初めてのリーグ戦 練習編
8月の終わり頃。有明テニスの森公園の7番コートに立っている。肌を突き刺すような日差しの中、セミの鳴き声と近くの高速道路を走る車の騒音が止まない。ゆらゆらと陽炎が立つコート上は、照り返しの熱で表面温度は45℃といったところか。テニスシューズを履いていてもその熱が伝わってくる。夏の試合は相手、自分、暑さとの戦いだ。
試合前の開会式はネットを挾み、両校同じように2列で整列をする。前列に並ぶのは試合に出る人たちだ。直立不動で立つ人、気怠そうに立つ人、隣同士で話している人、今か今かと学