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インドの結婚式に参列した話③ Mehendi (メヘンディ)とは?ヘナアートで繋がるパステルピンク空間

美し~い花嫁&花嫁マミーが会場の入り口で暖かなウェルカムをしてくれました。なかなかご挨拶で忙しいのは、日本の結婚式と同様

今回は初日前半のイベント:メヘンディ編です。
会場のインテリアや、参列者とのやりとりで感じるインドのカルチャーやコミュニケーションの特徴など、振り返ってまいります。

初めてご覧頂く方に

インド・デリー(グルガオン)にて、友人の結婚式に参列してまいりました。
あまりに素敵な驚きや感動がたくさんで、シンガポールに戻ってきても、毎日思い出しては楽しくなったりふと気づくことがあったり、興味が深まったりです。
そんな素敵な、2日間にわたるインドの結婚披露宴について、数回でまとめていきたいと思います。
できる限り魅力をお伝えできればと思い、最後までお付き合いいただけると嬉しいです!

前回はこちら:


1.ピンクが基調のかわいらしい会場

会場は、ホテル敷地内の屋外に張ったパステルピンクが基調のテント。

日本の結婚式と違って、受付もなければ席次・司会進行やスピーチや紹介等もなく、自由に会場を出入りしながらのスタイルにびっくりです。
時間ピッタリについたら早すぎたようで、まだコア親族や撮影スタッフしかいないような状況でした。
ひとまずドリンクを頂きつつ。ようやく賑わい始めたのは、定刻から1時間程経ってからでした!

とってもキッチュでかわいらしい…甘かった~…!
オンタイム=早すぎということを学びました!

2.メヘンディとは。。?

メヘンディを乾かしながら、会話が弾むレディたち

初日の前半(日中)イベント、”メヘンディ”。
インドの言葉・ヒンディー語で、「ヘナで肌を染める」「ヘナで肌に模様を描く」ことを意味するそう。ちなみに、メヘンディは女性だけのようです。

メヘンディとは:

邪悪なものから身を守る力や、幸運を呼ぶ力があると信じられており、お祭りやお祝いごとには欠かせない。 結婚式の前日には、花嫁の手足を飾るように模様がびっしりと描かれ、濃く染まるほど嫁ぎ先で幸せになれると言われているのだとか

“ジューンブライド”はない!?インドの結婚式事情/ Mumbai Journal


気付けば、会場の至る所で、円柱形のプラスチック袋に粘土のようなものを詰める物静かな青年たちの姿が。
彼らが実はメヘンディアーティスト(職人さん)たちなのでした。
私も描いてもらうことに。

初のメヘンディ、柄はマンダラ&クジャクで!

”Simple, please! Only palm.(シンプルな柄でお願いします、掌だけで!※甲にも描くのがデフォルトのようだったので)” とお願いしたところ、無言ながら首をかしげて(インド式のYESの頷き)、掌に素敵なマンダラを描き始めてくれました。
全く迷いなく&ミスもなく、集中しながらさらさら、もくもくと描いてくれます。

ふと、隣に座っていた方の模様がかわいかったので話しかけてみると、スマートフォンに好みのメヘンディ柄(クジャク)を保存して、それを描いてもらっているとのこと。
私も片方は同じ柄に変更してもらいました。
突然の変更依頼にも、青年は表情を変えず&首をかしげて(インド式のYESの頷き)、再びもくもくと作業を続けてくれました。
模様をぱっと見ただけで、そのまま描けちゃうのです…

メヘンディアーティストの職人さん。迷いなく、黙々と描いてくれます

なかなか慣れない:<(表情変えず&)首をかしげてのYES>のリアクション

次回以降でもう一度くらい触れさせていただく、自分へのメモ的に、小見出しです。
この青年に限らず、<首をかしげる>リアクション、これはインド式のYESなのです。ここに、笑顔がたまにつくこともありますが、基本は無表情でのリアクションが多く、こちらとしては不安が生まれます。
この先もあらゆる場面で遭遇するのですが、最後まで慣れず、どうしても”大丈夫かなぁ…”と不安を感じずにはいられませんでした。笑

3. 完成!ヘナアートで弾む会話

”前回のメヘンディがまだ残ってて”

両掌のメヘンディが終わるまでの20分程、周りの方と会話をしていて印象的だった話。

・あるインド人女性。最近、周りが結婚式ラッシュだったそう。気候的にも良い時期で、年末~2月ごろが結婚式のハイシーズンなんだとか。つい2週間程前にも結婚式に参列していたそうで、確かにまだメヘンディが残っていました。
手を見ただけで、結婚式(もしくは何かお祝い事)があったことが想像できるなんて。なんだかコミュニケーションの幅が広がった気がしました。

・あるオーストラリア人女性。数日前からインド入りし、市内観光も楽しんできたなかで見た光景がメヘンディ会場でつながった!と感動していました。街中で、少年たちが、紙にひたすら模様を描いている姿を見たそうです。きっと、メヘンディ職人の見習いだったんだ!と。目の前の青年もそんな修行をしてきたのでしょう。。!

完成!素敵なメヘンディ

出来上がりはこちらです。特に説明はなかったのですが、乾燥してきたころ(20~30分後)、手をにぎにぎしたりこすって、ヘナを落としました。
思っていたよりずっと繊細で、素敵な柄で嬉しくなります。
ちなみに、2~3日ほど経つと、かなり色が濃く定着してきます

じゃーん。メヘンディ!右手がマンダラ、左手がクジャク(手首辺りに顔があります笑)

4.気づけば一気に距離が縮まっている会場

初対面でも、掌を見せ合ったり、模様の感想を言い合うだけで、ぐっと距離が縮まるのを感じました。

このメヘンディも素敵!
メヘンディを見せたら、こんな笑顔になってくれました。笑

5.爆音ボリウッドミュージック&ダンスの始まり

少々長くなってしまったので、会場の雰囲気はまた次回まとめられればと思います。

もし、雰囲気を先にご覧になりたいなんて思ってくださる方がいらしたら、以下に、既に投稿しているブログ記事(主に写真)&インスタグラム(唯一動画あり)のリンクをご紹介させていただきます。
Noteでは、文章を主に、心や記憶に残ったエピソードなどをお伝えできればと思っています。

ブログはこちら(お写真めいっぱい)

最後に.Yuuucoh: ご挨拶&普段のSNS活動

ささっと、恐れ入ります。

現在、シンガポールに数年間の予定で暮らしております。
渡航&長年大好きで通っていた近茶流講師修了をきっかけに、趣味の料理アカウントを立ち上げました。少しでも日本の文化や美意識を発信できれば…✨
よろしければご覧頂けると嬉しいです!

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