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№360 総合フィットネスの行方

おはようございます。白石です。

先週、徳島県のニュース記事で「まちけん」の閉鎖がリリースされていました。

徳島や香川のフィットネス産業を昔から支えてこれられた老舗クラブです。

数年前に徳島出店計画があり、幾度に渡り商圏リサーチをしていて実際に店舗にもお邪魔したことがあります。

その時の印象を正直に言うと・・・施設や設備に手が行き届いておらず老朽化が激しい、利用者層がかなり高齢で会員の高齢化が進んでいる、一方でスタジオは活気があり、主婦達を中心にリピーターが多い印象でした。

周りは24時間ジムの出店が続いており、バジェット型も参入してきていた時期だったような気がします。

総合クラブの出店攻勢時期から約25年が経過しました。今後10~15年で契約更新・満了や建替え、施設維持がうまくいったクラブは大規模リニューアルなど大きな意思決定のタイミングが随時訪れます。

その大きな意思決定の要素としてあるのが今回のパンデミックです。

この1年半でも契約満了に伴い閉店、不採算店舗は契約期間を換算して早めの撤退、財務面で厳しいクラブは急な閉店ということが多々ありました。

ですが、少なからず私共のエリアでもスパ周りのリフレッシュや床の全面張替えなど地場クラブで大規模リニューアルをしているクラブもあります。

予測としては、7割は厳しいでしょう。

ということは、継承や閉店ラッシュが発生するということです。

こういった状況の中でどのような戦略を立て対応していくのは、もはや戦国時代といっても過言ではないでしょう。生きるか死ぬかの戦いです。

この時に大事な要素は「情報」です。

中華春秋戦国統一戦や日本での戦国時代の戦(いくさ)には軍による物理的な戦いはもちろんですが、情報を収集する部隊がいます。

この情報の信憑性を基に相手の裏をかく戦略や動きの指示を送ります。

情報があることで準備ができます。

それは社内だけの交流では得られることはありません。得られたとしてもそれは転がってきただけで運の世界になります。

多くの情報網を張り巡らすことで生き残る確率は高くなります。そういったことを意識していきたいと思います。


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