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経済論議

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円安から円高へと進行した日本経済の実証分析。

昨今の日本経済においては、物価高に追いつかない賃金(実質賃金)の状況なども含めて、その元…

円安による経済成長の恩恵を受けているのは誰なのか~円安経済のデータ分析~

2024年4月29日を境にドル円の為替レートは160円台の水準に入り、1990年以降34年ぶりの円安水準…

ドル建てGDPでは国内の生産量・消費量の変化(国内総生産)は捉えられない。その2

日本で推計しているGDP(国内総生産)は名目GDP、実質GDP、共に「円建て(自国通貨建て)」に…

ドル円の為替変動、円安・円高と物価高・物価安の相関について

-円安が進むと物価が高くなる。 これは紛れもない事実ですが、理論的にも統計的にも、通貨安…

経済(経済学)における「権威」への警告。

経済(経済学)の分野は、数学理論などのように、一見は明確な「真理」がそこに確立されている…

GDPとその推移が「豊かさ」と「経済成長」の指針になる理由。

その国の「豊かさ」や「経済成長」などを論じる際には『GDP(国内総生産)』の数値やその推移…

なぜ円安が日本経済にプラスなのか-近隣窮乏化と経済成長-

-円安は、日本の経済成長にとってプラスになる。 これは歴史的に実証されたデータが存在する客観的な事実です。 そして、これは日本経済に限る話ではなく、自国通貨が「通貨安」になることが、その国の経済成長に寄与するということは、あらゆる国の経済指標(GDP)がそれを実際に裏付けてきた歴史があります。 ですが、円安(自国通貨安)とは、米ドルを筆頭とする外国通貨に対して円の価値が下がっている状況を意味するため『それが自国経済(日本)にとってプラスになる』という話は、直感的には理解

日本のGDPをドル建てで計算しても経済成長とは無関係という話。

-円安によって米ドル建ての日本のGDPは下がっているので日本経済は衰退している。 GDPの推移…

高橋洋一氏vsひろゆき氏の議論を経済成長率・物価指数・賃金水準の推移から読み解く。

元2ちゃんねるの管理人、論破王こと西村博之氏(以下、ひろゆき氏)と経済学者の高橋洋一氏に…

ひろゆき氏vs高橋洋一氏による1ドル300円の円安肯定論争について。

-たとえ1ドル300円まで円安が進んだとしても、政府が「ドル高」で得た為替差益を国民に還元す…