福祉の仕事について 〜福祉の仕事を考えてる方々へ〜
はじめに
皆さん、はじめまして。
社会人1年目から福祉施設に勤務をし、一度退職するも再び復職し
復職を絶賛後悔して、現在転職活動中の
ブレブレ男の自分が
福祉の仕事の実態・考察をお話しして行こうと思います。
※あくまで個人の見解であり、不適切な表現が含まれるかもしれませんが、ご了承下さい。
特に20代の方で、福祉業界への就職を検討している方の参考となれればと思います。
筆者の経歴&肩書き
・福祉系の大学卒業
・大手障害者福祉法人に就職
グループホームの運営業務を担当
・上場企業に転職。
1年で配属エリアの期待の20代若手NO,1まで上り詰める
マッチングアプリで上位ランカーになる
・新卒入社した障害福祉法人に復職
2箇所のグループホームの運営業務を担う
1.福祉職の年収について
「いきなりかよ!!」
と思われたかもしれませんが、多くの方はまずこれが気になるかと思います。
福祉職の年収ですが、職種や職場によって異なりますが
ざっと250〜450万円となります。
最大値の450万円は、40代でかなり上の役職をもらえると達成できますが
ほぼ無理に等しく
大体は250〜400万円となります。
場所によっては、400万円すら到達できないところもあります。
大体基本給が16〜18万円の所が多く、そこに手当が加算されていく形になります。
よく「夜勤で稼ぐ」
なんて聞くかと思いますが、実際はその通りです夜勤をしないと給料の大幅なUPはまず期待できません。
夜勤手当も職場によるのですが
相場は夜勤1回:3000円〜10000円
となります。
夜勤で稼ぐ場合は一ヶ月の勤務の中で、数回夜勤の日を設けないとまともな収入の増加にはつながりません。
「それなら出世すればいい」
と思う方もいるかと思いますが
福祉業界では、若手の出世はほぼ不可能で
30代後半の中堅職員になるまで昇格は難しいです。
昇格した場合の昇給わずかな所がほとんどです。
20代での平均年収は250〜300万円程と
他の業界と比較すると、かなり低いです。
※社会福祉士や介護福祉士の資格を取った場合は3000円~10000円程が
資格手当として毎月加算されます。
2.主な業務内容
こちらも職場によるのですが大抵の施設だと
9:00~17:00(休憩1時間)のシフトが多く
残業も毎日1~2時間程度あります。
残業代の支給は基本ありません。
※残業代の支給を行なっている法人もあるようですが、9割は無いと考えた方が意でしょう!
業務の主な内容は
利用者さんの生活の支援です!
細かく分けると
・食事の支援
・睡眠の支援
・お風呂の支援
がメインとなってきます。
施設の種類や、法人の方針によって業務内容は大きく変わってきてしまいますが、大体は利用者さんの動作のサポートを行う身体介助を行うことになります。
介助の中には排泄の介助といって、トイレをされた方の拭き取りなどもあり、これをやりたくなくて辞めてしまう方も多いです。
服薬介助といって、利用者さんそれぞれのお薬の管理や、服用される際のお手伝いの業務もあります。
万が一、服用する薬を間違えると、場合によっては人生を狂わせる大問題になります。
・仕事のやりがい
こんなに大変なお仕事でも、やりがいを感じることはあります。
よく聞くのが
【自分が展開した支援が、利用者さんに適しており、利用者さんの行動の幅が広がった!】
という事でやりがいを感じるという話を多く聞きます。
他には、病院などの他事業所とうまく連携をして、ピンチを乗り切った時
などが挙げられます。
・福祉の仕事をするべき人
福祉関係の仕事に向いている人の特徴ですが
1、メンタルが強い
2、円滑にコミュニケーションを取れる
3、他人の事を考えられる
4、お金を気にしない
といった物が挙げられます。
1、メンタルの強さ
利用者さんやその保護者さん、同じ施設の職員から厳しい事をいわれても落ち込みすぎずに切り替えられることが重要です。
2、円滑にコミュニケーションを取れる
利用者さんやその保護者さんは、確実に勤務される人と違う年代になってきます。そういった人たちと適切なやりとりをする際には、ある程度のコミュニケーションが必要となってきます。
※たまに聞く話ですが、職員で一風変わった方がおり、まともなコミュニケーションを取れない場合もあります。
3、他人の事を考えられる
福祉の業界のメインのお仕事は
【利用者さんの生活を支え、より良い人生に導く】
ということになります。
利用者さんが、何を必要としていて、どうすれば良い生活を送れるか真剣に悩める方の事を言います。
4、お金を気にしない
どう努力しても、福祉の業界だと一般的な業界よりも収入が劣ってしまいます。
そういった点をあまり気にされない方にお勧めです。
・福祉の仕事をするべきでない人
今度は逆に福祉の仕事をやらない方がいい人の特徴になります。
1、自分優先な考えの人
2、仕事をやった分だけ評価をしてもらって収入を上げたい方
3、成長意欲が高い人
4、結婚したい人
5、人生の選択肢を多く持ちたい人
ざっとこんな感じでしょうか?
1、自分優先な考えの人
利用者さんが主体となる仕事で、どうしても利用者さんに合わせて業務を進めなければならなくなる為、思いどりに行かない事がほとんどです。
2、仕事をやった分だけ評価してもらって収入を上げたい人
まず、どんなに仕事を頑張っても評価してもらえることはほぼありません。
さらに評価で収入は上がりますが、皆さんのイメージより低く、出世も8年以上勤務しないとできないです。
3、成長意欲の高い人
こういう人は一般企業に行くべきです笑
福祉の業界は働いている職員のほとんどが現状維持を望んでいるため
やる気のある人は煙たがられる傾向が多く、挫折して辞めてしまう人が多いです。
4、結婚したい人
※特に男性
色々と誤解が生まれそうですが、決して結婚できない訳ではないです。
特に男性の肩にあるのですが、福祉の仕事をしている方は女性から選ばれません。
年収が低すぎるイメージを持たれている為だとは思いますが筆者が福祉の仕事をしている際にマッチングアプリでの戦果は
あまり、いい物がありませんでした笑
街コンでも惨敗続きで、転職後に一気に好印象を持たれるようになりました笑
それでも現在、福祉の仕事をしていますが
先日、無事に入籍いたしました!!
なので希望はあります!!
5、人生の選択肢を多く持ちたい人
これはその人の行動によって変化してきますが
いざ、福祉の業界から他の業界に転職しよう!
と思ってもほとんどの会社から書類選考で落とされてしまいます。
※筆者経験あり
それはどんなに福祉の業界で優秀な人でも
福祉の仕事の経験は世間一般的に、需要が低い
という点が挙げられます。
福祉の仕事から他の業界に移ろうとしても、選択肢はかなり狭くなってしまいます。
ちなみに、重要の高い経験は営業経験がある人です。
これから福祉の仕事に就きたいと考えている方へ
ざっくりとした形ですが、福祉の仕事についての情報を上げさせて頂きました。
この記事を読んで頂いた方の中には、福祉の仕事を考えている人もいるとは思いますが
自分から言えることは
他に選択肢があるなら、そっちに行け
となります。
正直、福祉の仕事は、資格がなくても誰でもできるので、いつでも働けます。
特に20代の若い方々は、若い年齢だけで多くの選択肢があると思います。
【福祉はこれから良くなる】
という意見を聞くことがありますが、そんなことはありません。
信憑性の無い考えより、広い選択肢から自分に適した考えを選ぶべきです。
筆者も死に物狂いで転職活動を頑張ります!!笑
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