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「効率化」への警鐘

おはようございます。
今日は珍しく朝にnoteを書く時間がとれました。

今日書くお話は、あくまでも個人的な意見です。
ということを先にことわっておいて。

(こう書けば何を書いても大丈夫、というような
免罪符的な使い方をしてもいいのか?と思いつつ)





ここのところ「効率化」という言葉から
離れたがっている自分がいます。

というのも、こういった雨の音や車の音、
空気のしっとりさやひんやりさを感じられるような
余白を持てる人間でありたいと思うからです。

今の「効率化」は「効率化」した先に
じゃあもっと「生産」を増やそう、とか
「効率化」することで増えた時間を
またほかの「仕事」に充てよう、とか
そういう流れが多いような気がします。

いや、もちろんビジネス本には
そこまでは書かれていないのですが、
仕事の効率化が叫ばれるあまりに
みんながその時間を全て仕事に費やそうとしている。

大事なものを失っているような気がするのです。

とはいえ、私が「効率化」という言葉を
毛嫌いしているだけなのかもしれませんが。

仕事を効率化して、たくさんの仕事をこなす人が
人間としての価値が高い人。それって本当に?

そう、疑問を抱いてしまいます。

でも、それはもしかしたら
自分にできない「効率化」をしている彼を
ただひがんでいるだけなのかもしれません。

几帳面で繊細で、完璧主義で。
そんな自分の丁寧さ……はともかく、
遅さをも棚に上げているだけなのかも。

そうだとしたら、情けないですね。(笑)

でも「なにか違う」ってずっと思っている。

効率化はもちろん素晴らしいことで、
今後はきっともっと効率化され、自動化され、
使う側の人間によって善し悪しが変わらないような、
そんな「平準化」される世の中が待っていて。

誰が作っても、ある程度のクオリティのものは
簡単に生み出すことができる時代になっていて。

そこで、自分は何をするんだ?
素直にそう思うのです。

効率化されたその先にあるものは?
そう思ってしまうんです。

だからこそ「効率化」を推し進められる人間に
なったらいいじゃないか、という声も聞こえそうですが。

何だろう、人間性?性格?として
私はその真逆に位置する人間のようでして。

例えば、芸術やアート作品に
「効率化」って求められるんだろうか。

アイディア出しや新しいことへの挑戦に
「効率化」って求められるんだろうか。

あくまでも「効率化」が求められるのは、
その人自身が経験し、その人自身が何度も作業し、
全てを分かっているからこそ「効率化」できるわけで。

何もないまっさらな状態から
「効率化」って生み出せないと思うんです。

でも、それを言うなら、
「効率化」が進むことによって
知識がない人でも簡単に成果物が作れる。

仕組みを分からなくても、
操作方法を覚えてしまえば
簡単に成果物が作れる。

そうなったときに、
「知識がある」「仕組みがわかる」
それって本当に役に立つのかな、とも思います。

だとすると、今まで積み上げてきた
知識や経験ってなんだったんだろう。

そんな状況になったりしないのかな。
うーん、どうなんだろう。

何か書籍で「効率化」について学んだわけでもなく、
ここまで深く「効率化」に考えるのも初めてで。

すごく意見が拙いことは承知の上ですが。
「効率化」のその先にあるものは
一体なんだろう?と思います。

やっぱり人間の存在意義であったり
一人一人の尊厳が問われてくる時代になるのかな。

仕事ができる、効率的に業務をこなせる。
そこに対価が支払われていたのが、
いずれは給料までも平準化されていくのだろうか。

AIや情報技術が国有化されて、
いつぞやの社会主義国家みたいになるのだろうか。

……なんだか、妄想が過ぎましたが!(笑)


私の信念というか、モットーとして
人はみんな違ってていいじゃん。があります。

だからこそ協力して、
お互いが得意なところを任せ合って、
一人では作れないような
クオリティの高いものを創り上げる。

それぞれが「得意な面」を活かして
協力して一つの目的に向かって仕事をする。

そんな働き方に憧れます。

その場合、一人でなんでもできるような
オールマイティな人はもちろんありがたいですが、
それよりも尖った才能があったり、
これについては誰にも負けない!みたいな
意地やプライドがあったり。

そういう人がいると心強いなと思います。

みんな、そうして尖っていけばいいんじゃないかな。
得意なところをどんどん伸ばしていけばいいんじゃないかな。

同じフィールドじゃなくて、
それぞれがフィールドをもって
そのフィールドをがっちゃんこして
どんどんフィールドを広くして。

英語が得意な人がいれば
外国語対応はその人に任せる。
数字に強い人がいれば
経理はその人に任せる。
事務所内でじっとしていられない、
外に出たがりの人には営業を任せる。

そんな風に、適材適所、じゃないけれど
上手く世の中が回ればいいのにな、と思います。


でもそれはきっと、
私が欠けているところだらけだということを
自分で認識しているからですね。

だからこんなことを思うんだろうな。

私の得意ってなんだろう。
私の活かせる才能ってなんだろう。

でも、それを知ることができたなら、
その才能をグンと伸ばせばいいよ!と
誰かが背中を押してくれたなら。

生きづらい人にとって、
この世界が少し生きやすくなるのかも。

そんなことを思ったりしました。

ちなみに、多分にもれず
私もその「生きづらい人」の中の一人、
であることはお忘れなく🐱(笑)

何が書きたいのか分からなくなってしまいましたが、
2,000文字をあっという間に超えてしまったので
今日はこの辺にしておきます。

今日は、4日ぶりに夫が出張から帰ってきます。
会えるの楽しみだな。

仕事は……まだ本調子とはいかなさそうですが、
マイペースでやっていきたいと思います。

いつもたくさんのスキ、コメント、
本当にありがとうございます。

とても励みになっております!
それではみなさまも、良い一日を。


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