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1995.1.17 05:46:51

1995年1月17日5時46分52秒

兵庫県淡路島北部沖の明石海峡を震源として

マグニチュード7.3の兵庫県南部地震が

発生しました。


きょうで、阪神・淡路大震災から27年。


ぼくは当時0歳児で、バブバブしてました。


大阪に住んでいたので

被災者となったわけですが、


バブバブすぎて、当時の記憶はありません。


母親から聞いたのは

今まで経験したことのない大きな揺れで

食器棚からお皿が飛び出てきたと。


これはダメだと思って

ぼくを背負って外に逃げたと言ってました。


そんなことについては、いざ知らず

母親に背負われていたぼくは

絶賛、爆笑してたみたいです。


0から頭のネジが取れていたんだと思います。


ただ、母親が

瞬間的に逃げる判断を下したからこそ

無傷でいることができました。


本当に感謝しかありません。



阪神・淡路大震災での犠牲者は「6,434人


第二次世界大戦後に発生した地震災害としては

東日本大震災に次ぐ被害規模となりました。


近代都市での大地震ということもあり

日本国内のみならず、

世界中に衝撃を与えました。


書きたいことは山ほどあるんですが、

きょうの記事は

ぼくの内なるエネルギーを言語化して

しっかりと刻みたいと思います。


この震災で亡くなった方の死因のほとんどは

家屋の倒壊や家具などの転倒による

圧迫死」でした。


しかも、死亡者の9割以上は

死亡推定時刻が当日の6時までとなっており、

ほとんどが「即死状態」だったんです。



ぼくは、気象予報士になろうと思ったのは

人が死ぬことのない防災

を実現させたいから。


特に気象災害にスポットを当てて

大規模水害や台風被害から

皆さんの生命と財産を守り、

たとえ被災したとしても

逃げるチャンス」がある、


ぼくが死ぬまでに何か一つ

後世に残せるかもしれないと思ったのが

この分野です。


ぼくの空っぽの頭でも

そんなことができるかもしれないと思うのは

天気は、予報できるからです。


災害の予想はできませんが、

天気は予報することができます。


今までの数ある天気事例を紐解いて

これだけの降水量になれば、

こんなことが起こるかもしれない


事前から全てを可視化して

みなさんに訴えかけることができます。


でも、地震は、わからない。


阪神淡路大震災や東日本大地震


誰が予測できたでしょうか。


1995年1月17日5時46分51秒まで

誰もわからなかったんです。


そして、52秒から

世界は変わったんです。


そして、何千人という方は

数分で命を落としてしまったんです。


朝起きて、ご飯を食べて、仕事や学校に行く


この日も、そうなるはずだったんです。


人が死ぬことのない防災


逃げるチャンスがあるから

ドンと提言することができます。


じゃあ、地震の場合はどうするのか?


今回のような大規模噴火は?


少なくとも日本は今後、

南海トラフ

首都圏直下型地震

富士山大噴火


この3つはそう遠くない未来で、

起こり得ることとして取り上げられます。


その全てが起こった時

我々はどのくらい生存しているのか


チャンスがない場合、どうすればいいのか


発災直前後ではどうすることもできないので


やはりコツコツと

日々できること、準備できることを

やっていくしかないんだろうなと思います。


ぼくは、災害で死にたくないので

やることはやります。


自分が住んでいる街

自分が住みたいと思う街

都合上、住まなきゃいけない街


地形にどんな特性があるのか?


どういった災害が起こり得るのか?


被災した場合、

どういう行動を取るのが最適解なのか?


この国に住む以上、この3つは

最低限叩き込んでおかなければならないです。



長々と語ってしまったので

この話を最後にさせてください。


今回のトンガ沖で起こった大規模噴火に伴い


約8,000キロ離れた日本にも

広い範囲で津波が押し寄せてきました。


各地で津波注意報や警報が出て

夜中ではありましたが、

しっかりと避難されたと伺っております。


ここには

東日本大地震の教訓がかなり生きていて

二度と同じようなことを繰り返さないという

メッセージを受け取りました。


一方で

今回の噴火で浮かび上がった課題として

逃げ方」が挙げられます。

特に目立ったのが避難所への「車移動」。


今回は津波ということで、

高台への避難が求められていました。


ただ、高い場所に行くとなれば

上に向かうほど、道は集中してきます。


車の渋滞は起こってしまいますよね。


避難の車移動は極力控えなければなりません。


でも、そうは簡単にいっても


この国は、超高齢化大国なわけですよ。


みんながみんな、

急な勾配を駆け上がることはできないんです。


そもそも、平地が少ない国ですから

高い場所に避難所があることはよくあること。


いくつも難題は出てくるもんですね。


犠牲者を出さないために

もっともっと頭を使わないといけません。



ぼくはまだまだ力不足なので

いっぱい勉強します。





皆さんはどうでしょう?




あなたや、あなたの大事な人を、




守れそうですか?


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