豊田 有希|Yuuki Toyoda

熊本市出身。2015年より水俣市在住。 その土地の風土や暮らしを感触として得ていきたい…

豊田 有希|Yuuki Toyoda

熊本市出身。2015年より水俣市在住。 その土地の風土や暮らしを感触として得ていきたいと考え、潜在化する人権や差別など社会問題を根底にもちつつ土地や人物の在り方を同時に表現することを目指す。 www.yuukitoyoda.com studio@yuukitoyoda.com

マガジン

  • PORTRAIT OF MINAMATA

    これは私自身が、水俣の人たちと会い直し、知り直す。そして、新しく会い、知っていく。始め直す企画。  水俣の土地を、水俣病だけのことを指す形容詞で表される特別な土地ではなく、それも含めて、他の土地と同じようにあらゆる人々の営みがある。。過去の否定ではなく、過去から現代に繋がっている。海だけではなく、山の暮らし、川の暮らし、町の暮らし。それらが循環しながら一つの町をつくる。 ​今の水俣を、水俣の人々の肖像を通して土地を表したい。

  • 雑記帳

    雑記帳と題して、ふと思いついたことをメモしていくマガジン。

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PORTRAIT OF MINAMATA 始めます!

【豊田のリハビリ企画 ・PORTRAIT OF MINAMATA 始めます!!】 ※水俣のみなさん、ぜひご協力よろしくお願いします! (水俣の人たちへ広がるようシェアもお願いします!!) これは私自身が、水俣の人たちと会い直し、知り直す。 そして、新しく会い、知っていく。始め直す企画です。 水俣の土地を、水俣病だけのことを指す形容詞で表される特別な土地ではなく、それも含めて、他の土地と同じようにあらゆる人々の営みがあります。過去の否定ではなく、過去から現代に繋がり、海だけ

    • 明日地球が滅びるなら晩御飯は鍋にしよ!ー時間と価値観

      問:あなたが一番大事にしているものはなんですか? 答:「お金」 と、目の前の人が答えたとして、この答えにあなたはどう思いますか? 素直に答えてください。 高校時代、学校外でお世話になっていた先生からあるワークショップに突然誘われた。 ワークショップ、という言葉自体初めて聞く言葉だった。 集まってきた参加者は地域の年配の方が大半で、私(学生)は学生というだけで、そして教員という組み合わせは参加者の中でも一際目立っていた。 優しそうな口調で話す講師は、私たち参加者にわかりやすく

      • "装い"と"獲得"の言語-自分の分析。

        人は当然に影響を受けたり、流される。それが独学のスタート地点だと思う。流されるままに流れてみるのもいいかもしれない。 その内どこかで自分の流れになっていく。 流され続けるのは溺れるので危険。水がないと溺れてることに気づきづらいから、たまに幽体離脱でもして気付ける方法が見つかったらいいかも。 実のところ、8年間ずっと人間不信だったような気がする。 でも黒岩のことはどうにか作品にしたい、とたったそれだけの信念でどうにか保ってきた。体当たり、のように粉骨砕身、とよくわからず勢い

        • 貝を拾ってタダで生きてみようと浜を歩いたら。

          「春三月、村人たちが海岸に下って必ずこのビナを採った。必ずというのは、もしこの時期のビナを採って食べなければ、ヒトはみな巨大なウジムシに変身してしまうと信じられていたからである。」 というのは、最近読み始めた水俣病に関する聞き取り本の一説である。 ちょうど貝を拾いに行ってすぐ後に読み、面白おかしく最後は安堵した。今年はウジムシにならずにすんだらしい。 数日前の午後、ふと思いつきで潮の引いた15時過ぎに貝拾いに出かけた。 熊本と鹿児島の県境にある境川の河口に、いつも散歩で出掛

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        • PORTRAIT OF MINAMATA
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          雑記:「将来の夢は売店のオバチャン」

          もう水俣へ越して八年半。同じ年数バイトしてるコンビニがある。 個人事業主なのに本業の稼ぎが乏しいから、忙しくなったり、急な撮影や関係する所用があると休ませてくれ、仕事がなくなると人手が足りないから多めに働かせてもらっている。 とても扱いづらいわがままなバイトだと自負するが、とてもありがたい。 今晩、レジに来た男の子が多分二十歳近い風貌だけど見たような気がした。 思わず「久しぶり!」と声をかけた。 そうしたらその子は「覚えてましたか?」と返事する。 続いて、「もういくつになっ

          雑記:「将来の夢は売店のオバチャン」

          "嫌い"はどこからやってくる?似たもの同士。

          「なんで父が嫌いなのか?でも似とるとたいね。似とるけん嫌いとよ。」 酔っ払って自宅に帰ったある日、なぜか実家のリビングのテーブルの上に座って、なぜ父が嫌いなのか、仲が悪いのか、独り言をぶつぶつとTVに向かって喋っていた。友人と飲みに行った後、珍しく日が変わる前に帰ったらしい。家族がまだ起きていて、訳のわからないことを喋っている酔っ払いを、呆れながらも温かい笑みでこちらを見ていた母の姿はぼんやり覚えている。 これは「嫌い」の原因をとことん考えた悩ましき年頃の話。 なぜ私は父

          "嫌い"はどこからやってくる?似たもの同士。

          立ち話のフィールドワーク はじめに

          「立ち話のフィールドワーク」と題して、フィールドワーク中の出会い頭に始まる立ち話から教わったこと、気づいたこと。出会ったのが人でなくても、ふらり歩きながら出会う事柄から得た違和感。さらにはそれから発展して会いにいった人や場所、調べたことなど気まぐれに書いてみようと思います。 フィールドワークなんて言っても、民俗学や人類学など勉強したわけでもなく、むしろ大学へもいっていません。写真を独学で始め…というとなんか聞こえはいいですが、大抵独学者は技術的に下手くそだったり、思考的に足

          立ち話のフィールドワーク はじめに

          アーカイブ活動を振り出しに戻って考え直してみた。

          振り出しに戻って考え直してみた。 展示までもう時間もわずかでこんな時に…だが、どうしてもずっと気持ちが悪いままでいる。 一昨日、zoomでではあるが人前で話す機会をいただいた。 1時間半。。私にとっては大きな試練だ…。参加は少人数なのでそう力むことはないが、話すこと自体…しかも1時間半…は辛い。 でも単なる揺らぎよりもはるかに不穏な揺らぎは一度何かを止める必要があるような気がした。体調不良…というメールを半分打ったところで、全部消し、どんな機会であれ、その辛さを実感してでも、

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          なぞの"高校どこ?"文化

          これは熊本に限ったことではなく、地方一般的な話かもしれないし、出身校が基準にされることは今に始まったことではない。 小学生の頃、密かにずっと憧れ続けていたことが2つある。 それは学校までの道のりを友達と登下校をすること。もう一つは週末など休日に友達と遊ぶこと。こんなことに憧れるなんて、おかしな話だろう。 週明けの友人の話を聞くと疎外感を感じなんとなく孤独感を感じてた。 親の仕事の都合で隣町の小学校へ通っていた。約2Kmほどの距離なので歩いて行けないことはない。実際に何度か歩

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