なくありません。
2024年に入って34年ぶりの160円台に至ったドル円の為替相場における「円安」への進行は、以下の通り2011年代の円高水準における70円台の最安値から始まっていた経緯を辿っています。
上記の為替変動を踏まえて、以下は、直近で最も円高水準となっていた2011年から2023年までの各年度ごとの「名目GDP」「物価指数」「名目賃金および実質