見出し画像

“デザイン”とは…

さて,気になるいくつかのブランドの歴史を調べ,哲学や概念を知り,実際に店舗に足を運び品質を確かめ,それらのブランドの理解をより深めたあなた。

あなたの脳は知識に飾られずいぶんとオシャレになっているはずです。

ただ,ここで止まってしまっている方も多くおられます。

服屋さんに1番ウザがられるパターンですw

実生活でもオシャレと言われるあなたを構築していきましょう。

オシャレは自分で決めることではないんです。

それとこの思考法は服だけではなく,音楽,映画,車,ありとあらゆることに通じることだと思います。

ぜひ全てのモノコトに対してオシャレを目指してみてください。

より容姿をオシャレにする実践的なテクニック,思考法はまたまとめさせてもらいます。

ではオシャレの重要なエレメントである“デザイン”とはいったい何なんでしょうか…。

私はデザイン=“無駄”と定義しています。

私たちデザイナーは,無駄な機能,無駄な装飾の足し算引き算を際限なく繰り返し,美しく整えることを生業としています。

無駄

はいw
では美しいデザインとはどんなモノなのでしょうか。

時価総額が1兆ドルを超え,名実ともに世界一のブランドとなった Apple が作り出す iPhone が1番皆さんに身近で美しいデザインと言えるのではないでしょうか。 

無駄を極限まで取り除くという無駄な作業を繰り返した結果のデザインかと思います。

私が初めて買ったパソコンも Mac でしたが,当時は本当にニッチな存在でした。しかしオシャレ心をくすぐるというにぴったりなデザインたちは,技術よりもデザインをとことん突き詰め,今や世界中の人々に欲しいと思わせるブランドへと成長しました。ビジネスモデルとしても非常に美しいストーリーだと思います。(世界一売れているのにカップラーメンじゃない!)

ちなみに,世界で最も覚えやすい CEO とも言われる Apple のスティーブ・ジョブズがいつも着ていた黒のタートルネックですが,実は ISSEY MIYAKE に彼の肩や腕の長さを測ってつくらせた特注品で,何百着も発注していたとか…。

スティーブジョブズ

洗練を突き詰めると簡潔になる。
| レオナルド・ダ・ヴィンチの名言から引用して

との言葉を残している彼のめちゃくちゃこだわって行き着いたスタイルだったんだと思います。普通そうに見えて普通じゃない…。オサレ…。

しかしそのビジネスモデルは SONY に憧れてとの話も有名で,その彼のスタイルも SONY の工場を訪問した時に従業員が ISSEY MIYAKE のデザインしたユニフォームを着ているのを目にし,Apple にもユニフォームが必要だと感じて ISSEY MIYAKE にデザインを依頼することになったからだといいます。(結局社員は誰も着なかったので独りで着ていたw)

かつてジョブズにまで影響を与えた SONY も今では魅力的な製品を作り出せていません。

日本のブランドはデザインよりも技術に重きを置きがちなのが1番の原因なのではと個人的には思います。

もちろん日本の技術は世界に誇れるとても素晴らしいものです。

ただ,直感的に人々に美しい,欲しい,と思わせるデザイン(無駄)も非常に重要なことです。

技術は1日にしてならずですが,オシャレ(GOOD DESIGN)も1日にしてなりえません。

皆さんもいいデザインとは何かを考えていただき,日々の生活,人生をより美しいものにしていってください。

機能だけでは繰り返す昨日…。

私も日本総オシャレ化計画に微力ながらも尽力したいと思います。

碇ゲンドウ


Support me!!!