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人生

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記事一覧

もったいないの意味

もったいないとは広辞苑によると「そのものの値打ちが生かされず、無駄になるのが惜しい」とあります。うちの母親ですが、もったいないといって大量のモノを溜め込み結局使わずじまいになることが多いのですが、これは本当にもったいないことなのでしょうか?
広辞苑の意味の通りもったいないとは有効に活用されないこと惜しむ言葉です。使わないこと自体がもったいないことなのです。モノを溜め込む人はもったいないという言葉を

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人生という旅と荷物

徳川家康は遺訓に「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。」と言っていますが、人生は荷物を背負って旅をするようなものです。家康の言葉は長い旅だから急いではいけないという趣旨の内容だと理解していますが、そこに一つ加えてみたいと思います。
旅をするときどんなものを持っていきますか?持っていくものは人それぞれだと思いますが、出来るだけ軽く少なくしようとすると思います。必要なものに絞るこ

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一度しか読まない本と何回も読む本

最近本をなんのために読むのかを考えました。
大きく分けて2つだと思います。
一つ目は娯楽として。
小説や週刊誌を読むときがこれにあてはまる場合が多いと思います。
娯楽なので、1度読めば十分です。
二つ目は自分の成長のため。
ビジネス本などが当てはまります。これらの本はなぜが一回しか読まない本と何回も読む本に分かれます。
違いを見てみると前者はテクニックや方法がメインのいわゆるHOW TO本に近く、

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愛読書

私には愛読書が4冊あります。ほとんどの本が1、2回しか読まないのにこの4冊は定期的に何回も読んでいます。読むたびに新たな気づきを得られる本です。
その本とは①般若心経入門(松原泰道)②老子(金谷治)③夜と霧(V.E.フランクル)④7つの習慣(スティーブン・コーヴィー)の4冊です。

これらの本は根本は同じことを書いていると感じています。まだその真髄に至ることはできませんが、そこを目指していきたいと

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足るを知る

老子の言葉ですが、現代の世の中に必要な言葉ではないでしょか?人に必要なものは実はそれほど多くありません。世の中にあふれる多くのものは虚栄心や所有欲を満たすためにあるといってもいいかも知れません。それらに人生を支配されているのが現代人の姿です。それらを手に入れたとしても一時は満足しますが、心を満たすことはできません。なぜならそれらは”自分”ではなく”他人”の価値観のモノだからです。充実した人生を送る

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生前整理という言葉

生前整理という言葉が大嫌いです。私だけかもしれませんが、この言葉には残される人のためというイメージが浮かびます。確かに整理することは大切ですが、それは自分のためにするものであるはずです。

ほとんどの人は生きてきた中で様々なモノを収得した結果、それが増えすぎてしまい大事なモノがあやふやになっています。どうでもよいモノから離れ、本当に大事なモノを明確にしそれに集中するすることで、人生をより豊かにする

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モノの見方というレンズ

どんな人でもメガネをかけています。それはモノの見方という人それぞれのレンズが入ったメガネです。同じものを見ても人によって見え方が違うのはそのレンズの違いによります。そのレンズは見え方だけでなく人によって見えやすいモノも違います。わかりやすいのは良いところが見えるレンズと良くないところが見えるレンズです。人は完璧ではありません。どんな人にも良いところと良くないところが存在します。どちらに注目した方が

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精米と本来の自分

日本酒には吟醸などの種類がありますが、その違いはなんなのか知っていますか?それは使用するお米の精米の具合です。お米を削るほど、香りが華やかになっていくそうです。お米の周りには脂質が含まれており、それにより香りが阻害されるのだそうです。大体50パーセントほど削れば、脂質はなくなるようです。人も生きてきた中で本来の自分というものの外側に余分なものをたくさんつけてきています。それを削って削ってなくなるま

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