誰かに嫌われている自分を責めた
ふと昔のことを思い出した。
周りの目がこわくなる瞬間がたまにあって。
小学生のころから、わたしは嫌がらせの的になることが多かった。何もしていないはずなのに、影で睨まれ、真実ではない噂が勝手に流れて大きくなっていく。その時、わたしは自分を責めて苦しかった。
自分の何がいけなかったんだろう。
どうやったら受け入れてもらえたんだろうって。
大人になってから少しずつその苦しみから解放されて忘れかけていたけど、大人になっても、同じようなことはたまに起こる。だから、影でうわさ話をしたり、人によって態度を変える人を見るとドキッとしてしまう。
わたしまた何かしちゃったかな?
謝ったほうがいいのかな。
相手に不快感を与えてしまった償いをするように自分のことを何度も責めて、何も手につかないほど落ち込んでしまう。
学生時代はそんな人間関係が怖くなって、少しずつ教室に行けなくなり保健室登校をするようになった。
今はそのこともあってか、新しい環境に入ることがすごく苦手。
同じ空間にいるのに、自分だけ話してもらえなかったり、目を合わせてもらえない。あきらかに避けられている状況をわたしは何度も経験して、トラウマになったから。
きっと同じような感情を抱いたことがある人って多いと思う。
大人になってからは、そんな人とはある程度距離が取れるものだったりするけど、それが難しい場合もあるなぁって最近ふと思って。
ほんと、生きづらかった学生時代。
学校なんてなければよかったって何度思っただろう。
今になっても当時と同じように、怖くてどうしようもない感情になる時は、嫌な過去を思い出してしまう。
心無い人の態度や言葉で、傷つく人が増えないでほしい。
だからわたしは、どんな時も安心して過ごせる場所を作りたいというところに戻ってくる。人がどう思うかを気にしないことも大切だけど、人の目を気にしないようにありのままでいられる環境を作っていくことのほうがもっと大切だと思う。
だって心は繊細で、耐えられないことだってあるから。
心を痛める人が少しでも減って温かい心で過ごすことができるように。
これがわたしの次の原動力になるかもしれない。
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