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仕事からの解放


ゴミから人間へ

体育会の縦社会で昔からよく言われていることがあります。

『4年生は神様、3・2年生は人間、1年生はゴミ』

聞いたことありますよね。体育会での1年生の立場というか扱いというか。4年生の言うことは絶対で、1年生はゴミのような扱いを受けることから、昔からこのように言われているようです。とにかく1年生の立場が極端に弱いという表現です。
最近はこのようなご時世ですので、先輩からの暴力とかはあんまりないんじゃないかと思いますが。あ、あと飲み会で無理やり飲まされたりとか?それもかなり減っているんじゃないでしょうか。

僕のいた部活は、そうですね。かなりやさしかったのは間違いありません。暴力は当然ありませんでしたし、飲み会で死ぬほど飲まされるとかも僕がいた4年間ではなかったですね。めちゃめちゃパシられるとかはありましたけど(笑)あとはただ部活をやるうえで、準備片付け等は誰かがやらないといけないので必然的に一番下である1年生がやるというのがあるくらいで。まあそれは別に当たり前のここと思いますので、全く”ゴミ”としての扱いという認識はありません。

なんか最近は、コートの掃除とか準備片付けはみんなでやっていると聞きます。それはそれでいいですよね。そもそもですが、コートもボールも全員が使うものなので普通に考えれば全員で準備片付けすべきことで、考えてみればそれが当たり前です。
そうすると体育会らしさがない気がしてしまいますね。”体育会”について僕は、その競技に対しての集団のレベルの高さ、真剣度、練習・上下関係の厳しさなんかがあっての”体育会”と思ってますけど、その考えはきっと古くなっていくんでしょうね。たしかに競技を極めるのに上下関係の厳しさが必要かと言われれば、それはNOですかね。うーん、やっぱり人によって考えや意見はどうしたって違ってくるので難しいですね。あえて言うんなら「厳しさの方向さえ間違っていなければ、より厳しい環境を用意すべき」だと思います。(話に収集がつかなくなりそうなので終わり。)


2年生

そんなわけで晴れてゴミ(1年生)から人間に(2年生)に昇格したわけであります。このタイミングで新しく入ってきた1年生に仕事をバトンタッチします。嬉しいですねぇ(ニヤニヤ)。準備片付けがなくなったので、心にも自分の時間にも余裕が生まれました。自分の感覚としては、ようやくテニスに集中できるようになったんじゃないかと思います。ただ、2年生になってすぐのインカレの予選ではシングルスもダブルスもあまり思うような結果が出なくて少しへこみました。

部には監督、コーチ、その他スタッフがちゃんといるのですが、みなさん普段は大学の職員として仕事をされているので、平日の練習はどうしても部員のみの活動となり、細かい指導はほとんどしてもらえない環境でした。ちなみに全員当部会のOBです。もちろん土日の練習には来ますので、たまに個別に指導してもらえたり、もらえなかったり。高校生までのように、テニススクールのコーチや高校の部活の監督から毎日指導してもらえる環境から一転、大学生になり”自分のコーチは自分自身”となったことで初めはなかなかうまくいきませんでした。でもまあ、それも徐々に慣れていき、自分自身のテニスが進歩するきっかけとなったのも事実です。

新しく入ってきた1年生の中には、インターハイで優勝した選手やジュニア時代に日本代表の経験のある選手がいました。僕も高校生の時はインターハイをはじめ、何回か全国大会に出ましたが、そんな僕から見ても明らかにレベルが違いました。当然、入部当時からこの2人は主力です。すごいです。僕の同期の3人もそうですけど、1年生からリーグ戦に出れるって本当にすごいことですからね。うらやましいとは思いました。

1年時のリーグ戦での同期の活躍や入ってきた後輩に感化され、刺激を受けたことで、2年生になってからは頑張れた場面もありました。やっぱり身近にそういう人がいる環境に身を置けたことは素晴らしいことだし、一緒に練習できたことに関しては感謝しかありません。そのおかげで2年生からは晴れてリーグ戦で全試合出場することができたのですから、なおありがたいことです。



次回

毎週更新はやっぱり大変ですね。現にできてないですし(笑)なるべく期間をあけないように更新していければと思いますので、また見ていただけると嬉しいです。

さて、次回はいよいよ初めて出場した2年目のリーグ戦のエピソードです。めちゃめちゃ緊張したのは言うまでもありません。そして、思いもよらない結果を迎えました。


それでは。



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