Yusuke

外資企業のマネージャー、UXディレクター /管理業務やマネジメント、情報設計が好き/e…

Yusuke

外資企業のマネージャー、UXディレクター /管理業務やマネジメント、情報設計が好き/ex.DeNA...EventHub...Cygames.../将来は伊豆を盛り上げたい/株と読書と観葉植物が趣味。フリーランスでのお仕事も募集中です。

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ゲームUI開発でリードUIデザイナーになる3通りの成長軸

一つの職種を続けていると、いつか必ずぶち当たる壁が 自分の成長や方向性、だと思います。(当時の僕もそうでした。) 今まで、 運用や開発に数多く関わらせてもらったり、 学生や新卒教育での経験を通して リードデザイナーの主な質は3通りに絞れると思ってます。 なので、 2×2の簡易マトリクスにしてみました。 今回は①②③について書きます。 ##.1運用タイトルのディレクションリーダー こちらはとてもわかりやすい上に、一番目にするタイプです。 運用タイトルは既にユーザー

    • モチベーションと成功体験は密に補完関係にある。

      僕は「竹を割ったような性格 〜優柔不断を添えて〜」 と、昔から自覚している。 専門学生時代、着る服を決められないのでその日のラッキーカラーと合わせることにしていた。学生寮の食堂で占いを見るのが日課だった。ある日、ラッキーカラーが無い日があった。 そんな事もあるのかと仕方なく自分で決めることにするが、すでに遅刻ギリギリの時間。ここから記憶がふんわりしているが、どうしても決まらなかったのでアウターだけで学校に行った事だけは覚えている。中は着ていなかったので、職質されていたら最先端

      • 2021年、UIデザイナーとしてフリーランスになってみた

        2021年8月、会社を退職。 「確信めいた何かがあるか、先立つものがあるか」 と言われたら全く無く、完全にノープラン。 体調が不安定で、このまま会社にいる方が多方面に迷惑をかけてしまう、という自己判断でした。 話は変わるけど、僕は昔から漠然とした自分ルールを決める事があり、 一度決めたら曲げられなかった。 たとえば散歩中に「来た道と同じところを通らない」と決めたら、どれだけ疲れても遠回りをする。 そうした自分ルールの中に 「30歳になったら、経験や実績を溜める事からお金を稼

        • 2021_0226_DeNA退職エントリー

          思えば最初にDeNAという会社に興味を持ったのは2014年ごろ。 一緒に働いていたエンジニアが優秀で元DeNAだった事と、「ロジカルシンキング」と「デザインの言語化」という大きな潮流の中心にいた会社のイメージでした。 それらは実際にブランディングとして大きな成功を納めていたと思います。 その後、たまたま目にした南場さんの記事で 私もうん十年社会人をやってわかったことが1つありますが、なにか目標が定まったときに、「この人に任せたら絶対できるな。なんとかなるだろうな」とい

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        ゲームUI開発でリードUIデザイナーになる3通りの成長軸

          リモート環境でUIデザイナーに求められたこと

          僕はDeNAという会社でUIデザイナーとして新規のプロダクトを作っています。DeNAには職種やポジションによる上下が無いため、トップダウンではなくボトムアップでのモノづくりを推進。 発言責任・傾聴責任のもと、ディレクターやプロデューサーにもデザイナーとして意見を交わします。 こうして開発を進めていく中で、共通して求められたことが機転の良さでした。 今回は、リモート環境での「機転」について書いていきたいと思います。 1.「機転が利く」とはなにかビジネスの場でよく聞く「機転

          リモート環境でUIデザイナーに求められたこと

          変わる「体験」のかたち

          1.良質なUXと価値の変化ユーザーニーズの「モノ→コト」への変化は定説になりつつあり 10万円のバッグを購入するよりも、10万円を娯楽に使う方が価値の高いものととらえる人が増えました。 1987年に地球温暖化が問われるようになってから30年以上経った2020年、 サステナビリティという言葉が広がり環境問題を意識したモノづくりは必須となり、良いものを作れば売れるという考え方は過去のものとなりました。 DXというキャッチフレーズのもと、日本の経済は進歩の足音が聞こえます。 か

          変わる「体験」のかたち

          0→1も1→10も経験してきた中で、共通して感じること

          001.開発の過程にあるものUIデザインを9年作ってきて、プロダクトの初期開発や1→10のグロースもやってきたので、今でも人気なモノだけでなく消滅してしまったモノもたくさんあります。 その中で、人気だったり開発が順調だったりするプロダクトには、同じようなことを感じていました。 【良いプロダクトになる過程には小さなブレイクスルーがある】 という事です。 0→1では発明に近いUIを作ったり、1→10では今までのリソースを使いまわしつつより改善されたUIを設計したり それぞれ

          0→1も1→10も経験してきた中で、共通して感じること

          言語化と説得力の壁を解消してみる

          001.得意と根拠 カップ麺にお湯を注いで3分待つだけで「ラーメン」を作る事ができますね。 では僕は、得意料理は「ラーメン」と言えるでしょうか? 答えはNOだと思います。 それは、「作ったラーメン」に説得力がないからでしょう。 その説得力というのは、過程への説得力であり、 使った技術という根拠に集約されると思います。 具材を切ったり煮たり、麺を茹でたり、手間や工夫を加えていく。 つまりそれは、切る技術、味付けの技術、etc...を集約させた結果「ラーメンを作る事」が

          言語化と説得力の壁を解消してみる

          いつの間にかビューが3万を超えていたので改めて自己紹介します

          嬉しいことにいつの間にかビューが3万を超えていました! UIデザイナー・UXデザイナーに向けて記事を書き始め、リーダー論や開発についても手を伸ばし始めているので ここで1度、自己紹介をさせて下さい。 【経歴】■UI/UXデザイナー歴9年くらい(リードは7年くらい) ■企画やディレクション、マネージャーなどもやってきました ■基本的に新規開発の0→1や、チームビルディングをしている人です ■UIコンサルなどもやります(お気軽にご連絡ください!) 現在はDeNAという会社で

          いつの間にかビューが3万を超えていたので改めて自己紹介します

          【リクエストnote】優秀なUI/UXデザイナーとは?分析してみました

          Twitterでリクエストをして頂けたので 『優秀なUI/UXデザイナーの定義』について考えてみようと思います! ---------- 優秀なUI/UXデザイナーというのは 『技術』×『??』×『リーダーシップ』 を持ち合わせた方だと思っております。 今回はこの『??』にフォーカスしつつ、『優秀』を言語化して書いていきます。 技術とリーダーに関しては過去の記事も参考にして頂ければと思いますmm ---------- 001.優秀ってどんな人?まず、「優秀」につい

          【リクエストnote】優秀なUI/UXデザイナーとは?分析してみました

          UI/UXデザイナーの学歴とその影響について

          001.学歴ではないが、生まれる差結論から書くと、UI/UXデザイナーは学歴に左右されにくい職種と言えるでしょう。 優秀なポートフォリオ、そして論理的思考力(ロジカルシンキング)があればなれます。 一時期は論理的思考がIT業界で非常に流行して、 ロジカルさや設計力ばかりが求められる時期がありました。 しかし昨今、その流行にも変化がある様に感じます。 というのも『すでに論理的思考は前提となっている』のです。 デザイナーは自身の設計と思想についてチーム全員の前で話す必要が

          UI/UXデザイナーの学歴とその影響について

          横串で意思決定を導く課題解決型リーダーとは

          「親しみやすい」と「仕事を任される」は別軸の信頼で、 『リーダーになる人』はこの両方を兼ね備えている人だと思います。 さらに詳しく言うと『課題解決型リーダー』というのは、 ・背中を押してくれる補助系リーダー ・ついていきたいと思われる先陣リーダー この2つの属性を持っています。 今回は、分布で言うと、ここのリーダーの話をします。 ---------- 01. 課題の吸い上げ開発の現場では常に問題が発生しています。 その解決に奔走するのはリーダーの仕事であり、 大小関

          横串で意思決定を導く課題解決型リーダーとは

          UIデザインの「センスを身に着ける」とは何なのか?を導き出してみた

          何においても仕事や勉強をしていると悩むのが「センス」だと思います。 最近は「デザイナーのセンスに任せる」という言葉をあまり聞かなくなり「デザインはチームで作ろう」という大きな流れが出来た様に感じます。 しかしデザイナーという仕事が無くならないのは、 専門職には専門職なりの求められているものがあるからだと思います。 今回はその「求められているもの=センス」と仮定してアイデアを4分割にして書いていきます。 ---------- ##1.高いニーズのあるUIデザイナーとは

          UIデザインの「センスを身に着ける」とは何なのか?を導き出してみた

          UXデザインが面白いと思えるようになった1冊

          僕がUXデザインを「面白い」と確信を持って勉強することが出来た理由の一つが、この本との出会いです。 ##.融けるデザインという本 渡邊恵太 さん著 融けるデザイン ―ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論 皆さんは、iPhoneのその先にあるTwitterやInstagramを下にスクロールする時、指を画面の下から上に動かした事で画面がスクロールされたという事実を意識したりするでしょうか? きっとしないですよね。 それはiPhoneが指の延長線として連動し、機能し

          UXデザインが面白いと思えるようになった1冊

          UIを作るときの頭の中は、塗り絵みたいな感覚かもって話

          UIデザイナーへの質問で多いもの ・UIってどうやって作るの? ・何から考えるの? ・どう勉強したの? ・アウトプットとインプットってどうしているの? こういった質問をされて来ましたが、結構多いのが表題の 「UIを作るときのUIデザイナーの頭の中が知りたい」 な気がします。 今日も新しいUIを作っていたのですが、 ふと、自分はUIをどういう過程を経て作っているのか追ってみたところ、 塗り絵に近いなと感じました。 仕事は全然終わりませんでしたが、何となく過程は分か

          UIを作るときの頭の中は、塗り絵みたいな感覚かもって話

          「縁」は糸の形をしてた?というセリフとデザインの瞬発力

          「愛」はハート? 「夜」は星空? 「縁」は糸の形? 上記画像は「ブルーピリオド」という漫画の一コマ。 作: 山口つばさ 先生 今回は、 「縁」は糸の形をしてた?という言葉から得る デザインの瞬発力 について書こうと思います! ##1.デザインは構成要素のカタマリ・色、形、構図、モチーフ ・伝えたい事、受け取って欲しい事、見て欲しいもの etc デザインは「構成要素」と呼ばれる要素が組み合わさり 優先度を付けて作成していきます。 以前、UIデザインの記事で 同じ構

          「縁」は糸の形をしてた?というセリフとデザインの瞬発力