北野勇作

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小説とか書いてます。 ツイッターの北野勇作100で、 【ほぼ百字小説】やってます。 メールアドレス mpkq83554@iris.eonet.ne.jp

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  • これまでの「今週の【ほぼ百字小説】」4

    これまでの「今週の【ほぼ百字小説】」です。

  • これまでの「今週の【ほぼ百字小説】」3

    これまでの「今週の【ほぼ百字小説】」です。一か月分をまとめてます。

  • これまでの「今週の【ほぼ百字小説】」2

    「今週の【ほぼ百字小説】」を一か月分まとめてます。

  • これまでの「今週の【ほぼ百字小説】」1

    「今週の【ほぼ百字小説】」を一か月分まとめてます。

  • 解題【ほぼ百字小説】

    【ほぼ百字小説】の解題です。

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『ありふれた金庫』全作解説+目次

 【ごあいさつ】  シリーズ百字劇場『ありふれた金庫』の全作解説です。といっても解説というほどのものでもなく、それぞれの百文字をネタにしたエッセイみたいなものだと思ってください。  あくまでも、こんなこと思って書きました、こんな風にも読めます、という程度で、それが正解、とか、こう読むのが正しい、などというものではありません。小説にそんなものはないです。念のため。  これを読んで、そんなふうに書いてるのか、そんなことで書けるのか、そんなのでいいのか、というのがわかって、自分で

    • 最近の【ほぼ百字小説】2024年6月30日~

      *有料設定ですが、全文無料で読めます。 【ほぼ百字小説】をひとつツイート(ポスト)したら、こっちでそれに関してあれこれ書いて、それが20篇くらい溜まったら、まとめて朗読して終わり、という形式でやってます。気が向いたらおつきあいください。 6月30日(日)【ほぼ百字小説】(5302) 小指の先ほどのラッパが落ちている。誰のためのラッパなのかはともかく、吹くためのラッパだろう。ラッパが登場したからには、どこかで鳴らされねばならない。そう考えたところで、前方には見上げるほどのラ

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        • 最近の【ほぼ百字小説】2024年6月18日~6月29日

          *有料設定ですが、全文無料で読めます。 【ほぼ百字小説】をひとつツイート(ポスト)したら、こっちでそれに関してあれこれ書いて、それが20篇くらい溜まったら、まとめて朗読して終わり、という形式でやってます。気が向いたらおつきあいください。 6月18日(火)【ほぼ百字小説】(5277) 次から次へと問題が持ち上がって、もうテレビの中だけで行うことに。もちろんテレビ局にも異存はない。最初からこうしていればよかった。テレビの中で笑っている。視聴者も笑っている。テレビはタダだと思っ

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          最近の【ほぼ百字小説】2024年6月6日~6月17日

          *有料設定ですが、全文無料で読めます。 【ほぼ百字小説】をひとつツイート(ポスト)したら、こっちでそれに関してあれこれ書いて、それが20篇くらい溜まったら、まとめて朗読して終わり、という形式でやってます。気が向いたらおつきあいください。 6月6日(金)【ほぼ百字小説】(5252) 犬くらいの大きさで犬みたいな形の雲が、二階の窓のすぐ外によく浮かんでいた。近所に同じような記憶を持っている者が何人かいるから、たぶんあの雲はいろんな家の二階を行き来していたのだろう。シロと呼んで

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          最近の【ほぼ百字小説】2024年6月6日~6月17日

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          最近の【ほぼ百字小説】2024年5月25日~6月5日

          *有料設定ですが、全文無料で読めます。 【ほぼ百字小説】をひとつツイート(ポスト)したら、こっちでそれに関してあれこれ書いて、それが20篇くらい溜まったら、まとめて朗読して終わり、という形式でやってます。気が向いたらおつきあいください。 5月25日(土)【ほぼ百字小説】(5228) 柔らかい泥を薄い蓋で覆っただけのあの地面の下にはガスが蓄えられ、さらに日光で熱せられた状態で、点火されるときを待っている。当初の予定にはなかった薪までたっぷりと用意された。カウントダウンは続い

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          最近の【ほぼ百字小説】2024年5月13日~5月24日

          【ほぼ百字小説】をひとつツイート(ポスト)したら、こっちでそれに関してあれこれ書いて、それが20篇くらい溜まったら、まとめて朗読して終わり、という形式でやってます。気が向いたらおつきあいください。 5月13日(月)【ほぼ百字小説】(5204) 砂漠のどこかに目に見えない階段があって、それを使えば昇っていけるが、使えるのが猫だけなのは、そもそもこの世界が猫のトイレとして作られたから。トイレに発生した余計なものをどこまで許容してもらえるのやら。  猫もの、というか、神話もの、

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          最近の【ほぼ百字小説】2024年5月13日~5月24日

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          ゴールデンウイークの百字

          【ほぼ百字小説】(5185) 今年こそは過去の自分を掘り出そう。去年はすでに掘られていて、手ぶらですごすご帰ってきた。しかしあんなものを掘り出す者が自分以外にいるとは。もしかしたら未来の自分かも。まあ、それはそのうちわかることか。 【ほぼ百字小説】(5186) 灯台だとばかり思っていたあれが灯台ではなかったと今はっきりしたが、今さらどうしようもなく、ただこうして空の彼方へと消えていくそれを見送るだけ。まあ、前もってわかっていてもどうしようもなかっただろうが。 【ほぼ百字小

          ゴールデンウイークの百字

          最近の【ほぼ百字小説】2024年5月1日~5月12日

          【ほぼ百字小説】をひとつツイート(ポスト)したら、こっちでそれに関してあれこれ書いて、それが20篇くらい溜まったら、まとめて朗読して終わり、という形式でやってます。気が向いたらおつきあいください。 5月1日(水)【ほぼ百字小説】(5179) 路地の中から見える隣町の高いビル、こんな雨の日は上半分が雲に隠れて見えなくなる。見えないのではなく、存在してないのかも。そんなことを思うが、向こうから見てもそんな感じか。いや、晴れてても見えないかな。  うちの近所からは、あべのハ

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          最近の【ほぼ百字小説】2024年5月1日~5月12日

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          最近の【ほぼ百字小説】2024年4月19日~4月29日

          【ほぼ百字小説】をひとつツイート(ポスト)したら、こっちでそれに関してあれこれ書いて、それが20篇くらい溜まったら、まとめて朗読して終わり、という形式でやってます。気が向いたらおつきあいください。 4月19日(金)【ほぼ百字小説】(5155) 入ったのは目撃されており倉庫の出入口はここだけ。ついに機動隊が突入したが、影も形もない。熊はどこへ消えたのか。首を傾げて隊員たちが現場から立ち去ったあと、奥から身ぐるみ剥がれた男が、そいつが熊だーっ。  こういう事件がありましたね、

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          最近の【ほぼ百字小説】2024年4月19日~4月29日

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          桜の百字 2024年版

          【ほぼ百字小説】(5123) 岡持ちを持っている。閉店する中華料理屋のを貰った。妻はそういうものが好きなのだ。そういうものがどういうものなのか私にはわからないが、カレーを入れて近所の公園に持って行き、花を見ながら食べたことがある。 【ほぼ百字小説】(5127) ごろり仰向けになると青空を背景にした満開の桜は水底から見上げた花筏みたいで、でも、いつそんなものを見たんだっけ、と余計なことまで思い出しそうになり、桜の下の死者たちにとめられて慌てて考えるのをやめる。 【ほぼ百字小

          桜の百字 2024年版

          最近の【ほぼ百字小説】2024年4月7日~4月18日

          【ほぼ百字小説】をひとつツイート(ポスト)したら、こっちでそれに関してあれこれ書いて、それが20篇くらい溜まったら、まとめて朗読して終わり、という形式でやってます。気が向いたらおつきあいください。 4月7日(日)【ほぼ百字小説】(5130) 花に擬態した虫たちが、風をきっかけにしていっせいに枝から離れ、宙を舞いながら地面に落下していく。ひと通り終わると、虫たちは訓練された通り幹を登って、再び元の位置に着く。再生可能な桜吹雪と呼ばれている。  お花見真っただ中ですね。花に擬

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          最近の【ほぼ百字小説】2024年4月7日~4月18日

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          桜の百字

          犬街ラジオで読んだ桜の百字。 去年の今頃に書いた桜に関する百字を並べました。 【ほぼ百字小説】(4392) 今年は桜を見る会が開かれる。今年からは地獄で開かれる。いつまでそんなことをやっているのか、という声もあるが、いつまでもやっている。終わりはない。地獄だから。前から地獄でやっていたのだ、という話もある。 【ほぼ百字小説】(4400) しかし暑かったなあ。だいたい花見って毎年、寒い寒い言ってたもんだけど、今日はずっと暑かったよ。日傘をさしてる人もけっこういた。エイプリル

          最近の【ほぼ百字小説】2024年3月27日~4月6日

          【ほぼ百字小説】をひとつツイート(ポスト)したら、こっちでそれに関してあれこれ書いて、それが20篇くらい溜まったら、まとめて朗読して終わり、という形式でやってます。気が向いたらおつきあいください。 3月27日(水)【ほぼ百字小説】(5105) 小雨の中、坂の途中の店へ行く。こんな春の雨の夜には、坂が生まれて急速に成長するはず。そう思って出かけてみると案の定、この前と同じあたりに坂があって、坂の途中にあった店もちゃんと同じあたりに出来ていた。  坂もの、なんて言葉があるかど

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          最近の【ほぼ百字小説】2024年3月27日~4月6日

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          最近の【ほぼ百字小説】2024年3月14日~3月26日

          【ほぼ百字小説】をひとつツイート(ポスト)したら、こっちでそれに関してあれこれ書いて、それが20篇くらい溜まったら、まとめて朗読して終わり、という形式でやってます。気が向いたらおつきあいください。 3月14日(木)【ほぼ百字小説】(5078) 虫たちが蠢き出す季節になって外出は楽になったが、ばらけないように自分を維持するのが大変。まあ虫の集合体という形態を選んだのは自分だし、すぐに慣れていろいろできるようになる。ぼくらはみんなで生きている。  啓蟄も過ぎたし、いよいよ虫

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          最近の【ほぼ百字小説】2024年3月14日~3月26日

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