№393 地域スポーツで感じたこと。
こんにちは。白石です。
最近こんなニュースがありました。
青森山田といえば高校サッカーの強豪として有名ですが、クラブユースも交えたプレミアリーグでも毎年上位にいるユース世代チームのトップオブトップです。
今回は準決勝からの登場ですが、それでこの点差ですから・・・
22点って・・・すごいですよ。サッカー経験者からするとあり得ない点差です。
色々な側面から考えると仕方がないことなのかもしれませんが、大会運営側が考え直すきっかになってほしいものです。
勝利を突き詰めてその先のステージを目指しているチームと高校の部活動の一環で打ち込んでいるチームをごちゃ混ぜにして一発トーナメントを各地域からやっていく必要性ってあるんですかね。
例えば、プレミアリーグに参戦している高校は全国大会から登場にする。
各県でレベルカテゴリーを構築して、選手権予選(一発勝負)に参加できるのはこのレベルのカテゴリーと基準をつける。それ以外はリーグ戦を基本としてカテゴリー入替をしていく。
などなど・・・色々と考えれると思うんですよね。
考えれるけど、そこにはできない理由がたくさんあるんだと思います。
仕事も一緒なので理解できます。でもそれを打破するのが仕事だとも言えます。
選手を集めて育成して勝利を目指すのを否定はしませんが、ごちゃ混ぜにするのはどうかと思います。
Jリーグができて約30年、日本サッカーは劇的な進化を遂げてきましたが次なるフェーズに入る時期かもしれません。
学校主体の高校サッカーとJクラブユース、そして地域クラブの活性化がポイントかと。
現状、学校主体の高校サッカーに課題があり多くの強豪校は地域クラブに移行していきながら棲み分けをしていく必要があると思います。
なぜ?青森山田のニュースでこんなことを思ったのかというと、少し前に少年サッカーの大会を見る機会がありました。
そこで行われたのは全国大会に繋がる地域予選です。もちろん一発勝負のトーナメント。日頃のリーグ戦を基にトーナメント表が組まれていますが、結局はごちゃ混ぜトーナメント。参加基準がないのでとんでもない大差の試合が数多く生まれます。
試合をしている子供達の表情は想像がつくと思います。とんでもない大差で勝っているチームはミニゲーム感覚でドンドン点を入れていきます。
入れられたチームはドンドン覇気がなくなり責任の押し付け合いをはじめ、とどめは監督から「最後まで諦めずやらんかー」と怒号が飛ぶ始末。
少子化が進む日本ですが、地方はより顕著です。チームスポーツによってはメンバーが揃うか?という問題も発生してきます。連合チームも少しずつ増えてきています。
何か良い方法はないかなーと考えていた時に青森山田のニュースが飛び込んできたので、全体の構造を変化させなければ難しいのかなと思いました。
スポーツとフィットネスはかなり近い存在です。フィットネスを考える時に切り離すことはできません。
今後、各スポーツの運営構造や仕組みを理解していくことは大切ですね。
そんなことを想っているとセルジオ越後が似たようなことを語っていた・・・目のつけどころは間違っていないと久しぶりに自画自賛の想いが。
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