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怒らないために

人気テレビ番組「アメトーーク!」の「読書芸人」で話題になった本書のテーマは、その名の通り「怒らないこと」。怒らないためには怒らなければいい。ただそれだけのことだ――本書の第1章で、著者はこのように述べている。

🌈ジャンル 自己啓発・マインド
🌈著者 アルボムッレ・スマナサーラ
🌈出版社 大和書房 
🌈定価 700円

この言葉に戸惑うのは、要約者だけではないだろう。怒りたくないのに怒ってしまうから困っているのだ、と。それに対して著者は「あなたが怒ったのは、怒りたかったからでしょう?」と言う。

本書には、
「怒ることは愚かなこと」
「怒った人は動物以下」
「自分が絶対正しいということはない」

などといった、怒りっぽい人には受け入れがたい真実が書かれている。だが、こうした真実から目をそらすことなく、自分に徹底的に叩きこむことで、「怒りとは恐ろしいものだから、そう簡単には怒れない」という状態までもっていくことができるのだ。

著者は、怒りがまっ先に破壊するのは自分で、その後に他人を破壊すると書いている。たしかに「怒る」という行為は疲れる。

ふと冷静になったときに「私、なんであんなに怒っていたのだろう」と自己嫌悪に陥ることもしばしばだ。だから誰しも、怒らない人になりたいと願うのだろう。

ある朝、
本書を読んだ後にいざ仕事を始めようとしたら、
同僚の作業が不十分で、
怒りに任せて「しっかり○○してください!」
とメモを書きかけたことがあった。しかし本書の内容を思い出して、「ちょっと冷静になろう」と、そのメモを破って捨てることができた。
そのくらい本書の言葉は強烈で、「怒り」に対する考え方を変えてくれるものである。

⚡️「怒ること」は愚かなことだ。「自分が正しい」という思考を捨て、自分の不完全さを認めれば、怒ることはなくなる。

⚡️怒る人ほど頭が悪いという真理がある。怒りは自分を破壊し、他人を傷つける。怒った状態の人間は、智慧も客観性もない動物以下の存在である。

⚡️怒ってしまった場合は「これは怒りの感情だ」と、自分の内なる感情を観察しよう。怒りがすぐに消えるはずだ。

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