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映画「タイタニック」の話

名作はいつ観ても色褪せないなと思い知らされた時間でした。

昨晩は十何年ぶりに「タイタニック」を鑑賞。1997年の作品とは思えないくらい、リアリティに満ち溢れ、そこにフィクションが上手く混ざっていて、今観ても全編見応えしかありませんでした。

主演のレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットはこの頃はまだ「誰しもが知る」というよりも「知る人ぞ知る」といった存在だったと思うのですが、目を奪われ続けました。ジャックとローズとして作品の中で生きていて、二人の気持ちに揺れ動かされながらどんどん作品世界に入り込ませてもらいました。

公開当時は主演の2人と、最後の最後まで音楽を奏で続けるカルテット、押し寄せる海水の中ベットの上で最期まで抱きしめ合う老夫婦、甲板がパニックに陥っている中、いつもと同じように2人の子どもにお話を聞かせる母親が印象に残っていたのですが、今回はそこに加えて、敵役のキャルが印象に残りました。公開当時は「嫌な奴」の印象しかなかったのですが、あらためて観たら、全編通して彼の言葉と行動にブレがなく、歪みも含めて終始真っ直ぐな生き様。モノローグで語られる最期も含めてキャルらしいなぁと。応援は出来ませんが、常にその姿を追いかけ続けてしまう存在でした。

派手なセット、派手なシーンに目を奪われがちですが、あらためて鑑賞したら、乗客一人一人の人生をこんなにも丁寧に描いていたんだと驚きました。だからこそ1500人以上が亡くなったという現実に心が締め付けられ、エンドロールでは放心。。。
何度も観て、それぞれの乗客達の人生をもっともっと追いかけたいのに、沈没という絶対に変えられない歴史的事実があるため、真剣に観るには覚悟のいる作品。

また何年かしたらじっくり観ようと思います。その時はどんな発見や魅力に気づけるのかが楽しみです。

今日も周りへの感謝を忘れず、目の前のことを一つ一つ丁寧に。

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