ストレスが多いとハゲるのは科学的にも本当だったという話
概要
科学雑誌natureに掲載された研究でマウスにわざとストレスを与えると、毛の成長や毛の細胞の成長が止まったらしい。そのため、人間にも同じようなことが人間にも起きているんじゃないかとこの研究では語っている。
①前書き
人間は年を取ると、加齢とともに、しわの数が増えたり、目が見えなくなったり、筋力が衰えたりします。
その中でも、見た目に大きく出てくるのは「髪の量です」
まあ、仕方がないことなのですが、人間の髪も細胞なのですから、抜けたり、劣化もしてきます。
しかし、中には年齢とは関係せず、髪の毛が抜けたり、してしまうことがあります。(通称、ハゲるといわれる現象です)
この現象は、遺伝的にも起きるため、家族にハゲている人がいれば、ハゲる可能性もあるのですが、実は最近の研究で遺伝とは関係なくハゲにかかわることが分かってきました。
その遺伝とは関係ないこととは、ストレスです。
昔から、言われていたことなのですが、ストレスとハゲはどうやら関係があるらしいです。
今回は、そんなハゲとストレスについて調べた研究について紹介したいと思います。
②ストレスとハゲの研究
この研究は2021年に科学雑誌natureで発表された研究で
マウスを使った実験でストレスがハゲに関係するか調査した研究になります。
このnatureの研究ではネズミにわざとストレスを与えたら、毛の成長は止まるのかという実験を行った結果、ネズミの毛の細胞の成長が止まり、毛が抜けやすくなったということを報告しています。
なぜ、ストレスがハゲと関係があるかですが
この研究ではコルチコステロンというストレスに関係するホルモンをネズミに注入させると、ケージの傾きやライトの点滅といった比較的無害なものにまでストレスを感じるようになり、毛の発育が止まったと報告しています。
ここで、なぜストレスが毛の成長を止めてしまったのかをこの研究では調査しており、調査結果ですが、このコルチコステロンというストレスに関係するホルモンは毛の成長にかかわるたGAS6というタンパク質の分泌を阻害する働きがあるため、ストレスによってハゲやすくなったのではと考察しています。
また、ストレスをネズミに与えた状態で、このGAS6というタンパク質をネズミに注入したところ、ちゃんとネズミの毛が生えてきたことから、やはり、ハゲはストレスが原因じゃないかとこの研究では考察しています。
③最後に
ハゲの要因の多くは、遺伝的な要因が多いですが
実はストレスもハゲの要因になるらしいです。
怖いですね。もし、家族や隣人など大切な人が剥げてきたときに、もしかしたら、そのハゲはストレスが原因なのかもしれません。
そのため、剥げてきたら、育毛剤ではなく、まずはストレスを取り除く方がいいかもしれませんね。
以上が、ハゲとストレスの関係の研究でした。
参考文献
最近、youtubeを始めました。
このyoutubeでは人間の様々なことについて紹介するチャンネルを作りました。
最初は面白いものや納得のいくものがうまくできませんが、徐々に改善していっています。
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